前日の表彰台メンバーでスプリントホセビセンテ・トリビオが勝利、中根英登は再び2位 Jプロツアー「西日本ロードクラシックDay-2」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 日本最高峰のロードレースシリーズJプロツアーの第9戦「JBCF西日本ロードクラシック Day-2」が7月3日、広島県三原市の中央森林公園で行われた。レースは大落車で一時中断するなど波乱含みのなか、ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)が中根英登(愛三工業レーシングチーム)をスプリントで下し、優勝を果たした。また、ポイントトップに躍り出たトリビオは、ツアーリーダーの証「ルビーレッドジャージ」を獲得した。

前日の上位3人が再びゴールで争い、トリビオがトップでフィニッシュした Photo: Shusaku MATSUO前日の上位3人が再びゴールで争い、トリビオがトップでフィニッシュした Photo: Shusaku MATSUO

 前日と同じく、中央森林公園の開催となった西日本ロードクラシック2日目はレース距離が倍の12周147.6kmとなり、獲得ポイントが多いレースレイティング「AA」に設定。9時15分と早い時間のスタートだったが、厳しい日差しと80%の湿度がスタート前から選手たちを苦しめた。頭や首から水をかぶる選手の姿も見られた。

大落車でレースは一時中断

大久保陣(宇都宮ブリッツェン)を先頭に勢いよくスタートを切る集団 Photo: Shusaku MATSUO大久保陣(宇都宮ブリッツェン)を先頭に勢いよくスタートを切る集団 Photo: Shusaku MATSUO

 レースがスタートすると阿曽圭佑(キナンサイクリングチーム)のアタックをきっかけに西尾勇人(那須ブラーゼン)、横山航太(シマノレーシング)で3人の逃げグループを形成。50秒ほどのリードで集団から差を築いた。

 一方、集団ではコース後半の下りで大落車が発生。「約60km/hくらいスピードが出てたと思う」との証言もあるなか、多くの選手が巻き込まれ、中山卓士(ヴィクトワール広島)が大腿骨を折るなど重症を負った選手もいた。

中断前に築いたタイム差を考慮し、50秒早く再スタートを切った阿曽、西尾、横山 Photo: Shusaku MATSUO中断前に築いたタイム差を考慮し、50秒早く再スタートを切った阿曽、西尾、横山 Photo: Shusaku MATSUO

 レースは救護活動がコース上で行われていたため一時中断。選手たちはコースを逆走してスタート地点まで戻り、それぞれがチームピットで破損したパーツの交換や、けがの手当てを行った。

 再開されたのは11時半で、距離が大幅に縮まり、5周回で争われることになった。阿曽、西尾、横山がまずスタートを切り、メイン集団は中断前のタイム差を考慮し、50秒後に再び走り始めた。

 先頭を行く3人は快調に逃げるも3周目に西尾が脱落。残りの2人もメイングループへと吸収され、集団は1つになった。タフなレース展開で約50人まで絞られた集団ではさらに活性化。すると、最終周回にトリビオ、中根、増田成幸(宇都宮ブリッツェン)という、前日の表彰台に上った3人が集団から抜け出しリードを築いた。

気温30℃、湿度80%の高温多湿なコンディションで、補給の動きが活発だった Photo: Shusaku MATSUO気温30℃、湿度80%の高温多湿なコンディションで、補給の動きが活発だった Photo: Shusaku MATSUO
1つの集団のまま最終周回へと入る Photo: Shusaku MATSUO1つの集団のまま最終周回へと入る Photo: Shusaku MATSUO

ルビーレッドジャージはトリビオへ

勝利を確信するトリビオと2日連続の2位に肩を落とす中根 Photo: Shusaku MATSUO勝利を確信するトリビオと2日連続の2位に肩を落とす中根 Photo: Shusaku MATSUO

 数人が追走を行うも、勝負は3人のゴールスプリントへ持ち込まれた。牽制気味に最終ストレートに3人が姿を見せると一斉にスプリントを開始。トリビオと中根が横に並ぶも、トリビオが先着し優勝を飾った。中根は「またかよー!」と叫びながらのゴールとなり、前日の雪辱を果たすことができず、再びの2位となった。

Day-2表彰台。左から2位の中根英登(愛三工業レーシングチーム)、優勝したホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン) Photo: Shusaku MATSUODay-2表彰台。左から2位の中根英登(愛三工業レーシングチーム)、優勝したホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ)、増田成幸(宇都宮ブリッツェン) Photo: Shusaku MATSUO
ピュアホアイトジャージを守った小野寺玲(左)とルビーレッドジャージに袖を通したホセビセンテ・トリビオ Photo: Shusaku MATSUOピュアホアイトジャージを守った小野寺玲(左)とルビーレッドジャージに袖を通したホセビセンテ・トリビオ Photo: Shusaku MATSUO

 優勝したトリビオはポイントランキングでジョン・アベラストゥリ(チームUKYO)を逆転し、ルビーレッドジャージに袖を通した。また、23歳以下のポイントトップ選手が対象のピュアホワイトジャージは小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)が守っている。また、チームランキングは宇都宮ブリッツェンがチームUKYOを逆転し、トップへと浮上した。

Jプロツアー第9戦「西日本ロードクラシック Day-2」リザルト
1 ホセビセンテ・トリビオ(マトリックスパワータグ) 1時間31分21秒
2 中根英登(愛三工業レーシングチーム) +1秒
3 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)
4 吉田隼人(マトリックスパワータグ) +7秒
5 大久保陣(宇都宮ブリッツェン)
6 西村大輝(シマノレーシング) +8秒

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JPT2016・レース Jプロツアー2016

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