與那嶺「夢に描いた現実」女子最高峰ステージレース「ジロ・ローザ」が開幕 プロローグで萩原81位、與那嶺98位

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 女子プロロード世界最高峰のイタリアのステージレース「ジロ・ローザ」が7月1日、開幕した。初日のプロローグ(2kmの個人タイムトライアル)は、リア・キルヒマン(カナダ、リブ・プラントゥール)が優勝した。リオ五輪ロード女子日本代表候補に選ばれた與那嶺恵理(ハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム)は98位、同じく補欠の萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ)は81位だった。

個人タイムトライアルでスタートを切る與那嶺恵理 Photo: Nicolas MARCHE 個人タイムトライアルでスタートを切る與那嶺恵理 Photo: Nicolas MARCHE

 ツール・ド・フランス開幕に先駆けて始まったレースは全10日間の日程。個人タイムトライアルや厳しい山岳ステージを含み、女性版ジロ・デ・イタリアと評される。

●レース後の與那嶺恵理のメッセージ

全日本チャンピオンジャージ姿の與那嶺恵理(ハーゲンス・ベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム) Photo: Manuel FANINI全日本チャンピオンジャージ姿の與那嶺恵理(ハーゲンス・ベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム) Photo: Manuel FANINI

 夢に描いた現実がここにある。いよいよジロローザが始まった。プロローグは2kmのタイムトライアル。今日は気持ちよく流してゴールが出来た。

 このレースに挑むにあたり、武井(亨介)パーソナルコーチと決めた目標は、リオ五輪に向けて全日本選手権の疲れを取りながら徐々にコンディションを整え、体重をこの10日間のステージ中に1kg以上しっかりと落とすこと。過度なリスクは取らずに、安全にレースを進める。

 世界最大の女子のステージレースという割には 会場は非常にこじんまりとしている。北米のレースと比べると圧倒的にレース予算が少なく、不景気を強く感じた。

 それでも出場する選手・チームは世界のトップが集まっている。初日からチームの体制、機材含めて持っているお金、スポンサーの格の違いを見せつけられている。私達はUSAの所属チームであり、ヨーロッパに拠点もないため、レースで成績を出すうえで最低限必要な機材が準備できなかった。

與那嶺恵理の所属チームでは機材が足りず、スタート5分前に車輪を交換して使い回した Photo: Manuel FANINI與那嶺恵理の所属チームでは機材が足りず、スタート5分前に車輪を交換して使い回した Photo: Manuel FANINI

 出場する6人中3人がTTバイクを持っていない。そしてチームにあるディスクホイールはひとつだけ。機材を使い回さないといけない。チームスポンサー外の機材は基本的に使用出来ないため、私が日本で愛用しているホイールは使えない。

 トップチームは、会場に着いたら全選手分のローラーとロードバイクが準備されていて、レース用のTTバイクもディスクホイールにディープリムのフロントが付けられ、完璧な準備がされている。正直、戦う前からディスアドバンテージばかりだ。でも、チームの規模は格差が凄まじいが、選手に与えられているチャンスは平等だ。

 さて、明日からいよいよ1stステージが始まる。全て含めて、今の私がもらえたチャンス。心から感謝して、楽しませてもらおうと思う。

■プロローグ結果
1 リア・キルヒマン(カナダ、リブ・プラントゥール) 2分23秒
2 タリタ・デヨンフ(オランダ、ラボバンク・リブ ウーマンサイクリングチーム) +1秒
3 アンナ・ファンデルブレッヘン(オランダ、ボバンク・リブ ウーマンサイクリングチーム) +1秒
81 萩原麻由子(ウィグル・ハイファイブ) +15秒
98 與那嶺恵理(ハーゲンスベルマン・スーパーミント プロサイクリングチーム) +18秒

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ジロ・ローザ2016 與那嶺恵理 萩原麻由子

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