マナーの見直しに期待大阪の「危険運転」ワースト返上なるか 自転車保険の加入義務化スタート

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自転車保険の義務化に合わせて行われた啓発活動=7月1日午前7時59分、大阪市北区(安元雄太撮影)自転車保険の義務化に合わせて行われた啓発活動=7月1日午前7時59分、大阪市北区(安元雄太撮影)

 大阪府条例に基づく自転車利用者の保険加入義務化が7月1日、スタートした。罰則がなく実効性は未知数だが、「乗車マナーを見直す機会になる」と期待の声も上がる。大阪府は自転車の「危険運転」摘発件数が全国ワースト。条例が不名誉な記録返上につながるかも注目される。

 大阪市阿倍野区の男性会社員(37)は6月下旬、初老の男性が乗る自転車が交差点を斜めに横断し、歩行者とぶつかりそうになるのを目撃。男性は寸前でかわすと、よろめきながら立ち去ったという。会社員は「これが日常茶飯事。府民はいつ自転車事故に巻き込まれてもおかしくない」と話した。

 実際、信号無視やスマートフォンを使った「ながら運転」など大阪の自転車の危険運転の摘発件数は、5月までの1年間で5126件。2位の東京(3581件)を引き離し、全国1位だ。1~5月の自転車と歩行者の事故は123件で、前年同期比8件増だった。

財布のひもが固い「大阪人」

 新たな条例は、府内で自転車を利用する全ての人に損害賠償保険などへの加入を義務づけ、未成年者の場合は保護者に加入義務を課している。保険料は月数百円程度だが、罰則は見送られ、財布のひもが固い「大阪人」の加入が進むのか疑問視する声もある。

 ただ、全国に先駆け、昨年10月に自転車保険への加入を義務化した兵庫県では、1~5月の自転車が絡む事故は前年同期比215件減の2335件にとどまっている。県の担当者は「事故を起こせば条例違反も発覚するので、事故の抑止効果があるのではないか」と分析している。

◇         ◇

162人中106人が加入

 大阪府警大淀署は1日午前、大阪市北区天神橋の交差点で条例の啓発キャンペーンを実施した。

 通行人に保険加入の有無も尋ねたところ、162人中106人が加入していたという。同府吹田市の会社員、山本裕也さん(36)は「2年前に自転車を買ったとき加入した。毎日通勤で乗っており、全員が入ってくれれば安心」と話した。同署の寺岡幸彦交通課長は「マナー向上のきっかけにしてもらいたい」と加入を呼びかけていた。

産経WESTより)

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