title banner

ツール・ド・フランスを楽しむ4ステップ<番外編>22チームが栄冠を目指すツール、その頂点に立つのは? 3媒体が大胆予想

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
  • 一覧

 自転車ロードレースの祭典、ツール・ド・フランスがいよいよ開幕する。出場22チームによる全21ステージのドラマの始まりだ。最高の栄誉である黄色い総合リーダージャージ「マイヨジョーヌ」は一体、どのチームが手するのか? 連載「ツール・ド・フランスを楽しむ4ステップ」は番外編として、Cyclist編集部、スカパー!、J SPORTSの3媒体による大胆予想をお届けする。全ステージを網羅するスカパー!の生中継とあわせてお楽しみいただきたい。

hyo_001

hyo_002
hyo_003
hyo_004

※ツール専用のチーム名やジャージを使用する場合もあります
※※所属選手の昨年の個人総合順位(1位~6位)

総合優勝はチームの勝利

マイヨジョーヌを着るクリストファー・フルームの総合優勝を祝い、そろってゴールするチーム スカイの選手たち =ツール・ド・フランス第21ステージ、2015年7月26日 Photo: Yuzuru SUNADAマイヨジョーヌを着るクリストファー・フルームの総合優勝を祝い、そろってゴールするチーム スカイの選手たち =ツール・ド・フランス第21ステージ、2015年7月26日 Photo: Yuzuru SUNADA

 ツールにおいて、チームの「勝ち」を定義するのは容易ではない。ここではあえて、「個人総合優勝者」つまり21ステージ・3516kmを最速タイムで駆け抜けた選手を擁するチームを勝者とみなし、予想したい。

 連載第2回目で解説したように、最終ステージでマイヨジョーヌの栄冠に輝くためには、絶対的なエースとそれを支える優秀なアシスト選手らの働きが欠かせない。エースの総合優勝は、まさにチームの力の表れなのだ。

スカイの懸念材料?

 そう見た時に、頂点に最も近いとの評されるのがイギリスの「チーム スカイ」。英衛星放送事業の「スカイ UK」がスポンサーをするチームだ。2013、15年王者のクリストファー・フルーム(イギリス)が2年連続3度目の総合優勝を狙う。アシスト勢も極めてハイレベルで、フルームを平地でも山岳でも強固に守り抜く。チーム力の高さは抜群だ。

2年連続3度目の総合優勝がかかるクリストファー・フルーム =ツール・ド・フランス第18ステージ、2015年7月23日 Photo: Yuzuru SUNADA2年連続3度目の総合優勝がかかるクリストファー・フルーム =ツール・ド・フランス第18ステージ、2015年7月23日 Photo: Yuzuru SUNADA

 ただ、そんなスカイにも懸念材料がある。今年のコースには、短距離を独走で競う、個人タイムトライアル(TT)が2回登場する。フルームはTTが得意だが、今年のTTは比較的上りが多い。つまり、ライバルとの差がつきにくく、逆にリードを奪われる恐れがある。また、重要なアシスト役だったリッチー・ポート(オーストラリア)が「BMC レーシングチーム」に移籍したことも気になる。

「打倒フルーム」の筆頭格

ツール・ド・フランス初優勝を目指すナイロアレクサンデル・キンタナ =ツール・ド・フランス第14ステージ、2015年7月18日 Photo: Yuzuru SUNADAツール・ド・フランス初優勝を目指すナイロアレクサンデル・キンタナ =ツール・ド・フランス第14ステージ、2015年7月18日 Photo: Yuzuru SUNADA

 そこで注目されるのが、スペインの「モビスター チーム」だ。過去に2回、フルームに次ぐ総合2位を経験した若きエース、ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア)は「打倒フルーム」の筆頭格。これをエース級のベテラン、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)がサポートする。

 キンタナはTTは得意ではないが改善を見せていて、上りでは群を抜く強さを誇る。チームにとって、まさにチャンスの年といえよう。

 一方、アメリカを拠点とする「BMC レーシングチーム」は、エース2人を軸とする「ダブルエース」で臨むとみられる。今年はスカイからポートを新たに採用。昨年総合上位につけながら大会終盤のステージでリタイアしてしまったティージェイ・ヴァンガードレン(アメリカ)と強力なタッグを組む。状況に応じエースとアシストを切り替えられるポートの強みを生かし、勝利を引き寄せる可能性は十分にある。

エースとしてBMCレーシングに加入したリッチー・ポート =ツアー・ダウンアンダー第5ステージ、2016年1月23日 Photo: Yuzuru SUNADAエースとしてBMCレーシングに加入したリッチー・ポート =ツアー・ダウンアンダー第5ステージ、2016年1月23日 Photo: Yuzuru SUNADA
7年ぶりの総合優勝を狙うアルベルト・コンタドール =ツール・ド・フランス第17ステージ、2015年7月22日 Photo: Yuzuru SUNADA7年ぶりの総合優勝を狙うアルベルト・コンタドール =ツール・ド・フランス第17ステージ、2015年7月22日 Photo: Yuzuru SUNADA

ティンコフの大胆戦術

 投資銀行「ティンコフバンク」が単独でスポンサーを務めるのがロシアの「ティンコフ」。7年ぶりのツール王座奪還を目指すアルベルト・コンタドール(スペイン)を擁し、横風を利用してライバルたちを置き去りにする分断作戦など、時おり大胆な戦術を見せる。

 コンタドールの積極的なアタックは大いにレースを盛り上げてきたが、直後に失速することも。ティンコフは、チーム スカイやモビスター チームに比べるとアシスト陣が手薄とも指摘され、不安がぬぐえない。

 他にも総合上位にからみそうなチームとしては、カザフスタンの「アスタナ プロチーム」、地元フランスの「エフデジ」、「アージェードゥーゼール ラモンディアル」などが名を連ね、それぞれ若きエースらの活躍が期待されている。

ツール・ド・フランスに初出場するファビオ・アール =クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ第6ステージ、2016年6月11日 Photo: Yuzuru SUNADAツール・ド・フランスに初出場するファビオ・アール =クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ第6ステージ、2016年6月11日 Photo: Yuzuru SUNADA
フランス人選手のティボ・ピノー(右)とロマン・バルデ =クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ第6ステージ、2016年6月11日 Photo: Yuzuru SUNADAフランス人選手のティボ・ピノー(右)とロマン・バルデ =クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ第6ステージ、2016年6月11日 Photo: Yuzuru SUNADA

 以上、「個人総合優勝」を軸に上位チームを予想したが、ツールの勝敗はこれだけではない。1日ごとの勝者を決める「ステージ優勝」スプリンターたちが競い合う「ポイント賞」、山岳の通過順位で争う「山岳賞」などがあり、各チーム・選手はより多くの勝利や名誉をつかむため、ステージごとに狙いを切り替えながらレースに挑む。今年もまた、数々のドラマが生まれる。

スカパー!でツール・ド・フランスを独占生中継

タイトル :ツール・ド・フランス2016
放送日時 :7月2日(土) ~ 7月24日(日)
チャンネル:J SPORTS 4(BS245)

全21ステージ独占生中継!

今なら新規ご加入者は、加入料0円! 
7月31日(日)お手続き完了分まで
※ご契約の際は月額基本料421円が別途かかります。

詳しくはこちら

300x100_spt

この記事のタグ

ツール・ド・フランス2016 ツール・ド・フランスを楽しむ4ステップ

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

サイクリストTV

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載

連載