ツール・ド・熊野2016 プロローグ開幕告げる短距離個人TTは阿部嵩之が勝利 宇都宮ブリッツェンがワンツー達成

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 今年で18回目を迎える「ツール・ド・熊野」(UCIアジアツアー2.2)が6月16日、和歌山県新宮市で開幕した。初日はプロローグで0.7kmの個人タイムトライアルが行われ、阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン)がトップタイムとなる51秒00のタイムで優勝。個人総合時間賞首位のリーダージャージを獲得した。

ツール・ド・熊野プロローグの短距離TTを制した阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) Photo: Syunsuke FUKUMITSUツール・ド・熊野プロローグの短距離TTを制した阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) Photo: Syunsuke FUKUMITSU

大久保陣が0秒14差で2位

 ツール・ド・熊野は、2004年にユネスコ世界遺産に登録された「紀伊山地の霊場と参詣道」に含まれる熊野地域を舞台に、6月19日までの4日間のステージレース。初日のプロローグ以降は、周回コースを使ってのロードレースを3ステージ設ける。例年5月下旬に開催されていたが、今年は時期を移しての開催となっている。

 プロローグは、市田川沿いを「コ」の字に走るレイアウト。700mと、1分前後のレースタイムとなるだけに、スタートで一気にスピードに乗せ、2カ所の直角コーナーをいかにスムーズにクリアするかが勝負のカギ。早朝から降り続いた雨は、午後になり雨脚が強まり、慎重さとバイクテクニックが要求された。

 そんな中、阿部が最速タイムをマーク。2位には0秒14差で大久保陣と宇都宮ブリッツェン勢が独占。3位にはジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO)が入った。

0秒14差の2位となった大久保陣(宇都宮ブリッツェン) Photo: Syunsuke FUKUMITSU0秒14差の2位となった大久保陣(宇都宮ブリッツェン) Photo: Syunsuke FUKUMITSU
0秒17差で3位のジョン・アベラストゥリ(チームUKYO) Photo: Syunsuke FUKUMITSU0秒17差で3位のジョン・アベラストゥリ(チームUKYO) Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 初日を制した阿部は、オープニングセレモニーと併催された表彰式で総合首位の証であるリーダージャージに袖を通した。インタビューでは「できる限りリーダージャージを守りたい」と力強く答えた。

ワンツーフィニッシュを喜ぶ阿部(左)と大久保。続く第1ステージは阿部が総合首位のイエロージャージ、大久保が繰り上げでポイント賞のグリーンジャージをまとう Photo: Syunsuke FUKUMITSUワンツーフィニッシュを喜ぶ阿部(左)と大久保。続く第1ステージは阿部が総合首位のイエロージャージ、大久保が繰り上げでポイント賞のグリーンジャージをまとう Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 17日は、赤木川近くの16.3kmの周回コースで第1ステージが行われる。7周回、114.1kmで争われ、細かなアップダウンこそあるが、スピードに富んだレースになると予想される。特に、スタート・フィニッシュ地点の手前約1kmに設けられるKOM(山岳ポイント)は、道幅が狭い激坂となっており、最終周回での熾烈な勝負は最大の見どころとなりそうだ。

プロローグ(0.7km個人TT)結果
1 阿部嵩之(宇都宮ブリッツェン) 51秒00
2 大久保陣 (宇都宮ブリッツェン) +0秒14
3 ジョン・アベラストゥリ(スペイン、チームUKYO) +0秒17
4 福田真平(愛三工業レーシングチーム) +0秒90
5 ポール・ヴァンデルプローグ(オーストラリア、ステイト・オブ・マター/マープ) +1秒73
6 吉田隼人(マトリックスパワータグ ) +1秒91
7 大塚航(シエルヴォ奈良) +2秒05
8 下島将輝(那須ブラーゼン) +2秒32
9 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、チームUKYO) +2秒43
10 シュー・シャンピン (台湾、アクションサイクリングチーム) +2秒50

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UCIアジアツアー ツール・ド・熊野2016

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