クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ2016 第3ステージツール制覇を目指すアールが14kmの逃げ切り勝利 下りと平坦区間を独走

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 フランスが舞台のステージレース「クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ」(UCIワールドツアー)第3ステージが6月8日に開かれ、ファビオ・アール(イタリア、アスタナ プロチーム)が終盤の平坦区間を独走しステージ優勝を飾った。アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)は総合首位を守り、別府史之(トレック・セガフレード)は134位でゴールしている。

14kmの独走でステージ優勝を挙げたファビオ・アール Photo: Yuzuru SUNADA14kmの独走でステージ優勝を挙げたファビオ・アール Photo: Yuzuru SUNADA
表彰式で満面の笑顔を見せたファビオ・アール Photo: Yuzuru SUNADA表彰式で満面の笑顔を見せたファビオ・アール Photo: Yuzuru SUNADA

 終盤の2級山岳をきっかけに生まれた逃げ集団から、残り14km、アールが単独で飛び出した。ゴールまでは下りと平坦の区間を残すだけ。集団の姿がすぐ後ろに見えるような、10秒にも満たないタイム差のまま、アールの粘り強い独走が続いた。

 2015年のブエルタ・ア・エスパーニャ王者のアールだが、今大会ではここまで1分32秒差の総合32位と振るわない成績。優勝候補の一角として挙げられているツール・ド・フランスに向けコンディションが疑問視されるなか、それを振り払うような攻撃的な走りを見せた。

 アールの独走が10km以上続き、残り2km、1kmと、10秒以上のタイム差をキープ。集団はスプリンターたちが前方に陣取っているが、アシストが残っていないチームも多く、ペースが落ちていた。それでも残ったアシストたちの牽引により集団が迫るなか、アールも差を確認しながら踏み続ける。勝利を確信したアールは両手を高く突き上げ、フィニッシュラインに飛び込んだ。

スペシャルカラーのバイクで走るアルベルト・コンタドール Photo: Yuzuru SUNADAスペシャルカラーのバイクで走るアルベルト・コンタドール Photo: Yuzuru SUNADA

 集団ではスプリンターたちが最後の追い上げを見せたが、アールを捉えるには距離が足りず、2秒差でゴール。先頭を取ったアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、チーム カチューシャ)は勝機を逃し悔しそうな表情を見せた。

 総合首位のコンタドールは、残り4kmでトラブルによりチームメイトとバイクを交換。一度は遅れたものの集団に復帰し、リーダージャージのマイヨジョーヌをキープした。

第3ステージ結果
1 ファビオ・アール(イタリア、アスタナ プロチーム) 4時間13分43秒
2 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、チーム カチューシャ) +2秒
3 ニッコロ・ボニファジオ(イタリア、トレック・セガフレード)
4 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、エティックス・クイックステップ)
5 エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー、ディメンションデータ)
6 サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・アルゴン18)
134 別府史之(トレック・セガフレード) +8分37秒

個人総合
1 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ) 13時間13分10秒
2 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +6秒
3 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) +13秒
4 ダニエル・マーティン(アイルランド、エティックス・クイックステップ) +21秒
5 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、エティックス・クイックステップ) +24秒
6 ヘスス・エラダ(スペイン、モビスター チーム) +27秒
149 別府史之(トレック・セガフレード) +28分25秒

ポイント賞
1 ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス ソリュシオンクレディ)

山岳賞
1 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)

新人賞
1 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、エティックス・クイックステップ)

チーム総合
1 チーム スカイ

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UCIワールドツアー クリテリウム・ドゥ・ドーフィネ2016

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