ランプレ・メリダなど8チームを紹介新城幸也は昨年モデルを使用 ツアー・オブ・ジャパン2016バイクチェック<前編>

by 米山一輝 / Ikki YONEYAMA
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 6月5日に閉幕した日本最大のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ) 2016」では、全16チームがバラエティに富んだバイクでレースに挑んだ。各ブランドのトップモデルが並ぶその様は自転車ファン垂涎の的だ。伊豆ステージのスタート前に撮影した写真をもとに、各チームの使用するバイクを2回に分けて紹介する。。

ランプレ・メリダ

新城幸也(ランプレ・メリダ)のメリダ・リアクト Photo: Ikki YONEYAMA新城幸也(ランプレ・メリダ)のメリダ・リアクト Photo: Ikki YONEYAMA

 伊豆ステージを制した日本のエース、新城幸也が使用するのはメリダ・リアクト チーム。奥に見えるダヴィデ・チモライ(イタリア)も同じリアクトだがカラーリングが異なり、新城のバイクは2015年モデルであることがうかがえる。同バイクは移籍当初のインタビューでも登場しており、チームから冬場のトレーニング用として渡されたもの。新城が2月のカタールで大腿骨を骨折して戦線を離脱し、ヨーロッパに行くことなくTOJまで過ごしたため、そのまま使い続けていたと思われる。

 TOJには新城用に2016年モデルのリアクトも持ち込まれ、レース前日のライドイベントでは2016年モデルに乗る新城の姿が確認できるが、TOJ本戦では合宿などで乗り込んだ2015年モデルを使用した。

NIPPO・ヴィーニファンティーニ

小石祐馬(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)のデローザ・SKピニンファリーナ Photo: Ikki YONEYAMA小石祐馬(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)のデローザ・SKピニンファリーナ Photo: Ikki YONEYAMA

 ロード全日本チャンピオンの窪木一茂が所属するNIPPO・ヴィーニファンティーニは、デローザのプロトスとSKピニンファリーナを使用する。SKピニンファリーナはその名の通り、フェラーリなどのデザインで知られるピニンファリーナと共同開発を行った最新モデル。風洞実験で空力性能を上げつつ軽量化、また高剛性化が図られている。鮮やかなチームエディションのバイクは今年2月に実戦投入されたものだ。一方、窪木には日本チャンピオンカラーのプロトスが用意される。

シマノレーシングチーム

入部正太朗(シマノレーシングチーム)のジャイアント・TCRアドバンスドSL Photo: Ikki YONEYAMA入部正太朗(シマノレーシングチーム)のジャイアント・TCRアドバンスドSL Photo: Ikki YONEYAMA

 近年、若手中心のチーム構成で次世代育成に取り組んでいるシマノレーシングチームは、ジャイアントのTCRアドバンスドSLを使用する。昨年フルモデルチェンジを果たし、高い剛性やハンドリング性能はそのままに、大幅な軽量化と快適性アップを実現。上りで勝負するライダーの強力な武器となる、オールラウンドレーサーだ。東京ステージで4位に入ったキャプテン、入部正太朗のバイク。

ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT

ダニエルアレクサンデル・ハラミリョ(コロンビア、ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)のウィリエール・ゼロセッテ Photo: Ikki YONEYAMAダニエルアレクサンデル・ハラミリョ(コロンビア、ユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCT)のウィリエール・ゼロセッテ Photo: Ikki YONEYAMA

 海外チームのうち、トレンガヌとユナイテッドヘルスケアはウィリエールのバイクを使用。南信州ステージを制したダニエルアレクサンデル・ハラミリョ(コロンビア)が使用するのはゼロ・セッテで、ウィリエール史上最も軽量なロードフレームだという。

 山岳を得意とする超軽量バイクだが、平地や下りなどオールラウンドに対応する。カラーリングはチームカラーだが、市販モデルにもラインナップされている。

トレンガヌ サイクリングチーム

ダニエル・ホワイトハウス(イギリス、トレンガヌ サイクリングチーム)のウィリエール・チェントウノSR II Photo: Ikki YONEYAMAダニエル・ホワイトハウス(イギリス、トレンガヌ サイクリングチーム)のウィリエール・チェントウノSR II Photo: Ikki YONEYAMA

 新人賞を獲得したダニエル・ホワイトハウス(イギリス)らトレンガヌは、ウィリエールのチェントウノSR IIを使用。オールラウンダーなエアロロードバイクで、カラーは通常市販されるブラック/レッド。直線的に曲げられたトップチューブのアーチ形状が特徴的だ。

チームUKYO

中井唯晶(チームUKYO)のガノー・ジェニックスR1 Photo: Ikki YONEYAMA中井唯晶(チームUKYO)のガノー・ジェニックスR1 Photo: Ikki YONEYAMA

 オスカル・プジョル(スペイン)が個人総合優勝を獲得したチームUKYOは、ガノーのフラッグシップ、ジェニックスR1を使用する。ホイール、ハンドル、ステムなどのスポンサーは3Tだ。フレームはチームカラーにスペシャルペイントされている。コンポーネントはシマノの電動デュラエースを採用。

タブリーズ シャハルダリ チーム

ミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリーズ シャハルダリ チーム)のミュール・DB2 Photo: Ikki YONEYAMAミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン、タブリーズ シャハルダリ チーム)のミュール・DB2 Photo: Ikki YONEYAMA

 個人総合3連覇は逃したものの山岳賞を獲得し、今年のTOJでも強さを発揮したミルサマ・ポルセイェディゴラコール(イラン)のバイクはミュールのエアロロードDB2。元全日本チャンピオンの“キング”三浦恭資氏のブランドだ。フロントチェーンリングはローターQリングスの楕円タイプを使用している。

日本ナショナルチーム

中村龍太郎(日本ナショナルチーム)のフェルト・F FRD Photo: Ikki YONEYAMA中村龍太郎(日本ナショナルチーム)のフェルト・F FRD Photo: Ikki YONEYAMA

 U23の若手中心の日本ナショナルチームに、唯一“オーバーエイジ枠”で参戦した全日本個人タイムトライアル王者の中村龍太郎は、鬼才ジム・フェルト氏が率いるフェルトのF FRDを使用。オールラウンドロードのFシリーズの最高峰に位置し、ウルトラハイモジュラスカーボンに最先端の“テキストリーム”カーボンを加えた電動コンポーネント専用フレームだ。

<後編>アンカー、ヨネックスなど国内ブランドも健闘

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