title banner

旅サイクリスト昼間岳の地球写真館<26>真っ白な世界を駆けたウユニ塩湖 月明かりに照らされ光り出す大地

by 昼間岳 / Gaku HIRUMA
  • 一覧
ウユニ塩湖では、遠近感がなくなるためトリック写真が撮れる Photo: Gaku HIRUMAウユニ塩湖では、遠近感がなくなるためトリック写真が撮れる Photo: Gaku HIRUMA

【2011年1月中旬の3日間】ボリビア ウユニ塩湖

 色々なマスメディアで取り上げられ、有名になったボリビア・ウユニ塩湖の鏡張り。これは塩湖の上に水が張ることによって、鏡のように空が反射され、まるで空を歩いているような体験ができる。

 通常であればこの鏡張りを見るために雨季に訪れるが、僕の自転車旅は真っ白な大地を走るため、乾季にウユニ塩湖を目指した。

 夢に見たウユニ塩湖走行は一筋縄ではいかなかった。

 まず道がない。標識もない。当時はGPSもなにも持っていなかったので、全く道が分からなかった。なんとか情報を頼りに地形を見て進むも、距離感が全くつかめなかった。

無数にあるわだちのひとつを信じて進む Photo: Gaku HIRUMA無数にあるわだちのひとつを信じて進む Photo: Gaku HIRUMA
地元の人で賑わう食堂 Photo: Gaku HIRUMA地元の人で賑わう食堂 Photo: Gaku HIRUMA

 地平線上に小さく見えるのが、目標にしていた「塩のホテル」なのか単なる島なのか全く判断がつかなかった。先へ進み、塩のホテルだと分かった時には心底ホッとした。

 見渡す限り白の世界。夕方、誰もいない塩原にテントを張る。パスタを茹でるのも味付けするのも、塩は使い放題だ。

 陽が沈むと、ピンクに照らされていた大地が、今度は月明かりに照らされて、うっすらと光り出す。言葉に表せない満天の星空のもと、風が止み、静かすぎて耳鳴りがするくらいだ。

誰もいない塩原でキャンプ。こんな贅沢はない Photo: Gaku HIRUMA誰もいない塩原でキャンプ。こんな贅沢はない Photo: Gaku HIRUMA

昼間岳昼間岳(ひるま・がく)

小学生の時に自転車で旅する青年を見て、自転車で世界一周するという夢を抱いた。大学時代は国内外を旅し、卒業後は自転車店に勤務。2009年に念願だった自転車世界一周へ出発した。5年8カ月をかけてたくさんの出会いや感動、経験を自転車に載せながら、世界60カ国を走破。2015年4月に帰国した。ブログ「Take it easy!!

この記事のタグ

旅サイクリスト昼間岳の地球写真館

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載