選手に大人気 観戦ライドも実施ラファのエスプレッソで始まるツアー・オブ・ジャパン 激戦前の朝のひととき

by 澤野健太 / Kenta SAWANO
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 イギリス発のサイクルウェアブランドRAPHA(ラファ)の移動式カフェ「モバイルサイクルクラブ(MCC)」はツアー・オブ・ジャパン(TOJ)スタート地点の風物詩になりつつある。1杯のコーヒーが勝負前の選手たちをリラックスさせ、サロン的な役割を果たし大会を盛り上げている。6月2日、長野県飯田市で行われた南信州ステージスタート前の朝のひとときをリポートする。

ラファが提供するエスプレッソを毎朝楽しみにしているというブリヂストンアンカー サイクリングチームの西薗良太選手 Photo: Kenta SAWANOラファが提供するエスプレッソを毎朝楽しみにしているというブリヂストンアンカー サイクリングチームの西薗良太選手 Photo: Kenta SAWANO

海外スタッフも1番乗り

 午前7時30分、飯田駅前のスタート地点には選手やチームスタッフよりも早くラファのスタッフが総出でMCCの設営を始めていた。すぐに関係者がエスプレッソの香りに釣られ集まって来る。この日一番乗りしたユナイテッドヘルスケア プロフェッショナルCTでメカニックを担当するニール・ウォーカーさんは「ホテルのコーヒーだけでは満足できないので、本格的なマシーンで淹れたラファのエスプレッソを毎朝楽しみにしているよ」と話す。

この日1番乗りしたニール・ウォーカー(右) Photo: Kenta SAWANOこの日1番乗りしたニール・ウォーカーさん(右)ら Photo: Kenta SAWANO
佐野敦哉選手ら色々なチームの選手が次々とコーヒーを飲みに集まって来る Photo: Kenta SAWANO佐野敦哉選手ら色々なチームの選手が次々とコーヒーを飲みに集まって来る Photo: Kenta SAWANO

西薗選手らが列作る

 8時30分になると9時15分のスタートを目指し選手が続々と宿舎から集まり始め、ラファのMCCの前にはエスプレッソを待つ選手の自転車の列ができた。毎日のレース前の1杯を日課にしている西薗良太選手(ブリヂストンアンカー サイクリングチーム)は「カフェインの効用もありますが、雰囲気で飲んでいます。トイレに行きたくなるのとトレードオフですが」と楽しんだ。

レース直前にも関わらずリラックスした雰囲気でエスプレッソを待つNIPPO・ヴィーニファンティーニの選手たち Photo: Kenta SAWANOレース直前にも関わらずリラックスした雰囲気でエスプレッソを待つNIPPO・ヴィーニファンティーニの選手たち Photo: Kenta SAWANO
レース直前に砂糖がたっぷり入ったエスプレッソを一気に飲み干す窪木一茂選手 Photo: Kenta SAWANOレース直前に砂糖がたっぷり入ったエスプレッソを一気に飲み干す窪木一茂選手 Photo: Kenta SAWANO

 NIPPO・ヴィーニファンティーニの選手一行はスタート直前に仲良く全員で来訪。イタリア人選手は、エスプレッソを飲まないと1日が始まらないといった様子で、窪木一茂選手は「レース前の気合注入みたいな意味もあります」。チームメイトとともに砂糖入りのエスプレッソを飲み干すと、スタート地点に向かった。ラファ・ジャパンの衣本始司さんも「選手たちの間で広まってきて毎朝90杯くらいは出ます」と大忙しだった。

熊本地震チャリティー継続

 一般の観客もラファのニュースレターに会員登録すると1杯が無料で飲むことができる。ゴールデンウィークから継続中の熊本地震支援活動「RIDE FOR KUMAMOTO」に募金したサイクリストにも朝の1杯が振るまわれる。ラファ・ジャパンの矢野大介代表は「全ステージを通して、ブースを出しているのはウチだけです。毎日選手や関係者が自然と集まってきてくれて、いろんな話を聞くことができる。チームとの距離もすごく近くなった」。色々な関係者の話を会社運営にフィードバックするだけでなく、全てのステージに足を運び大会を盛り上げている。

熊本地震復興支援の募金活動も継続している Photo: Kenta SAWANO熊本地震復興支援の募金活動も継続している Photo: Kenta SAWANO

 ラファ・ジャパンは毎年TOJ観戦ライドも開催。各ステージで地元のライダーが設定したコースを楽しみ、ゴール地点で解散しそのままレースを観戦するというもの。この日は約20kmのルートを走った後、飯田市名物の「焼き肉ポイント」で焼き肉を楽しみながら観戦していた。「地元ライダーが引率してくれるので、よそ者としてでなく地元の観客にも受け入れてもらえる」と話す。

全ての荷物がMCCのクルマに詰め込まれている Photo: Kenta SAWANO全ての荷物がMCCのクルマに詰め込まれている Photo: Kenta SAWANO
ゴール地点では大会限定オリジナルTシャツの販売やサンプルセールも行われた Photo: Kenta SAWANOゴール地点では大会限定オリジナルTシャツの販売やサンプルセールも行われた Photo: Kenta SAWANO

グループライドの難しい富士山ステージでは、ふじあざみライン五合目に停まったMCCに自走で来た先着5名にオリジナルの富士山キャップ(2015モデル)をプレゼントするほか、TOJ限定オリジナルTシャツの販売やサンプルセールも開催し、最終日まで大会を盛り上げている。

 イベント開催を担当する合田光宏さんは「こんなに歴史のある大会なので、もっともっとたくさんの人に来てもらいたい。そのためにもラファはブースを出して盛り上げていきます」と汗を流している。

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TOJ2016・サイドレポート ツアー・オブ・ジャパン2016 ラファ

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