スポーツカーとワゴンの性能を兼ね備えたTOJの緩急あるワインディングロードに対応 チームの走りを支える「レヴォーグ」

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
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 8日間に渡り開催しているステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」(TOJ)では、各参加チームはスバル製のチームカーで選手の走りをサポートしている。車上に自転車を積むことができるスウェーデンのキャリアブランド「THULE」(スーリー)製のバイクキャリアを装備した「レヴォーグ」について、ハンドルを握るチーム監督やチームスタッフに話を聞いた。

コーナーを駆け抜けるスバル「レヴォーグ」 Photo: Shusaku MATSUOコーナーを駆け抜けるスバル「レヴォーグ」 Photo: Shusaku MATSUO

ヨーロッパのレースでも通用する

車のラリーが趣味というランプレ・メリダのブルーノ・ビチィーノ監督 Photo: Shusaku MATSUO車のラリーが趣味というランプレ・メリダのブルーノ・ビチィーノ監督 Photo: Shusaku MATSUO

 TOJにはスバルが公式スポンサーとしてチームカーを供給している。もともとスバル製の車を使用しているチーム以外は、大会側からレヴォーグが支給。海外チームは車を母国から運ぶことは困難なので、レヴォーグを頼ることになる。レヴォーグはスポーツカーとワゴンの要素を兼ね備えたGTツアラーで、水平対向エンジンを搭載し、低い重心が特徴。トルクのある加速と、高い運動性能を誇っている。

 参加チームで唯一のUCIワールドチーム「ランプレ・メリダ」の指揮をとるブルーノ・ビチィーノ監督はレヴォーグについて「サイクルロードレースでは後方を走るチームカーは、自転車の速度以上で走ることが多い」と走行性能が求められることに言及した。「私は趣味でラリーカーのレースに出場しています」と自身が車好きだとアピール。

スーリーのキャリアにバイクを固定するチーム アタッキ・グストのチームスタッフ Photo: Shusaku MATSUOスーリーのキャリアにバイクを固定するチーム アタッキ・グストのチームスタッフ Photo: Shusaku MATSUO
歌舞伎の「隈取」をモチーフにした日本ナショナルチームのレヴォーグ Photo: Shusaku MATSUO歌舞伎の「隈取」をモチーフにした日本ナショナルチームのレヴォーグ Photo: Shusaku MATSUO

 ビチィーノ監督は「高いスピード域で走らせてもレヴォーグはコーナーで安定しており、とても満足。WRC(世界ラリー選手権)でも活躍していたので、スバルは有名だよ」と絶賛し、「ヨーロッパのレースでも通用するチームカーだ」と続けた。ビチィーノ監督は今年8月にスペインで開幕するブエルタ・ア・エスパーニャでもチームを統括するという。

直感的なバイクキャリア

 キナンサイクリングチームの石田哲也監督は「レース中に選手がチームカーの後ろを走る場面がありますが、コーナー前のブレーキングをすると選手が追突してしまう恐れがあります。しかし、足回り(サスペンション、タイヤ)の性能が高いので、極力スピードを落とさず、安全にコーナーをクリアできます」とレース中ならではの経験を話した。

隊列を成して走るチームカー Photo: Shusaku MATSUO隊列を成して走るチームカー Photo: Shusaku MATSUO

 チームカーの上にはスペアバイクが、スーリーのキャリアに支えられて積まれている。日本ナショナルチームの高橋優平メカニックは「ハンドル幅やサドルが邪魔にならず積めるので傷が付きづらいです。フレーム固定部はワンタッチでスムーズに脱着できるので、使用したことがない海外チームでも戸惑わないのでは」と直感的に使えるキャリアだと述べた。

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