「人生初」スプリント制した徳田鍛造がフランスのアマチュアレースで3勝目 第1カテゴリー昇格へあと1勝

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 フランスのアマチュアレースで第2カテゴリーにあたる「Morbecque」(モルベック)が5月29日に108kmで争われ、ヨーロッパでプロ選手を目指す徳田鍛造がゴールスプリントを制し優勝した。徳田はフランスチーム「C.C.ノジョンスールオワーズ」に所属し、3月20日に開催された同カテゴリーの「プチ アプヴィル」、4月3日の「パリ~ヴァラングジャール」でも優勝。3勝目を飾り、第1カテゴリー昇格に必要な4勝まで、あと1勝に迫った。

3選手によるスプリントを制した徳田鍛造(中央) ©NIPPO Racing Project3選手によるスプリントを制した徳田鍛造(中央) ©NIPPO Racing Project

 レース後、徳田による詳細なレポートがNIPPOレーシングプロジェクトを通じて発表された。

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中村選手とアタック

フランスで3勝目を挙げた徳田鍛造 ©NIPPO Racing Projectフランスで3勝目を挙げた徳田鍛造 ©NIPPO Racing Project

 2連戦の2戦目。今日も人数は少なく、チームメイトもいなかったため自由の利くレースだった。

 今日も前半は抑えながら中盤ほどから勝負を仕掛けることにした。そう思いながら集団後方に構えていると下りで大量落車が発生。落車はしなかったものの、一旦停止をする羽目に。そこからリスタートして集団に合流。その後は集団中程で待機。集団が伸び出したところでアタック。しかし、見事につぶされ、カウンターで逃げを決められてしまった。

 これを外したらマズい、と思い、力づくで先頭に合流し、なんとか滑り込み合計12人の逃げが作られる。中村選手も昨日同様逃げに入る。様子を見ながらローテーションに回る。

 ラスト10周を切ったあたりから、登りを使って中村選手とともに絞り込みをかけるもうまく絞り込めず、途中で断念。それぞれタイミングを見て仕掛けることに。先に中村選手がアタック。2人で抜け出す。周りの選手の様子を見ながらローテーションに入る。ローテーションへの入り方を少し変えることで、前との差が縮まったり広がったりしているのに気づく。脚を余していそうな選手に脚を使わせられるように調整する。

 いよいよ2人が捕まると登りでアタックを仕掛け、3人に絞る。そこからは差を見ながら次の飛び出しのタイミングをうかがう。集団との差が開き逃げ切りほぼ確定。最終周の登りで再度アタック!

 しかし引き離すことはできず3人のまま。ラスト2キロの登りで再度アタックも引き離せず。ここで直角の最終コーナーまで先頭を流すことに。こうしておけばコーナーの立ち上がりで2番手以降が取れる。

アマチュアレース3勝目を挙げた徳田鍛造(左)。一緒のレースに出場した中村選手 ©NIPPO Racing Projectアマチュアレース3勝目を挙げた徳田鍛造(左)。一緒のレースに出場した中村選手 ©NIPPO Racing Project

飛び出したい気持ち抑える

 思惑そのまま2番手に入るとそのまま最後のスプリントへ。ラスト1kmほどで飛び出したい衝動にかられるものの、先行してうまくいったことはなく、冷静になって潔くその位置をキープ。

 ラスト200mあたりで踏み出すと前の選手が合わせてくる。なかなか下がってくれない。少し左に自転車を振り寄せてみたところから今度は右にラインを変える。これは3番手の選手がまくってくるのをブロックしたかったのと、道が若干左から右に向けて斜度が付いていたため。後はとにかく踏み続けた。

 結果、人生初のスプリントでの優勝で今シーズン3勝目。ジェレミーの調べによれば、フランスで最もカテゴリーの高い「Coupe du France」を走れる第1カテゴリーの選手になるには4勝が必要なためこれでリーチをかけたことになる。

 この1ヶ月、レースを走ってもうまくいかない日々が続き、悔しい日々の連続だった。ただ、「大学時代、何時も引っ張ってきてくれた先輩がジロで戦っている姿や一緒に戦ってきた選手、スタッフももっと上で戦ってるんや!」ということがあったからこそ、自分も負けられないという思いを持って腐ることなくやってこれた。ようやく中盤戦に突入した今シーズン、残りのレースも精一杯戦えるよう、精進したい。

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 徳田は鹿屋体育大学時代に2度のU23全日本チャンピオンに輝き、今年2月にフランス・ノルマンディー地方へ渡った。アマチュアレースを転戦しながらヨーロッパでプロ選手になることを目指し、福島晋一監督(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)のもと、地元の名門アマチュアチーム(ディビジョン1)の「C.C.ノジョンスールオワーズ」に所属している。

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