工具はともだち<94>トルク管理が必要な「カーボン自転車」と、オススメおしゃれな「カーボングッズ」

by 重田和麻 / Kazuma SHIGETA
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 5月も終盤に入り間もなく国内最大級の国際自転車競技連合(UCI)公認ステージレース「ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)」が開催されます。ご存じの方も多いと思いますが、今年で19回を迎えるこの大会は5月29日の堺ステージを皮切りに、6月5日の東京ステージまで全8ステージが行われます。そして、その第2ステージとして、今年からKTCの地元である京都ステージが組み込まれるのです。

いよいよKTCの地元でTOJ

昨年11月、ツアー・オブ・ジャパン2016「京都ステージ」の予定コースに入り、上り坂に挑む参加者たち Photo: Yoshiyuki KOZUKE昨年11月、ツアー・オブ・ジャパン2016「京都ステージ」の予定コースに入り、上り坂に挑む参加者たち Photo: Yoshiyuki KOZUKE

 京都府南部に位置する、京田辺市をスタートし、精華町とまたがる丘陵地を周回する17kmのコース。アップダウンが多く、見どころ満載のステージですよ。実は昨年の11月にサイクリストの編集部と読者のみなさん、そして私達KTCのスタッフでこのコースの一部を先取りライドしちゃってるんです。あのコースでレースが開催されるかと思うと今からわくわくします。

 さて、今回の「工具はともだち」はカーボンのお話です。カーボンと言えば、最近の高級自転車の代名詞のような存在なのですが、その特性は皆さんご存知の通り「軽い」ということです。どのくらい軽いかと言うと、鉄と比べて約1/4の比重となり、これは鉄の約1/3の比重であるアルミよりも更に軽いことになります。

KTCのデジラチェ ©KTCKTCのデジラチェ ©KTC

カーボンの意外な弱点

 そしてもう一つの特性が「強い」ということなのですが、強さとは硬さに依存する面があり、単純に言うと硬ければ硬いほど「強い」と言えます。この点においてカーボンは非常に硬く、その分「強い」と言えます。

 ただし、硬い物はその反面、「もろい」という面も併せ持っており、これが「割れ」につながります。硬く焼いた「おせんべい」は簡単に割れますが、軟らかい「ぬれせんべい」は、なかなか割れませんよね。イメージとしてはそんな感じです。

一般的なカーボンフレームの成形前の状態 Photo: Kyoko GOTO一般的なカーボンフレームの成形前の状態 Photo: Kyoko GOTO
KTCのデジラチェ ©KTCKTCのデジラチェ ©KTC

 軽くて強いカーボン製の自転車にも、衝撃やボルトの締め過ぎによる外力には弱い面があるのです。当然、鉄やアルミも締め過ぎは良くないのですが、カーボン製の部品の締め付けトルクは非常に低く、何も考えずに締め付けると簡単にオーバートルクになってしまいます。ですから、カーボン製の自転車の整備では特にトルク管理が重要になってくるのです。

 つまり、トルクレンチを使用して締め付けを行うという事がカーボン製の自転車整備の第一歩と言っても過言ではありません。

男心くすぐる素材

 ところで、KTCでは「デジラチェ」というデジタルトルクツールで、こうした自転車整備における「安全」を確保するサポートを行っていますが、「カーボン」というのは自転車のフレームだけでなく、なんとなく男心をくすぐる素材でもあります。

KTCのカーボングッズ。シックなラインアップが人気だ ©KTCKTCのカーボングッズ。シックなラインアップが人気だ ©KTC

 そんな、カーボン大好きなあなたにおすすめなのが、KTCのカーボングッズ。硬いイメージのカーボンですが、様々な素材と織り交ぜることで、結構おしゃれなグッズに早変わり。「こんなカーボン製品もあるんだ」と思うくらい、いろんなアイテムがあるんですよ。

 興味のある方は是非、KTCのオフィシャルグッズショップを覗いてみてください。

Cyclistロゴ入りエプロン付き「デジラチェ工具セット」販売中

Cyclist × KTC オリジナルデジラチェ工具セット Photo: SANKEI netShopCyclist × KTC オリジナルデジラチェ工具セット Photo: SANKEI netShop

 CyclistとKTCとのコラボレーションによる自転車メンテナンス向け「オリジナルデジラチェ工具セット」が好評です!

 デジタル式トルクレンチに、収納用ブローケースや、自転車整備に活躍する5つの付替え用ビットソケット、ソケットホルダー、さらにCyclistとKTCのロゴが入ったオリジナルショートエプロンが付属しています。価格は4万3869円(税込)で、セット内容を別々に購入するよりもグッとお得な設定になっています。
(産経デジタル)

→「オリジナルデジラチェ工具セット」商品販売ページ(産経netShop)

重田和麻(しげた・かずま)

KTC(京都機械工具)入社後、同社の最高級ツール「nepros」(ネプロス)の立ち上げに携わった後、販売から企画、商品開発とさまざまな立場で同商品と歩みを共にしてきた。スポーツ自転車は初心者だが、工具についてはプロフェッショナル。これまでの経験を生かして、色々な角度からサイクリストに役立つ工具の情報を提供する。

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