title banner

まさみんのゆるゆる自転車女子旅<16>おもてなし文化が根付いた“お遍路の地”香川でうどんライド 金比羅山で幸せ祈願

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
  • 一覧

 今回の旅は「うどん」「こんぴらさん」をテーマに、早朝の高松東港からスタート。関西に立ち寄ったため、神戸から出港しているフェリーを利用して香川県の高松市に入りました。

自分ですりおろす大根おろしを乗せてたべるしょうゆうどんで有名な小縣家 Photo: Masami TATSUNO自分ですりおろす大根おろしを乗せてたべるしょうゆうどんで有名な小縣家 Photo: Masami TATSUNO

 まずは温泉で体を温め、移動で疲れた体をリセット。最初に向かったお店は高松駅からも比較的近いところにある「手打十段 うどんバカ一代」さん。休日の朝8時という時間にもかかわらず、すでに大行列でした。

ホテルの方が教えてくれた「うどんバカ一代」。朝8時でこの行列!でも進むのは早いので15分くらいでお店に入れました Photo: Masami TATSUNOホテルの方が教えてくれた「うどんバカ一代」。朝8時でこの行列!でも進むのは早いので15分くらいでお店に入れました Photo: Masami TATSUNO
「うどんバカ一代」でいただいたうどん Photo: Masami TATSUNO「うどんバカ一代」でいただいたうどん Photo: Masami TATSUNO

 こちらのお店は先ほど温泉を利用したホテルの方から教えていただいたお店です。フロントで「どちらからいらしたんですか~?」と声をかけてくださり、こちらから聞かずとも「近くに早朝からやっているおいしいうどん屋さんがあるんですよ」と教えてくださいました。

早朝、高松東港に到着。ちょっと一休みしてからスタート Photo: Masami TATSUNO早朝、高松東港に到着。ちょっと一休みしてからスタート Photo: Masami TATSUNO
高松東港から10分ほど走ったところにあるホテル「ニューグランデみまつ」でまずは温泉で目を覚まします。(タオル付き、500円) Photo: Masami TATSUNO高松東港から10分ほど走ったところにあるホテル「ニューグランデみまつ」でまずは温泉で目を覚まします。(タオル付き、500円) Photo: Masami TATSUNO

 さすがお遍路文化。旅人のニーズをよくご存じでした。さっそくサービス精神たっぷりのおもてなしがいただけました。他にも香川県民はみんな知っている(?)うどん雑学や、香川県のうどん事情などもお話しいただき、温泉に入りにきたのも忘れて盛り上がってしまいました。温泉後は歯ごたえしっかりでつるんとおいしい朝うどん。お手頃価格ゆえ、ついつい2杯目も食べたくなってしまうのも我慢して次へ進みます。

うどん県パスポートを発行しています

 朝うどんの後は栗林公園に向かいました。敷地内にある観光案内所では「うどんパスポート」がもらえます!「かわいい女の子にだけあげてるの(笑)」とスタッフの方が入県スタンプを押してくれました。おもてなしだけではなく女性への特別扱いも上手な香川の県民性、ステキです。「かがわ物産館 栗林庵」ではオリーブで有名な小豆島のグルメやうどんグッズなどお土産にぴったりなものが充実。冷たいスイーツもあって、夏のライドにはうれしいエイドスポットになりそうです。

栗林公園(りつりんこうえん)の観光案内所で「うどんパスポート」がもらえました!入県スタンプも押してもらいましたよ♪うどんパスポートはアンケートに答えれば、どなたでもいただけます Photo: Masami TATSUNO栗林公園(りつりんこうえん)の観光案内所で「うどんパスポート」がもらえました!入県スタンプも押してもらいましたよ♪うどんパスポートはアンケートに答えれば、どなたでもいただけます Photo: Masami TATSUNO

立ち寄りスポットも充実

まさみんのオススメ本のプレゼンショー!ちなみにさおりんは「けっこう住宅系の雑誌が好きなのよね」だそうです。そうね、5台もの自転車がちゃんとおける家、しっかり研究しないとね… Photo: Masami TATSUNOまさみんのオススメ本のプレゼンショー!ちなみにさおりんは「けっこう住宅系の雑誌が好きなのよね」だそうです。そうね、5台もの自転車がちゃんとおける家、しっかり研究しないとね… Photo: Masami TATSUNO

 スタートの高松市街からゴールにしているこんぴらさんまでは約40km。その道のりのちょうど真ん中あたりにあるのが「KITOKURASU」。香川県内の材木屋「山一木材」さんが「木と暮らす」ことをテーマに運営されている複合施設です。

 木で作られた日用品の販売だけではなく、図書館やカフェ、子どもが木のおもちゃで遊べるスペースもあります。ここはホントにステキ! 足を踏み入れた瞬間に木の香りが優しく漂って、お店やフリースペースのある建物と図書館との間には、陽が注いで開放的な印象。周囲が木に囲まれているためか、ひんやりとした空気が流れていて最高のオアシスです。

木と暮らすカフェでほっと一息。木陰のひんやりした空気とキラキラと差し込む陽でのんびりできました Photo: Masami TATSUNO木と暮らすカフェでほっと一息。木陰のひんやりした空気とキラキラと差し込む陽でのんびりできました Photo: Masami TATSUNO
雑誌を読むさおりん Photo: Masami TATSUNO雑誌を読むさおりん Photo: Masami TATSUNO

 カフェを覗くと、スイーツを発見。スティック状の焼き菓子がちょうど3種類あったので3人でシェアして、昼うどん前の小腹も満足、満足♡ 図書館では、「この本はねっ…」とテンション急上昇の本好きまさみんによるプレゼンショーがスタート! その横で、雑誌を片手にゴロゴロする旅友さおりんとちえりん。き、聞いてない…。みんな自由にクールダウンできたようです。

お店で作られているスイーツ。昼うどん前に、小腹を満たしてくれるちょうどよいサイズがうれしい Photo: Masami TATSUNOお店で作られているスイーツ。昼うどん前に、小腹を満たしてくれるちょうどよいサイズがうれしい Photo: Masami TATSUNO
お土産にこんなうどんはいかがでしょう? Photo: Masami TATSUNOお土産にこんなうどんはいかがでしょう? Photo: Masami TATSUNO
図書館にはカフェコーナーの他にも、靴を脱いでくつろげるスペースがあります。ちょうどよい自然光が気持ちよくて、ついウトウトと長居してしまう Photo: Masami TATSUNO図書館にはカフェコーナーの他にも、靴を脱いでくつろげるスペースがあります。ちょうどよい自然光が気持ちよくて、ついウトウトと長居してしまう Photo: Masami TATSUNO

 二軒目のうどん屋さんは「小縣家」さん。なんとこちらのお店では大根が丸ごと出てきます!名物の「しょうゆうどん」は自分で好きなだけ大根をすりおろしてトッピングできるシステムなんです。予想通り、白熱する大根おろし大会(笑)。でも後から辛みが増してくるので、やりすぎ要注意ですよ(←みんなやりすぎて後悔した辛い思い出…)。

小縣家。ちょうどお昼時だったのもあって大行列。でもこちらも20分ほどで入れました Photo: Masami TATSUNO小縣家。ちょうどお昼時だったのもあって大行列。でもこちらも20分ほどで入れました Photo: Masami TATSUNO
名物「しょうゆうどん」。好きなだけ大根おろしがトッピングできます。が、ぜんぶ自分おろします! Photo: Masami TATSUNO名物「しょうゆうどん」。好きなだけ大根おろしがトッピングできます。が、ぜんぶ自分おろします! Photo: Masami TATSUNO

幸せ願う「こんぴらさん」

山の方から鳥居に光が差し込む姿がすごく神々しくて、たくさんの人が思わず足をとめてたたずんでいました Photo: Masami TATSUNO山の方から鳥居に光が差し込む姿がすごく神々しくて、たくさんの人が思わず足をとめてたたずんでいました Photo: Masami TATSUNO

 初めての金刀比羅宮。実は前日まで、1300段以上もの石段を登らなければいけないということを知りませんでした(いい大人が世間知らずですみません…)。簡単に怖気づく3人なので、今回は785段登ったところにある本宮までお参りをしてきました。女子だからでしょうか。段数は知らずとも幸せになれるという嫁入り「おいりソフト」についての情報は入手していましたので、自転車降りるなりさっそく購入! 観光も楽しみつつ、御朱印もいただいて、今回も安全ライドを見守っていただいたお礼をしてきました。

お守りの御朱印をもらって、今回も安全ライドができました。うれしい報告をもらったばかりだったので、かわいいお守りも購入 Photo: Masami TATSUNOお守りの御朱印をもらって、今回も安全ライドができました。うれしい報告をもらったばかりだったので、かわいいお守りも購入 Photo: Masami TATSUNO
幸せになれるという「おいりソフト」。ふわふわの食感にかわいいパステルカラーで女子力あがりそう!ソフトも和三盆やしょうゆ味などいろいろな種類がありましたよ Photo: Masami TATSUNO幸せになれるという「おいりソフト」。ふわふわの食感にかわいいパステルカラーで女子力あがりそう!ソフトも和三盆やしょうゆ味などいろいろな種類がありましたよ Photo: Masami TATSUNO

今までで一番!女子におススメの理由

 荷物を背負って走らなければならなかったこと、自転車旅ビギナーの女子がいたことや深夜フェリーでの移動などがあったので、体への負担が少なくなるようにルート設定したい考えがありました。高松~琴平間はこれといった上り坂もなく、利用した国道32号は交通量も少なく、ちょうどよい距離&わかりやすい場所に立ち寄りスポットがあってとても快適なライドになりました。

フェリーには自転車をそのまま載せることもできます。ですが、輪行バッグにまとめると手荷物として無料で持ち込むこともできます Photo: Masami TATSUNOフェリーには自転車をそのまま載せることもできます。ですが、輪行バッグにまとめると手荷物として無料で持ち込むこともできます Photo: Masami TATSUNO
ゴールの琴平駅 Photo: Masami TATSUNOゴールの琴平駅 Photo: Masami TATSUNO

 また、高松という地方都市から田舎の田園風景、こんぴらさんという観光名所へと景色が移っていくのは、自転車で走る楽しさが実感できると思います。ゴールの琴平駅は特急も停車するのでアクセスも便利です。香川に行く際は、ぜひ自転車でうどん巡りをお楽しみください。

龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

1984年生まれ、埼玉県在住。平日はふつうの働き女子(アラサー女子)、休日は自転車、ときどきライター。2010年に初参加した四国一周サイクリングイベント「コグウェイ四国」がきっかけで自転車旅に夢中に。以来、日本各地へ自転車とともにでかけ、そろそろ海外での自転車旅も…と夢見ている。自転車の楽しみ方と埼玉の魅力を発信する「ポタガール」としても活動し、ポタガールらが登場するウェブサイト「ポタ日和」で情報発信をしている。ワールドサイクルブログ「ポタガール まさみんです!」でも執筆中。

フォトギャラリー


関連記事

この記事のタグ

ゆるゆる自転車女子旅

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載