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ジロ2016 チームNIPPOの挑戦<第3ステージ>オランダステージを無事終えた山本元喜 「本当のジロ・デ・イタリアはここから」

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 今年のジロ・デ・イタリアに日本人選手として唯一出場している山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)は、オランダでの開幕から行われた3日間のレースを終え、個人総合185位につけている。イタリア入りしてからのレースを前に、ここまでの3ステージを振り返り、また初出場のジロの印象を語ってくれた。

今大会最初のロードレースとなる、第2ステージのスタートラインに並んだ山本元喜 ©NIPPO Vini Fantini今大会最初のロードレースとなる、第2ステージのスタートラインに並んだ山本元喜 ©NIPPO Vini Fantini

今まで経験のない華やかさ

 ジロ・デ・イタリアの最初の3日間、オランダでのレースを無事に終えることができました。ここから移動日を兼ねた休息日を挟み、イタリアでの本当の意味での「ジロ・デ・イタリア」が始まります。

 当然ながら、今回が初めてのグランツール出場になるのですが、3日間走った感想として「観客の人数や盛り上がり方、応援の熱の入り方」が今まで走ったどんなレースよりもすごく多く、大きく「これがグランツールなのか」とレースを走りながら感じていました。特にゴール地点の盛り上がり方はすごく、ラスト1kmあたりからは「見渡す限り人しかいない」といった状態で、今まで受けたことのない大きな歓声と拍手の中でゴールするとても華やかなものでした。

第1ステージ、個人タイムトライアルで試走をする山本元喜 ©NIPPO Vini Fantini第1ステージ、個人タイムトライアルで試走をする山本元喜 ©NIPPO Vini Fantini
初めてのグランツール、スタートを直前に控えた山本元喜「緊張はしていない」と話した ©NIPPO Vini Fantini初めてのグランツール、スタートを直前に控えた山本元喜「緊張はしていない」と話した ©NIPPO Vini Fantini
アペルドールンのヴェロドームから2016年のジロ・デ・イタリアがスタート ©NIPPO Vini Fantiniアペルドールンのヴェロドームから2016年のジロ・デ・イタリアがスタート ©NIPPO Vini Fantini

最初の3日間は“楽なレース”

スタート前にステファノ・ジュリアーニ監督からの指示を入念に確認する ©NIPPO Vini Fantiniスタート前にステファノ・ジュリアーニ監督からの指示を入念に確認する ©NIPPO Vini Fantini

 この3日間のレースのキツさの度合いとしては、自分のレースレポートにも掲載しているのですが、比較的楽なレースが続いていました。オランダということで横風にはかなり警戒してはいたのですが、大惨事になるような横風が吹かなかったために、集団が分裂してもすぐに1つにまとまるといった感じでした。ロードレースは2日とも開始直後に少数の逃げが決まったこともレースが楽に進んだ要因の一つでした。

 自分に与えられていた指示も「まずは毎日完走して次の日も走れるように、クネゴかボーレの側にいろ」という軽い内容であったので無理せず安全に、落車にだけは気を付けてクネゴかボーレの側で走っているだけで済みました。

華やかなサイン台でスタートサインをする山本元喜 ©NIPPO Vini Fantini華やかなサイン台でスタートサインをする山本元喜 ©NIPPO Vini Fantini
漢字で「元喜」と書かれたスタートサイン。今回のゼッケン番号は138番だ ©NIPPO Vini Fantini漢字で「元喜」と書かれたスタートサイン。今回のゼッケン番号は138番だ ©NIPPO Vini Fantini
第2ステージを無事に走り終えた山本元喜。トラブルなくオランダでのレースを終え、イタリアに入ることが最初の目標だった ©NIPPO Vini Fantini第2ステージを無事に走り終えた山本元喜。トラブルなくオランダでのレースを終え、イタリアに入ることが最初の目標だった ©NIPPO Vini Fantini
ホテルの部屋で行われた朝のミーティング。コース情報を共有し、作戦を決める ©NIPPO Vini Fantiniホテルの部屋で行われた朝のミーティング。コース情報を共有し、作戦を決める ©NIPPO Vini Fantini

チームの仕事をしつつ完走する

会場のホスピタリティエリアでコーヒーを飲みながら、スタート前の時間を過ごす ©NIPPO Vini Fantini会場のホスピタリティエリアでコーヒーを飲みながら、スタート前の時間を過ごす ©NIPPO Vini Fantini

 3日間のオランダを無事に走りきることができたということで、まずは「ジロ・デ・オランダ」で終わってしまうことを回避できました。しかし、イタリアに入ってからはレースが本格的にハードになるはずなので油断は一切できません。

 最初のほうでも書きましたが、本当の「ジロ・デ・イタリア」はここからだと考えているので毎日集中して頑張って走りたいと考えています。自分の第1の目標であり、絶対に達成したい「チームの仕事をこなしつつ完走する」という目標を達成し、プラスアルファで日本の応援してくれているファンの方々を沸かせることができるように、頑張って走りますので応援よろしくお願いします!

第3ステージのスタートライン。穏やかな天気に恵まれたオランダでの3ステージ、トラブルなく走り終えた ©NIPPO Vini Fantini第3ステージのスタートライン。穏やかな天気に恵まれたオランダでの3ステージ、トラブルなく走り終えた ©NIPPO Vini Fantini
山本元喜山本元喜(やまもと・げんき)

1991年11月19日生まれ、24歳。鹿屋体育大学出身で、2014年ヴィーニファンティーニ・NIPPOでプロデビュー。2015年からUCIコンチネンタルチームのNIPPO・ヴィーニファンティーニに所属。大学在籍時から2010年ツール・ド・北海道区間優勝、2011年U23全日本選手権優勝など活躍し、2016年は1月のツール・ド・サンルイス(アルゼンチン、UCI2.1)や2月にイタリアで開催されたGPコスタ・デリ・エトルスキ(UCI1.1)、トロフェオ・ライグエリア(1.HC)ではアタックを仕掛けて逃げに乗り、チームの成績に大きく貢献。身長/体重:163cm/62kg、脚質:パンチャー。ブログ「Genki一杯

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