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ジロ・デ・イタリア2016オランダ舞台のタイムトライアルで華々しく開幕 山本は「後半にすごい失速」

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ジロ・デ・イタリア2016はオランダ・アペルドールンのベロドロームで華々しく開幕した Photo: Aki KARASAWAジロ・デ・イタリア2016はオランダ・アペルドールンのベロドロームで華々しく開幕した Photo: Aki KARASAWA

 5月6日に開幕した「ジロ・デ・イタリア2016」第1ステージの地となったオランダ・アペルドールンの街は、普段の静けさから一変し、大勢の観客や競技関係者らで賑わった。スタート台が設けられたベロドローム内では選手らが大歓声に包まれて次々に出発。ベロドローム前のメーン会場にはチームトラックがずらりと並び、来場者は選手のアップの様子などを間近に楽しんだ。

幾重にも集まった地元のファン

 初日のこの日は、市街地に設定された9.8kmの個人タイムトライアル。フィニッシュまで残り600mとなるゴールストレートへのコーナーは、アペルドールンの観光名所となっている王室のかつての夏の離宮「ヘット・ロー」の目前。沿道には朝から大勢の観客が詰めかけ、特等席を陣取った。

開幕地のスタートとなったオランダ・アペルドールンのベロドロームと隣接するエリアに設置された自転車のモニュメント Photo: Aki KARASAWA開幕地のスタートとなったオランダ・アペルドールンのベロドロームと隣接するエリアに設置された自転車のモニュメント Photo: Aki KARASAWA
フィニッシュラインへと向かう最終コーナーは、午前中から場所取りをする観客らで賑わった Photo: Aki KARASAWAフィニッシュラインへと向かう最終コーナーは、午前中から場所取りをする観客らで賑わった Photo: Aki KARASAWA
タイムトライアルのフィニッシュライン。レース前日は通行止めの道路に静けさが漂っていた Photo: Aki KARASAWAタイムトライアルのフィニッシュライン。レース前日は通行止めの道路に静けさが漂っていた Photo: Aki KARASAWA

 メーン会場は、来場者が各チームのトラック駐車エリアに自由にアクセスできる会場設計。エティックス・クイックステップ、トレック・セガフレード、チーム スカイには人気が集まっていた。アスタナ プロチームも人気チームのひとつだったが、観客との間には防御用のクリアボードが設置されていた。

アスタナ プロチームは防御用のクリアボードを採用していた Photo: Aki KARASAWAアスタナ プロチームは防御用のクリアボードを採用していた Photo: Aki KARASAWA
チーム ロットNL・ユンボの前には人だかりができていた Photo: Aki KARASAWAチーム ロットNL・ユンボの前には人だかりができていた Photo: Aki KARASAWA
「こんなにたくさんの人がいるなんて、それだけで興奮」と語る男性と家族 Photo: Aki KARASAWA「こんなにたくさんの人がいるなんて、それだけで興奮」と語る男性と家族 Photo: Aki KARASAWA

 地元オランダのチーム ロットNL・ユンボの前には、何重にも人だかりができていた。家族連れで同チームの様子を見守っていた男性は、「地元のチームで仲間とサイクリングを楽しんでいる。この日を心待ちにしていた。このエリアにこんなにたくさんの人がいるなんて、それだけで興奮だね」と満面の笑みだった。

チームオーダーは「完走しろ」

「幸運だった」と振り返ったトム・デュムラン(チーム ジャイアント・アルペシン) Photo: Aki KARASAWA「幸運だった」と振り返ったトム・デュムラン(チーム ジャイアント・アルペシン) Photo: Aki KARASAWA

 タイムトライアルでは、多くの歓声を受けて走破したオランダ出身トム・デュムラン(チーム ジャイアント・アルペシン)が0コンマ以下の差で優勝。「ラッキーだった」と振り返った。

 一方、今大会唯一の日本人出場選手でジロ・デ・イタリア初参戦となる山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)の結果は、デュムランから1分30秒遅れの190位。順位こそ浮かばなかったものの、結果を冷静に受け止めた。「どこまで良いタイムを出せるか頑張って試したステージだった。追い込んだほうが脚にでも心肺面でも(次のステージへ)いい雰囲気でつなぐことができると思った…けれど、前半行き過ぎて、後半にすごい失速してしまった」と振り返る。

「後半にすごい失速してしまった」と振り返った山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) Photo: Aki KARASAWA「後半にすごい失速してしまった」と振り返った山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) Photo: Aki KARASAWA
ファンからのサインのリクエストに応える山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) Photo: Aki KARASAWAファンからのサインのリクエストに応える山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) Photo: Aki KARASAWA

 「前半は無線で『いいかんじ。もっとペースを上げて』と言われていたのに、後半だんだんいけなくなってきて。途中から無線で指示が入らなくなって『なんでかな』と思っていた。そのうち沿道の大型ディスプレイにも自分でなくて(次走の)チーム ロットNL・ユンボが映しだされていることに気づき、そのまま走っていたら――そのユンボの選手に後ろから抜かされて(笑) いつもはボトルを運んだり(年長の)ダミアーノ・クネゴ(イタリア)のそばにいて何かあったら対処するという感じ。今回はそれよりも『完走しろっ』がチームのオーダーです」

 今年からチームに加わった福島晋一監督は、4年前には山本のチームメート。チーム拠点のイタリアへ渡ってからは、「選手だった時のほうがよっぽど気楽だった」というほど、めまぐるしい日々を過ごしているという。以降のステージについては、「(山本をはじめ)日本人選手は一般的に山より横風が苦手。第3ステージが最初の鍵になるだろう」と分析した。

TTのスタートを切った山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) Photo: Aki KARASAWATTのスタートを切った山本元喜(NIPPO・ヴィーニファンティーニ) Photo: Aki KARASAWA
山本を支える福島晋一監督 Photo: Aki KARASAWA山本を支える福島晋一監督 Photo: Aki KARASAWA

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