MTBジャパンシリーズ クロスカントリー第6戦・白山一里野斉藤亮が連勝! 石川・一里野でもVで今季3勝目

  • 一覧
鬼気迫る走りで独走優勝した斉藤亮(MIYATA-MERIDA)鬼気迫る走りで独走優勝した斉藤亮(MIYATA-MERIDA)

 MTBのJシリーズXC・石川は斉藤亮(MIYATA-MERIDA)がまたしても独走を見せ、後続の平野星矢(BRIDGESTONE ANCHOR)を3分半近く引き離す走りを見せた。

 石川県では昨年まで同大会が行われていた、瀬女スキー場の閉鎖に伴いレース開催が出来なくなっていた。事実、レーススケジュールは長い間「開催未定」のままであった。しかし、地元主催者側の粘り強い努力の結果、数キロ先の「一里野スキー場」での開催にこぎつけ、レースファンやエントラントの胸をなでおろさせる事となった。

 当初はダウンヒル最終戦とクロスカントリー第6戦の同時開催であったが、台風の影響でダウンヒルコースが崩壊してしまい、レース一週間前に突然のレース中止となってしまう。そのため、クロスカントリーのみの開催となった。

 レースコースは全くの新設コースで、全体的に芝の重たい路面と比較的広めのコース幅、そしてテクニカルセクションの少ない高速コースとなった。

 クロスカントリーのレースコースは開催を重ね、ライダーが沢山走り、路面を踏み固めることでコース上の「ライン」が出来上がる。今回は全くの新設コースのため「ライン」が出来ておらず、土曜日のコースオープン時と日曜日の男子エリートの出走時では、観客からは同じコースに見えても、走るライダーにとっては全く別物と言えるコースとなっていた。

 その中で斉藤の連覇に賭ける意気込みは高く、金曜日の夕方には既に現地で入念にサスペンションのセッティングを、メカニックと打ち合わせる姿が見られた。MTBレースはライバルとの戦いであると同時に、路面コンディションとの戦いでもあるので、自分自身のテクニックや得意分野と欠点を、上手く機材でカバーしなければならない。各ライダーの戦略や特色がバイクに現れるのも、レース観戦の上での楽しみでもある。

 レースは序盤1周目の中盤から斉藤が独走態勢を固め鬼気迫る走りを見せる。その様は観客の声援も耳に入っていないのではないかと思わせるほどの集中ぶりだった。1分程離れて平野が続き、3番手にはフルタイムワーカーの合田正之(サイクルクラブ 3UP)が追いすがる。

 斉藤は独走のまま2位に大差を付けて優勝。第5戦に続く2連勝で、今季3勝目を飾った。2位には平野。そして序盤のトラブルで出遅れていた小野寺健(TEAM SPECIALIZED)が、終盤プロライダーの意地を見せて追い上げ、合田をパスして3位に入った。

 女子は中込由香里(team SY-Nak)が危なげない走りで優勝。今季4勝目となった。

 今回のレースではアジア選手権がレバノンで開催されており、今季2勝を挙げている山本和弘ほか数名の選手が代表として派遣されていることと、マウンテンバイク・マラソン世界選手権に派遣されたメンバーが疲労による体調不良で精彩を欠いた事もあり、メーカーのサプライを受けないプライベーター達の活躍の目立つ大会となった。

男子エリート表彰台。左より2位の平野星矢、優勝の斉藤亮、3位の小野寺健男子エリート表彰台。左より2位の平野星矢、優勝の斉藤亮、3位の小野寺健

男子エリート結果(4.0km X 7Laps = 28.0km)
1 斉藤亮(MIYATA-MERIDA) 1:26:59.87
2 平野星矢(BRIDGESTONE ANCHOR)+3:23.81
3 小野寺健(TEAM SPECIALIZED) +5:17.70
4 合田正之(サイクルクラブ3UP) +6:43.11
5 山田主(Club Grow) +7:47.43
6 鈴木智之(ckirin.com)  +8:31.25

女子エリート結果(4.0km X 5Laps = 20.0km)
1 中込由香里(team SY-Nak) 1:22:51
2 田近郁美(GOD HILL) +2:57.01
3 相野田静香(club GROW/LITEC) +9:23.01

詳細レースリザルト

(鈴木良則)

関連記事

この記事のタグ

MTBジャパンシリーズ MTBレース

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載