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ジロ2016 チームNIPPOの挑戦<大会前日>ジロ・デ・イタリア初挑戦の山本元喜 「ベストなコンディション」で完走誓う

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 5月6日にオランダのアペルドールンで開幕するジロ・デ・イタリアに、UCIプロコンチネンタルチーム「NIPPO・ヴィーニファンティーニ」(イタリア)が初挑戦から2年連続となる出場を果たす。日本の建設会社NIPPOがメーンスポンサーを務めるチームで、選手・スタッフには日本人も在籍。5日に開かれたチームプレゼンテーションには、今大会唯一の日本人選手である山本元喜が登場し、大観衆に迎えられた。

たくさんの観客が集まったプレゼンテーション会場で、チームメートたちとステージをめざす ©NIPPO Vini Fantiniたくさんの観客が集まったプレゼンテーション会場で、チームメートたちとステージをめざす ©NIPPO Vini Fantini

 Cyclistでは大会期間中、今大会唯一の日本人選手である山本元喜選手と、福島晋一監督、チームメカニックの福井響さん、マッサージャーの坂本拓也さんにコメントやショートレポートを寄稿していただき、紹介します。大会前日は、初めてのグランツールに臨む山本選手から意気込みに満ちたレポートが届きました。

◇         ◇

街中にピンクが溢れるジロ

オランダ入りしてから、毎朝チームメートたちとトレーニングに出かけている山本元喜。サイクリングロードを走るが、強い風が印象的だと話す ©NIPPO Vini Fantiniオランダ入りしてから、毎朝チームメートたちとトレーニングに出かけている山本元喜。サイクリングロードを走るが、強い風が印象的だと話す ©NIPPO Vini Fantini

 ジロ・デ・イタリアのために5月2日にオランダ入りしたが、練習で使うホテル付近の雰囲気はジロの開幕直前という感じではなかった。しかし今日、プレゼンテーションのために30km離れた初日のタイムトライアルのスタート地点まで行くと、雰囲気が全く違った。

 ありとあらゆるところにジロ・デ・イタリアのイメージカラーであるピンクの装飾が施されていた。電柱にはピンクに塗装された自転車が取り付けられており、あちこちにピンクの旗がかかっていた。街中にこれほどまでピンクが溢れている光景など今まで見たことがなかった。

 「これがジロ・デ・イタリアか…!」という感じだった。イタリアに入ればさらにピンクが増えるのだろうと思うと、その光景が楽しみである。まずは、イタリアに入るためにオランダで行われる3日間のジロ・デ・イタリアを走りきる必要があるのだが。

2年連続2回目の出場となるNIPPO・ヴィーニファンティーニ。山本元喜とイウリィ・フィロージ(イタリア)が初出場 ©NIPPO Vini Fantini2年連続2回目の出場となるNIPPO・ヴィーニファンティーニ。山本元喜とイウリィ・フィロージ(イタリア)が初出場 ©NIPPO Vini Fantini
今大会唯一の日本人選手ということもあり注目度は高く、イタリア人記者からも質問が飛ぶ ©NIPPO Vini Fantini今大会唯一の日本人選手ということもあり注目度は高く、イタリア人記者からも質問が飛ぶ ©NIPPO Vini Fantini
マッサージを受ける山本元喜。3週間の長いレースは、優れた回復力も重要になる ©NIPPO Vini Fantiniマッサージを受ける山本元喜。3週間の長いレースは、優れた回復力も重要になる ©NIPPO Vini Fantini

 今回の自分の1番の目標は完走することである。1日でも多く世界最高峰のレースを走り、その経験を今後に生かすためにも、最終日まで走りきることが自分の目標になっている。

 監督のステファノ・ジュリアーニからも「頑張って集団に残って完走するように」と言われている。チームリーダーのダミアーノ・クネゴ(イタリア)からは「初めの1週間が一番キツイ。まずはグルペットでいいからゴールして1週間を走りきれ」と言われている。その後のことは1週間が終わってからということだろう。

全ての経験が自分の成長に繋がる

 完走が1番の目標ではあるが、チームのオーダーに従って仕事をしっかりすることも目標だ。メーンの仕事はボトル運びやエースにトラブルがあった際の対応になると思う。当然、もし「逃げに乗れ」という指示があれば全力で乗るために動きたい。

ジロ・デ・イタリアに初出場する24歳の山本元喜 ©NIPPO Vini Fantiniジロ・デ・イタリアに初出場する24歳の山本元喜 ©NIPPO Vini Fantini

 しかし無理はしないように気を付けるようにしたい。無理して1週間で100の仕事をして限界になってDNF(リタイア)になるより、50くらいの仕事を3週間続けることができたほうがトータルで考えると多く仕事をすることができるので、自分のためにもチームのためにもなる。

 どれくらいの仕事ができるかは自分の脚の調子とその日以降のコースプロフィールをふまえて考えていきたい。レースのレベル、距離、期間、規模の全てが自分が今まで経験したことのないものなので、全ての経験が自分の成長に繋がると考えて1日1日を大切に全力で過ごしていきたい。

チームプレゼンテーションの会場で“初出場”コンビの福島晋一監督(右)と記念撮影する山本元喜 ©NIPPO Vini Fantiniチームプレゼンテーションの会場で“初出場”コンビの福島晋一監督(右)と記念撮影する山本元喜 ©NIPPO Vini Fantini

 今のところ体のコンディションは好調で、メンタル面でも緊張で固まるようなことはなく、レースに向けて集中することができているので、ベストな状態でジロ・デ・イタリアに挑めそうだ。

山本元喜山本元喜(やまもと・げんき)

1991年11月19日生まれ、24歳。鹿屋体育大学出身で、2014年ヴィーニファンティーニ・NIPPOでプロデビュー。2015年からUCIコンチネンタルチームのNIPPO・ヴィーニファンティーニに所属。大学在籍時から2010年ツール・ド・北海道区間優勝、2011年U23全日本選手権優勝など活躍し、2016年は1月のツール・ド・サンルイス(アルゼンチン、UCI2.1)や2月にイタリアで開催されたGPコスタ・デリ・エトルスキ(UCI1.1)、トロフェオ・ライグエリア(1.HC)ではアタックを仕掛けて逃げに乗り、チームの成績に大きく貢献。身長/体重:163cm/62kg、脚質:パンチャー。ブログ「Genki一杯

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