ツール・ド・ロマンディ2016 第4ステージフルームが頂上ゴールで独走勝利 キンタナはピノーの攻撃をしのぎ総合首位キープ

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 「ツール・ド・ロマンディ」(UCIワールドツアー)第4ステージが4月30日、スイスのコンテエトからヴィラール・シュル・オロンまでの172.7kmで争われ、クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ)が1級山頂ゴールで独走勝利を飾った。総合首位の座はナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム)がキープ。別府史之はリタイアした。

第4ステージで勝利を挙げたクリストファー・フルーム ©Tour de Romandie第4ステージで勝利を挙げたクリストファー・フルーム ©Tour de Romandie

 1級山岳が3回、3級山岳が2つ登場する今大会のクイーンステージで、終盤に2回上る1級山岳バルボルーズが勝負どころになった。

逃げ切りを図るクリストファー・フルーム(左)とティージェイ・ヴァンガードレン ©Tour de Romandie逃げ切りを図るクリストファー・フルーム(左)とティージェイ・ヴァンガードレン ©Tour de Romandie

 第2ステージでパンクにより大きく遅れ、総合争いから脱落していたフルームが意地を見せつけた。フルームは1度目のバルボルーズの上りで、ティージェイ・ヴァンガードレン(アメリカ、BMCレーシングチーム)とともにメーン集団から抜け出した。クイーンステージでフルームのアタックが容認されるという、珍しい光景だった。

 フルームたちは協調しながら、雨が降るなか下りも丁寧にクリアし、50秒ほどのリードをもって山頂ゴールとなる2度目のバルボルーズへ。フルームは約7.5kmを残してヴァンガードレンも引き離し、独走態勢に入った。

雨のなか激しい攻防を繰り広げる総合上位勢 ©Tour de Romandie雨のなか激しい攻防を繰り広げる総合上位勢 ©Tour de Romandie

 メーン集団では、キンタナとヨン・イサギレ(スペイン)のいるモビスター チーム、イルヌール・ザカリン(ロシア)とシモン・スピラク(スロベニア)のチーム カチューシャが互いに攻撃を仕掛け合った。さらに総合2位につけるティボ・ピノー(フランス、エフデジ)も何度もアタックを試みたが、キンタナのマークにあい抜け出せない。

総合首位を守ったナイロアレクサンデル・キンタナ ©Tour de Romandie総合首位を守ったナイロアレクサンデル・キンタナ ©Tour de Romandie

 いずれも決定的なアタックにはならず、牽制状態になる度にペースが落ちるため、先頭を走るフルームはタイム差を保ち続けたまま頂上に迫っていた。最後にメーン集団が追い上げたが、フルームは逃げ切りを確信すると、両手を大きく上げてフィニッシュした。

 総合上位勢では大きなタイム差はつかず、キンタナがリーダージャージで最終ステージに臨む。

ツール・ド・ロマンディ第4ステージ結果
1 クリストファー・フルーム(イギリス、チーム スカイ) 4時間44分24秒
2 ヨン・イサギレ(スペイン、モビスター チーム) +4秒
3 ティボ・ピノー(フランス、エフデジ) +4秒
4 イルヌール・ザカリン(ロシア、チーム カチューシャ) +4秒
5 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) +4秒
6 バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード) +4秒
DNF 別府史之(日本、トレック・セガフレード)

個人総合成績
1 ナイロアレクサンデル・キンタナ(コロンビア、モビスター チーム) 12時間07分03秒
2 ティボ・ピノー(フランス、エフデジ) +19秒
3 ヨン・イサギレ(スペイン、モビスター チーム) +23秒
4 イルヌール・ザカリン(ロシア、チーム カチューシャ) +26秒
5 トム・デュムラン(オランダ、チーム ジャイアント・アルペシン) +57秒
6 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ) +1分12秒
DNF 別府史之(日本、トレック・セガフレード)

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