男女共にリーダーは変わらずJBCF群馬Jフェミニンは吉川美穂がスプリントで連勝 E1は弱虫ペダルとリンク東北

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 ロードレース国内シリーズで、全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)が主催する女子カテゴリー「Jフェミニンツアー」とJプロツアー以外のアマチュアカテゴリー「Jエリートツアー」が4月23、24日に群馬県みなかみ町の群馬サイクルスポーツセンター(CSC)で開催された。Jフェミニンツアーは吉川美穂(Live GARDEN BICI STELLE)が両日スプリントで連勝。Jエリートツアーの最上位クラス「E1」1日目には半澤雄高(LinkTOHOKU)が、2日目は岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)が勝利した。

群馬1日目の表彰式。左から2位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)、優勝した吉川美穂(Live GARDEN BICI STELLE)、3位だった樫木祥子(ナンシンスバル サイクリングチーム) Photo: Shusaku MATSUO群馬1日目の表彰式。左から2位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)、優勝した吉川美穂(Live GARDEN BICI STELLE)、3位だった樫木祥子(ナンシンスバル サイクリングチーム) Photo: Shusaku MATSUO

早い仕掛けで勝利

メーン集団で先頭を牽く樫木 Photo: Shusaku MATSUOメーン集団で先頭を牽く樫木 Photo: Shusaku MATSUO

 Jフェミニンツアーのレースは1日目、1周6kmの群馬CSCを5周する30kmの距離で開催された。「シスターローズジャージ」を着る、ポイントランキングリーダー唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)ら30人がスタートラインに並んだ。

 周回を重ねるごとに数を減らした集団は、最終周回に入ると唐見、吉川、樫木祥子(ナンシンスバル サイクリングチーム)、西村知乃(ヴィテス フェミニン)の4人まで人数が絞られた。

後続を離してゴールした吉川 Photo: Shusaku MATSUO後続を離してゴールした吉川 Photo: Shusaku MATSUO

 ゴール約200m手前で、ホームストレートには吉川、唐見、樫木の姿が見えるが、選手の間は開いている。スプリントの末、最初にフィニッシュラインへ飛び込んだのは吉川だった。2位には唐見が入り、リーダージャージを守った。

 2日目のJフェミニンツアーは、1周回増えた36kmでレースが行われた。選手はまとまってレースを進めたが、3周目に入ると集団は2つに分かれ、さらに、前の集団から唐見と吉川が“心臓破りの坂”前で抜け出した。

早めの仕掛けで連日の優勝を飾った吉川 Photo: Shusaku MATSUO早めの仕掛けで連日の優勝を飾った吉川 Photo: Shusaku MATSUO

 メーン集団は逃げる2人を追うが、キャッチすることができず、勝負は2人のスプリントとなった。番手を取っていたのは唐見だったが、先行していた吉川がラスト150m地点で腰を上げるとついていくことができず、吉川が連日の勝利を飾った。

2人の勝負となった群馬2日目 Photo: Shusaku MATSUO2人の勝負となった群馬2日目 Photo: Shusaku MATSUO
Jフェミニンツアー2日目の表彰。左から唐見、優勝の吉川、3位の針谷千紗子(Live GARDEN BICI STELLE) Photo: Shusaku MATSUOJフェミニンツアー2日目の表彰。左から唐見、優勝の吉川、3位の針谷千紗子(Live GARDEN BICI STELLE) Photo: Shusaku MATSUO
シスターローズジャージを守った唐見 Photo: Shusaku MATSUOシスターローズジャージを守った唐見 Photo: Shusaku MATSUO

僅差の逃げ切り勝利

 E1クラス1日目はサーキットを8周する48kmで争われた。レースはスタート直後からアタックが連発。縦に伸びた集団では、後方の選手からスピードの上下に耐えられず脱落していくサバイバルな展開となった。

僅差で逃げ切り勝利を果たした半澤雄高(Link TOHOKU) Photo: Shusaku MATSUO僅差で逃げ切り勝利を果たした半澤雄高(Link TOHOKU) Photo: Shusaku MATSUO

 弱虫ペダルサイクリングチーム勢や、LinkTOHOKU勢、また、昨年までブリヂストンアンカー サイクリングチームに所属していた寺崎武郎(バルバレーシングクラブ)らで、集団の前方に位置し、積極的な走りを見せた。

1日目、ラスト1.5kmを独走する半澤 Photo: Shusaku MATSUO1日目、ラスト1.5kmを独走する半澤 Photo: Shusaku MATSUO
E1カテゴリー1日目の表彰 Photo: Shusaku MATSUOE1カテゴリー1日目の表彰 Photo: Shusaku MATSUO

 約30人の集団でゴールスプリントになるかと思われたが、半澤がラスト1.5kmから意表をついて単独で抜け出し、勢い衰えず、集団が迫るなか僅差で逃げ切り優勝を果たした。

カウンターアタックからの独走

逃げが決まった4人 Photo: Moe EGUCHI逃げが決まった4人 Photo: Moe EGUCHI

 2日目は同コースで9周、54kmの距離を112人の選手がゴールを目指した。前日と同様に、スタート同時にアタックが頻発し、大場政登志(弱虫ペダルサイクリングチーム)らが逃げを試みた。2周目に大場は吸収されたが、代わってチームメートの岡篤志(弱虫ペダルサイクリングチーム)や前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム)、1日目に優勝した半澤、大井翔太郎(湘南ベルマーレ)の4選手が逃げを決めた。

岡の勝利をアシストした前田 Photo: Moe EGUCHI岡の勝利をアシストした前田 Photo: Moe EGUCHI
逃げを追う寺崎武郎(バルバレーシングクラブ)や松尾修作(Team NAUTS)ら5人 Photo: Moe EGUCHI逃げを追う寺崎武郎(バルバレーシングクラブ)や松尾修作(Team NAUTS)ら5人 Photo: Moe EGUCHI
チームワークをみせ、独走でゴールした岡 Photo: Moe EGUCHIチームワークをみせ、独走でゴールした岡 Photo: Moe EGUCHI

 1分ほどの差をつけられたメーン集団では、寺崎が先頭に出てペースアップを促すが足並み揃わない。寺崎や、ランキングリーダーの証「ネクストイエロージャージ」を着用する松木健治(クラブシルベスト)ら含む5人ほどのメンバーで飛び出して前を追うも、集団に飲まれ、全体のスピードを上げるには至らない。

E1カテゴリー2日目の表彰 Photo: Shusaku MATSUOE1カテゴリー2日目の表彰 Photo: Shusaku MATSUO
ネクストイエロージャージをキープした松木 Photo: Shusaku MATSUOネクストイエロージャージをキープした松木 Photo: Shusaku MATSUO

 一方、前方の4人は逃げを決定的にし、優勝争いが行われた。前田が“心臓破りの坂”手前でアタックを仕掛け、半澤と大井が対応。その後、速度差をつけたアタックで岡が飛び出し、他の選手は追走を断念。独走で岡がゴールラインを切って優勝を果たした。2位はチームメートの前田だった。

この記事のタグ

JPT2016・Jエリートツアー Jプロツアー2016

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

サイクリストTV

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載

連載