カラス3羽が自転車の70代男性を襲撃 “弱者”認識し攻撃か

  • 一覧
菅原城北大橋の照明灯にとまるカラス=13日午後、大阪市菅原城北大橋の照明灯にとまるカラス=13日午後、大阪市

 大阪市内で今月11日昼、自転車の男性(76)が突然、カラス3羽に襲われた。男性はかぶっていた帽子を奪われたが、けがはなく無事。しかし、「弾みで自転車ごと転倒していたら、けがをしたかもしれない」と振り返り、専門家も「営巣活動などで敏感になっている鳥もいるので気をつけてほしい」などと話している。

 男性がカラスに襲われたのは、11日午後1時半ごろ。大阪市東淀川区の自宅を自転車で外出し、淀川にかかる「菅原城北大橋」(全長約1・4キロ)の上をゆっくり走っていたところ、突然後方からバタバタと羽音がした。

 「はっとしたら、頭の上に何かが乗った感じがして、次の瞬間、ひょいと帽子だけ取られていた。横を見ると帽子を取ったカラスと、もう1羽がいた」

 あっけにとられた男性が見ていると、カラスは橋の横から、帽子を下側の林の中に落とし、2羽とも林の方向に飛び去った。

 「かなんわと思い、自転車で再び走り出した。そしたら、また後ろから乗っかろうとする3羽目のカラスがいた。手ではらったら、どっかへ飛んでいった」

 当日の男性の服装は、ベージュの帽子に紺のシャツ、グレーのズボンで、そう目立つスタイルではなかった。ただ、襲われたときは、周囲に人はおらず、車もなかったという。「70年以上生きてきて、こんなことは初めて。橋は子供たちも通るし、気をつけたほうがいい」と男性は話した。

襲われた場所でカラスが飛び去った方向を示す男性=大阪市襲われた場所でカラスが飛び去った方向を示す男性=大阪市

 ■人慣れ? 遊び? 専門家分析

 白昼堂々、大都会の真ん中でカラスが人を襲った。賢いといわれるカラスだが、その行動の裏には何があるのか。天王寺動物園で獣医師を務める榊原安昭さん(61)は「カラスが人を襲う話はあまり聞いたことがない」としながらも「人慣れしたカラスだったら、襲うこともある」と話し、注意を呼びかける。

 男性を襲ったカラス3羽はいずれも体長40~50センチ。都市部などで生息するハシブトカラスかハシボソカラスの成鳥とみられている。

 帽子を取った行為について、榊原さんは「遊び」の可能性を示す。「カラスは説明のつかない遊びをする。有名な話では、電車の置き石の『犯人』がカラスだったことがあった。帽子を取る行為にメリットがあるのか分からないが、そういう意味のない行動をするのがカラス」という。

 一方、集団で襲っていることから「攻撃」の側面にも言及。「巣が近くにあるのなら、守るための『攻撃』の可能性がある。また、お年寄りや子供ら弱いものを敏感に感じ取り、襲ったとも考えられる」と注意を呼びかけた。

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。
  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

  • タイム
    アルプデュエズ01 ディスク

    ディスクブレーキで伝統の走りを進化

  • リブ
    AVAIL ADVANCED

    走る好奇心を止めない リブの新型‟無敵”ロードバイク

  • インプレッション一覧へ

    連載