バイクインプレッション2016「CANYON COMMUTER 7.0」 洗練のデザインと機能が融合したシティコミューター

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 ドイツのバイクブランド、キャニオン。機材供給をするトッププロ選手の活躍からレーシーなイメージの強いブランドだが、シティ向けのバイクも走行性能に優れ評価が高い。実用性とデザイン性を兼ね備えた「コミューター」シリーズは、ハンドルとライトを一体化したデザインや、マッドガード、ベルトドライブ、内装変速など日常的に安心して使える機能的な装備が充実。限定モデルを含め、現在発売されている「コミューター」は8種類あり、試乗した「コミューター7.0」は8段変速のシマノ・アルフィーネを採用するハイスペックモデルだ。

CANYON COMMUTER7.0(キャニオン コミューター7.0) Photo: Masami SATOUCANYON COMMUTER 7.0(キャニオン コミューター7.0) Photo: Masami SATOU

CANYON COMMUTER 7.0(キャニオン コミューター7.0)
価格:245,000円(完成車、梱包配送料・輸入消費税などは別)
サイズ:S、M、L、XL
カラー:ブルー、ピスタチオ、グレー、ホワイト
問い合わせ先:キャニオン https://www.canyon.com/ja/

スペック

フレーム:CANYON U10 URBAN AL
フォーク:CANYON F24 – ONE ONE FOUR SL DISK
変速機:シマノ・アルフィーネ(F)&(R)
ギヤ:MIRANDA DELTA HOLLOWTUBE、GATES CDN REAR SPROCKET(8s)
ホイール:DT SWISS XR331(リム)、SON 28SL HUB DYNAMO&SHIMANO ALFINE(ハブ)
重量:11.30kg(完成車実測値)

コネクタ不要でSUPERNOVA製のライトに対応する、ダイナモ内蔵のフロントフォーク。制動機構はディスクブレーキを採用する Photo: Masami SATOUコネクタ不要でSUPERNOVA製のライトに対応する、ダイナモ内蔵のフロントフォーク。制動機構はディスクブレーキを採用する Photo: Masami SATOU
ハンドル、ステムを一体化したデザインの先に付く「SUPERNOVA E3 PURE 3」フロントライト。205ルーメンの明るさと100%の防水性を備える。また、テールライトも同様にダイナモ式でビルトイン Photo: Masami SATOUハンドル、ステムを一体化したデザインの先に付く「SUPERNOVA E3 PURE 3」フロントライト。205ルーメンの明るさと100%の防水性を備える。また、テールライトも同様にダイナモ式でビルトイン Photo: Masami SATOU
アルフィーネの内蔵変速機構とSONダイナモコネクションがシンプルかつ充実の装備。また、駆動にはベルトドライブを採用している Photo: Masami SATOUアルフィーネの内蔵変速機構とSONダイナモコネクションがシンプルかつ充実の装備。また、駆動にはベルトドライブを採用している Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 Cyclistの新人編集部員。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 見た目のインパクトが抜群に高いバイクですね。まず目を引くのがハンドル周りで、ステムとハンドル、そしてフロントライトが一体となっているのが特徴です。前後ライトは後付けする必要が無いので、すっきりとしたこのスタイルのまま使い続けられるのは良いですね。リアフェンダーに取り付けられたライトは小型ながら強力で、距離が30mほど離れていてもはっきりと確認することができました。

米山 ワイヤーやセンサー類などが外側になく、フロントライトやテールライトが配線も含めビルトインされていて、走り始めるとハブダイナモで自動点灯する。フレームからフェンダーまでこだわりが見えるし、モダンな全体のデザインが純粋にかっこいいと思うよ。

松尾 はい。走ってみると、駆動がチェーンではなくベルトなので、踏んだ際に瞬発力はあまり感じられないですが、スムーズで優しい加速ができました。チェーンの油汚れがないことも、街乗りバイクとして大きなメリットです。

米山 駆動ベルトはスポーティーな走りに対応するカーボンベルト仕様だ。ギアはシマノの内装8速で、パワーを掛けた状態でもストレスなく変速するので心地よい。ギアがワイド設定で、変速すると回転数の変化が大きいので、ペダリングは少し踏み気味にして、回転をあまり上げない走り方がいいだろう。乗り味は結構硬い印象だった。サドルが小さめなせいか、普通のズボンで乗るのには少々辛い印象だった。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 フレームがしっかりしていますね。でも、コンフォートなキャニオンのカーボンシートポストや太いタイヤを装着するなど、快適性を向上させる工夫もされています。

米山 シートポストの固定部とホイールの着脱部に盗難防止機構があって、簡単に外せないようになっているのは、都市部の足として使うことを意識した装備だよね。

松尾 油圧ディスクも引きが軽く、ストップアンドゴーが多い街中で楽に扱うことができる仕様ですね。それに、太めのタイヤは側溝や路面のギャップに対して強いです。

米山 ワンオフでない製品としてここまで作り込めるのは、キャニオンのバイクブランドとしての心意気と言えるだろう。ただその分、価格は正直だいぶ高くなってしまった。価格を抑えたモデルもあるけど、このハイスペックモデルを見てしまうと、やはり見た目のカッコ良さが際立っていて心惹かれるね。

松尾 デザイン性が高いだけでなく、ライド時の使い勝手も考え抜かれていて驚きました。高価ですが、オシャレで機能的なバイクを求めている人にお勧めしたいです。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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