東京五輪での飛躍誓う全日本選手権“3冠”を狙うミヤタ・メリダ バイキングチーム 10代の有望株が2人加入

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 マウンテンバイク(MTB)チーム「ミヤタ・メリダ バイキングチーム」が3月29日、神奈川県川崎市で2016年新体制の記者発表会を開いた。エリートカテゴリーの小野寺健に、アンダー23の竹内遼とジュニアの佐藤寿美を新たに加え、2016年は3カテゴリーでの全日本選手権優勝を目標に掲げる。エースの小野寺は「力を出し切れるという確信がある」と語り、全日本初制覇へ強い意欲を示した。

「ミヤタ・メリダ バイキングチーム」の2016年体制発表に出席した(左から)小野寺健、竹内遼、佐藤寿美。バイクはメリダ「BIG.SEVEN TEAM」 Photo: Naoi HIRASAWA「ミヤタ・メリダ バイキングチーム」の2016年体制発表に出席した(左から)小野寺健、竹内遼、佐藤寿美。バイクはメリダ「BIG.SEVEN TEAM」 Photo: Naoi HIRASAWA

「世界のトップ10」として東京五輪に

チーム在籍3年目のエースの小野寺健 Photo: Naoi HIRASAWAチーム在籍3年目のエースの小野寺健 Photo: Naoi HIRASAWA

 2015年は国内シリーズ戦「クップ ドュ ジャポン」(CJ)で最多の3勝を挙げたが、今年はさらにいい状態でシーズンを迎えているという。「これまでMTBに乗っていて感じたことがないような、いいフィーリングを体現できた。これからは、力を出し切れるという確信がある」と力強く語り、「ちゃんと力を出せれば、(ライバルとなる)山本幸平選手と同じレベルでも走れるし、僕の方が速いんじゃないかと思う」と全日本制覇に向けての自信をうかがわせた。

「ミヤタ・メリダ バイキングチーム」2016年体制発表会の会場 Photo: Naoi HIRASAWA「ミヤタ・メリダ バイキングチーム」2016年体制発表会の会場 Photo: Naoi HIRASAWA

 30歳の小野寺は「プロになって10年以上になるが、自転車に乗り始めた時に憧れた『世界のトップライダー』になることをいまも目標にしている。残り僅かな競技生活かもしれないが、できる限りの努力をして達成したい」と語る。2020年の東京オリンピックについては「世界で『トップ10』のライダーとして迎えたい」と意気込んだ。

「ミヤタ・メリダ バイキングチーム」の(左から)小野寺健、竹内遼、佐藤寿美 Photo: Naoi HIRASAWA「ミヤタ・メリダ バイキングチーム」の(左から)小野寺健、竹内遼、佐藤寿美 Photo: Naoi HIRASAWA

プロ初シーズンは「楽しみ」

アンダー23カテゴリーに挑む18歳の竹内遼 Photo: Naoi HIRASAWAアンダー23カテゴリーに挑む18歳の竹内遼 Photo: Naoi HIRASAWA

 竹内は、MTBクロスカントリーのジュニアで2015年のアジア選手権を制し、シクロクロスのジュニアでも2014-15シーズンに全日本チャンピオンに輝いた。プロとして初めて迎えるシーズンについて「楽しみな気持ちが大きい」と笑顔を見せた。今後の目標について「今年は全日本選手権とCJでの優勝。それから4年後の東京オリンピックを目指していく」と語った。

 18歳という年齢でU23カテゴリーに挑むことになる全日本選手権については、「会場の富士見パノラマは得意なコースだし、ミヤタ・メリダ バイキングチームという、いい環境でレースをさせてもらえる。いい感覚で乗れているので、それがもっとノッてきたら勝てると思う」と語った。

東京五輪から「波にのって」世界へ

ジュニアカテゴリーで現日本チャンピオンの佐藤寿美 Photo: Naoi HIRASAWAジュニアカテゴリーで現日本チャンピオンの佐藤寿美 Photo: Naoi HIRASAWA

 4月から高校3年生になる佐藤は、北海道で高校に通いながら全国各地のレースを転戦する。アルペンスキーのトレーニングの一環として小学4年生から始めたMTBで才能を開花させ、「中学3年で全日本のユースで優勝したのをきっかけに、自転車で生きていこうと思った」と選手を志した。2014年のユースカテゴリー、15年のジュニアの全日本選手権で優勝しており、今年は自身の世代で3連覇を目指すことになる。

 将来の目標として「世界で活躍できる選手になりたい」と宣言し、「東京オリンピックに出場して、そのまま波にのっていきたい」と飛躍を誓った。

笑顔で撮影に応じる(左から)小野寺健、竹内遼、佐藤寿美 Photo: Naoi HIRASAWA笑顔で撮影に応じる(左から)小野寺健、竹内遼、佐藤寿美 Photo: Naoi HIRASAWA

レースに勝つための「改革」

 メーンスポンサーであるミヤタサイクルの高谷信一郎社長は「竹内選手、佐藤選手はまだまだ伸びしろがあり期待が大きい。小野寺選手もテクニックを磨くには十分に時間がある。東京オリンピックには参加するだけではなく、10位以内、あるいは入賞を目指してほしい」と選手たちの飛躍に期待を込めた。

 チームの監督兼ゼネラルマネジャーである山路篤氏は、竹内と佐藤が新加入し、2人から3人になった新体制について「レースに勝つことを考えたチーム改革を行った」と語り、各カテゴリーで勝てる選手をそろえた布陣だと説明した。

メーンスポンサーであるミヤタサイクルの高谷信一郎社長 Photo: Naoi HIRASAWAメーンスポンサーであるミヤタサイクルの高谷信一郎社長 Photo: Naoi HIRASAWA
監督兼ゼネラルマネジャーの山路篤氏 Photo: Naoi HIRASAWA監督兼ゼネラルマネジャーの山路篤氏 Photo: Naoi HIRASAWA

 さらに山路監督は「東京オリンピックを意識しない競技者はいない」としたうえで、「オリンピック出場を目指す前にやるべきことは、チーム悲願の全日本選手権の制覇」だと語り、3つのチャンピオンジャージを持ち帰ることを、2016年最大の目標に掲げた。

「ミヤタ・メリダ バイキングチーム」体制発表会(左から)山路篤監督、メーンスポンサー「ミヤタサイクル」の高谷信一郎社長、小野寺健、竹内遼、佐藤寿美 Photo: Naoi HIRASAWA「ミヤタ・メリダ バイキングチーム」体制発表会(左から)山路篤監督、メーンスポンサー「ミヤタサイクル」の高谷信一郎社長、小野寺健、竹内遼、佐藤寿美 Photo: Naoi HIRASAWA

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