東海地方のシリーズ戦ロードレース逃げ集団のゴールスプリントを制した野中竜馬が今季初勝利 キナンAACAカップ第3戦

  • 一覧

 東海地方のロードレースシリーズ「KINAN COUPE DE AACA」(キナンAACAカップ)は3月26日、2016年シーズン第3戦を国営木曽三川公園・長良川サービスセンター前特設コースで開催。メーンレースの1-1クラスは、中盤で抜け出した選手たちによる争いとなり、最後は昨年シリーズ4勝を挙げた野中竜馬(キナンサイクリングチーム)が今シーズン初優勝を果たした。

スプリントを制し今シーズン初勝利を挙げた野中竜馬 Photo: KINAN Cycling Teamスプリントを制し今シーズン初勝利を挙げた野中竜馬 Photo: KINAN Cycling Team
地元・岐阜出身の橋本英也(NIPPOレーシングプロジェクト)が参戦 Photo: KINAN Cycling Team地元・岐阜出身の橋本英也(NIPPOレーシングプロジェクト)が参戦 Photo: KINAN Cycling Team

 1月の第1戦、2月の第2戦に続き、今回もレースは同じ会場で開かれた。春を迎えてシーズンが本格化する時期とあって、周回コースの距離が前戦までの3.1kmから5.1kmへ、それにともないレース距離も62kmから102kmへと延長された。

 今回は、ホストチームであるUCIコンチネンタルチーム「キナンサイクリングチーム」から阿曽圭佑、伊丹健治、阿曽光佑、野中竜馬、中西重智の5人が出場。ほかに愛三工業レーシングチーム、シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダレーシングチーム、ニールプライド・南信スバルサイクリングチームといった国内トップチーム、さらにはトラック中距離のホープで地元・岐阜出身の橋本英也(NIPPOレーシングプロジェクト)も参戦し、会場はスタート前から大きな盛り上がりを見せた。

レース序盤、一団となって進む集団 Photo: KINAN Cycling Teamレース序盤、一団となって進む集団 Photo: KINAN Cycling Team
長良川沿いの風光明媚なコースでレースが行われる Photo: KINAN Cycling Team長良川沿いの風光明媚なコースでレースが行われる Photo: KINAN Cycling Team
長良川コース名物のシケインを行く選手たち Photo: KINAN Cycling Team長良川コース名物のシケインを行く選手たち Photo: KINAN Cycling Team

 アタックと吸収を繰り返した序盤を経て、レースが動きを見せたのは8周目。ニールプライド勢を中心に9人の逃げグループが形成される。さらに伊丹と野中らを含む5人の追走グループが前を追い、やがて2つのグループが合流して14人がレースを先行する形になった。メーン集団でも追う姿勢を見せる選手が現れるものの、いずれも長くは続かず、逃げる14人との差は最大で1分にまで広がった。

8周目、逃げグループが形成される Photo: KINAN Cycling Team8周目、逃げグループが形成される Photo: KINAN Cycling Team
伊丹健治(右端)、野中竜馬(右から2人目)のキナン勢を中心に逃げグループを追う Photo: KINAN Cycling Team伊丹健治(右端)、野中竜馬(右から2人目)のキナン勢を中心に逃げグループを追う Photo: KINAN Cycling Team
先行2グループが合流して14人の集団に Photo: KINAN Cycling Team先行2グループが合流して14人の集団に Photo: KINAN Cycling Team
逃げグループから単独でアタックしたロイック・デリアック Photo: KINAN Cycling Team逃げグループから単独でアタックしたロイック・デリアック Photo: KINAN Cycling Team

 逃げグループではさらにロイック・デリアック(ニールプライド・南信スバルサイクリングチーム)が単独で飛び出し、これをキナンや愛三勢を中心に協調して追走。集団のペースは落ちず、逃げ切りが濃厚となった。

逃げるデリアックを13人が追う Photo: KINAN Cycling Team逃げるデリアックを13人が追う Photo: KINAN Cycling Team

 デリアックは16周目に吸収。その後はキナン、愛三、ニールプライドと複数メンバーを先頭に送り込んだトップチームが盛んにアタックを繰り出し、やがて逃げグループには力のある選手だけが残る展開となった。そして、決定的なリードを奪う選手が現れないまま6人がラスト1周の鐘を聞いた。

野中竜馬が最終コーナーを最初にクリアし、フィニッシュへ真っ先に現れた Photo: KINAN Cycling Team野中竜馬が最終コーナーを最初にクリアし、フィニッシュへ真っ先に現れた Photo: KINAN Cycling Team

 各選手スプリントを意識し、激しいポジション争いを繰り広げながらフィニッシュを目指す。そして運命の最終コーナー。抜群のタイミングで仕掛けたのは野中だった。先頭でコーナーを抜けると、フィニッシュ前の上りでも勢いは衰えず、最後は後続に10m近い差をつけてゴールに飛び込んだ。

 野中は今シーズンに入り、2月のボルタ・コムニタ・ア・ラ・バレンシアーナ(スペイン、UCI2.1)、ツール・ド・フィリピン(UCI2.2)でアシストとしてチームに貢献。調子を上げて春を迎え、3月20日のJBCF宇都宮クリテリウム(Jプロツアー)では優勝争いに絡み8位となっていた。好調を持続して臨んだ今大会、持ち前のスピードを発揮してシーズン初勝利をたぐり寄せた。

 レースを振り返り、「逃げグループ内での協調は保たれていたので、ロイック選手がアタックして飛び出したときも焦りはなかった。最終局面もよいポジションが確保できたので、勝てると確信していた。スプリントの調子が上がっていたので、勝ててよかった」とコメントした。

優勝を決め喜ぶ野中 Photo: KINAN Cycling Team優勝を決め喜ぶ野中 Photo: KINAN Cycling Team
優勝の表彰を受ける野中 Photo: KINAN Cycling Team優勝の表彰を受ける野中 Photo: KINAN Cycling Team

 中部地方のみならず全国各地から有力選手が集まり、レースのレベルがますます高まっているキナンAACAカップ。第4戦は4月29、30日の2ステージ制を採用する。第1ステージは国営木曽三川公園・長良川サービスセンター前特設コース(1-1クラス112.2km)で、第2ステージはツアー・オブ・ジャパンいなべステージのメーン会場でもある「いなべ市梅林公園」(1-1クラス60km)で行われる。勝負強さと合わせ、総合力が問われる2日間となりそうだ。

Coupe de AACA第3戦1-1クラス(102km)結果
1 野中竜馬(キナンサイクリングチーム)
2 ジェゾン・ヴァラド(ニールプライド・南信スバルサイクリングチーム)
3 山下貴宏(シエルヴォ奈良ミヤタ-メリダレーシングチーム)
4 中根英登(愛三工業レーシングチーム)
5 中島康晴(愛三工業レーシングチーム)

関連記事

この記事のタグ

AACAカップ キナンサイクリングチーム

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載