バイクインプレッション2016「BOMA COFY II」 アーチ形状でソフトさを極めた、ファンライドに最適なクルーザー

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 カーボン繊維商社を前身とするASKトレーディングが2006年に自転車事業部を設立し、BOMAは誕生した。ハイコストパフォーマンスな製品は、カーボンフレームだけでなく、多種のカーボンホイールや、ハンドルバーなどのパーツ類などに及び多彩だ。今回試乗したのは、カーボンモノコックフレームの「コフィⅡ」。アーチ形状のトップチューブからチェーンステーの流れとダウンチューブが特徴的な、ロングライド向けフレームだ。

BOMA COFY II(ボーマ コフィ2) Photo: Masami SATOUBOMA COFY II(ボーマ コフィ2) Photo: Masami SATOU

BOMA COFY II(ボーマ コフィ2)
価格:135,000円(フレーム、税抜)
サイズ:S-440、M-475、L-520
カラー:キャンディレッド
問い合わせ先:ASKトレーディング http://www.boma.jp/

スペック

フレーム:カーボンUD仕上げ
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:シマノ・105 50×34T、 11-28T(11s)
ホイール:BOMA・TH-9
重量:7.45kg(完成車実測値)、1,135g(フレーム、カタログ値)380g(フォーク、カタログ値)

トップチューブのヘッド側からリアブレーキホール下まで一体成型する「Equal Power Tube」の技術。弓なりのデザインが特徴的だ Photo: Masami SATOUトップチューブのヘッド側からリアブレーキホール下まで一体成型する「Equal Power Tube」の技術。弓なりのデザインが特徴的だ Photo: Masami SATOU
トップチューブ同様、ダウンチューブもアーチベント形状だ Photo: Masami SATOUトップチューブ同様、ダウンチューブもアーチベント形状だ Photo: Masami SATOU
トップチューブ側の軽量化でフレームは低重心に仕上がった。グラデーションがかかったカラーが太陽光のもとで輝きを増す Photo: Masami SATOUトップチューブ側の軽量化でフレームは低重心に仕上がった。グラデーションがかかったカラーが太陽光のもとで輝きを増す Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 硬派なアイテムの多いBOMAから、「快適なロングライドを楽しむ」をテーマにし登場したのが「コフィⅡ」だ。

松尾 弓なりなフレームと塗装が美しく、振動吸収性に優れたバイクでしたね。見た目の特徴通りの性能を体感できました。

米山 良くも悪くも、と言うと語弊があるかも知れないが、とにかくソフト。乗り心地がとても良く、のんびりサイクリングを楽しむには最高だと思った。

松尾 ええ。かなり縦方向の振動に対して乗り心地が良いのだろうと予想してましたが、想像通り。路面の継ぎ目やざらつきといった細かい振動であれば他のバイクと比べて歴然の差です。

米山 うん。その分、余裕を持った走りでのサイクリングに特化しているので、攻めるような走りにはキッパリと向いていない。スピードを出し過ぎると自転車全体が波打つような感触があり、コーナーも攻めたほどには曲がっていかない。ただ、そういう走りをするバイクでは最初からないだろう。もちろん、普通に走っていて何か不安になるということは全くない。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 上りでトルクをかけすぎると少したわみます。全体的に剛性があるわけではないです。ただ、軽快で剛性を求めなくても軽さで進むバイクでした。軽いので発進はラクです。一気にトルクをかけるよりは高回転でスピードを乗せていきたいです。

米山 快適さを突き詰めたクルーザーという印象で、このバイクで走るサイクリングは楽しそうだとイメージが膨らむ1台だ。「コフィⅡ」は見た目も個性的でカラーリングも美しい。この軽さと仕様、またフルカーボンであることを考えると、コストパフォーマンスもとても高い。

松尾 全体的な質感が高いので、15万円以下のフレームセット価格としてはかなり優秀。グラデーションが綺麗で、所有欲を満たすこともできると思います。あとは、ハンドリングが独特でクイックです。結構切れ込むので下りは気をつけたいです。慣れてしまえば軽快なハンドリングに感じられるので、良さとして生かせればと思います。バイク重量自体が軽いですが、乗っても軽快で、回転系のペダリングで長距離を走るのが楽しいバイクです。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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