詳細なレースレポートを寄稿徳田鍛造がフランスのアマチュアレースで60kmの独走優勝 シーズン3戦目で勝利

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 3月20日にフランス北部のノルマンディー地方で開催されたアマチュア第2カテゴリーのレース「PETIT APPEVILLE」(プチ アプヴィル)で、徳田鍛造が60kmを独走して優勝を飾った。プチ アプヴィルはフランスで3段階あるアマチュアカテゴリーの中級レースで、徳田は3月6日に渡仏後初めて出場した同カテゴリーのレースでも3位に入賞していた。

得意の独走でフィニッシュラインを目指す徳田鍛造 Photo: NIPPO Racing Project得意の独走でフィニッシュラインを目指す徳田鍛造 Photo: NIPPO Racing Project

 徳田は次のように、レース内容を振り返るレポートを寄稿した。

◇         ◇

初戦での走りを認めてもらえた

 今シーズン3レース目となる今回のレース。カテゴリーはフランスアマチュアのなかで中級となる第2カテゴリーだった。

 初戦となったアブヴィルもこのカテゴリーで、その時はアタックを繰り返し3位。2戦目のMontataire(モンタテア/第1カテゴリー)では横風のレースで惨敗ではあったが、初戦での走りを認めてもらえたようで、いつも情報をくれるフランス人のジェレミーやボンシャンスの日野選手が所属するオリンピックグランサントの監督から噂になっていると聞いた。個人的にはほんまかいな? といった感じだったが。だが今回のレースで、ありがたいことにその噂が本当だったとわかった。

優勝を飾り、喜んでバイクを持ち上げる徳田鍛造 Photo: NIPPO Racing Project優勝を飾り、喜んでバイクを持ち上げる徳田鍛造 Photo: NIPPO Racing Project

 序盤からアタックがかかるが私が動くと集団も動く。前方に入ると私が動くまで動いてくれない。踏むのをやめると周りもやめる。そのため一旦大きく下がり様子を見ることに。すると、それまで動いてくれなかった集団が自分たちでアタックをしては追走をして潰すということをやってくれている。自分から動かなくても脚を使ってくれているのはありがたい。

 途中、登りでペースがゆるまったところを狙い、わざと追いかけさせるような動きをかける。そしてまた下がって様子を見るということを繰り返していると、登りで数人が飛び出したところで完全に集団の勢いが止まった。

 そこでアタック!! 前方の集団に追いつき一緒に行こうとするが、ついてこない。集団も追ってくる動きを見せるものの差が広がっている。これは行くしかない!! そこからゴールまで約60kmのタイムトライアル。そういえば大分でのU23全日本選手権ロードレースを勝った時もこんな感じだった気がする。

 そして、あの時と同じように独走で優勝することができた。

チャンスはいくつもあるわけではない

 たくさんのことを学んだ鹿屋体育大学を卒業した昨年から、NIPPOの支援をいただきながら活動をさせていただいているが、ここまで全くと言っていいほど結果を残すことができず、精神的にもキツいと思うことはたくさんあった。

表彰台で笑顔を見せる徳田鍛造 Photo: NIPPO Racing Project表彰台で笑顔を見せる徳田鍛造 Photo: NIPPO Racing Project

 しかし、そんな中でも昨年、ヨーロッパでの経験の浅い私にレースでの走り方、生活の仕方を教えてくださった橋川健さん。今シーズン、ヨーロッパで活動するにあたり、活動の受け皿になり、フランスでのチームを探してくださった福島晋一さん、コーチとしてご指導くださった福島康司さん。そして、厳しい環境に身を置きながら世界を目指したいという私の思いに対して、活動をご支援いただいているNIPPOの大門(宏)さんをはじめ、ご支援ご声援をいただいている多くの方々に本当に感謝している。

 今シーズンは始まったばかり。しかしながら私自身に残されたチャンスはいくつもあるわけではないと思う。一緒に走ってきた選手たちが私がいるところよりもさらに上で、世界の強豪たちと戦っているが、一刻も早くそこに追いつき、追い越せるように精一杯精進したい。

◇         ◇

 徳田は鹿屋体育大学時代に2度のU23全日本チャンピオンに輝き、卒業後、昨年はニュージーランド籍の「CCT p/bチャンピオンシステム」に所属し、ベルギーを拠点に活動していた。今年はタイでのオフトレーニングを経て、2月に活動拠点となるフランス・ノルマンディー地方へと渡った。

 今シーズンはアマチュアレースを転戦しながらヨーロッパでプロ選手になることを目指して活動し、福島晋一監督(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)のもと、地元の名門アマチュアチーム(ディビジョン1)の「C.C.ノジョンスールオワーズ」に所属している。国内では、福島監督が代表を務めるボンシャンスに所属する。

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