学生たちが魅せた熱い走りと応援都心を駆ける「明治神宮外苑大学クリテリウム」 メーンレースは日大の岡本隼が優勝

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 東京・明治神宮外苑の特設コースを舞台にした「第10回 明治神宮外苑大学クリテリウム」が3月13日に開催された。2015年度の全日本学生ロードレース・カップ・シリーズ最終戦で、まだ寒さの残るなか、都心部で繰り広げられるレースに大勢の観客が集まり、選手たちに熱い声援を送った。男子大学生の最高カテゴリーであるグループ1(大学)は、終盤に形成された4人の先頭集団が逃げ切りを決め、日本大学の岡本隼がマッチスプリントを制した。

明治神宮外苑のいちょう並木に設けられたUターン Photo: Naoi Hirasawa明治神宮外苑のいちょう並木に設けられたUターン Photo: Naoi Hirasawa

チアリーダーが声援

女子クリテリウムの選手たちに、沿道に集まった大勢の観客が声援を送る Photo: Naoi Hirasawa女子クリテリウムの選手たちに、沿道に集まった大勢の観客が声援を送る Photo: Naoi Hirasawa

 レースの舞台は、聖徳記念絵画館前をスタート・ゴール地点とする1.5kmの周回コースで、神宮球場や秩父宮ラグビー場の周辺を駆け抜ける。再建に向けて旧国立競技場が取り壊され、例年とは違った風景も眺めることができた。沿道には若い年代からOBら大学関係者まで幅広い層が集まり、各大学の応援団やチアリーダー、ブラスバンドが競い合うように声援を送った。

 レースは男子大学生のクリテリウムが3カテゴリー5レース、大学生・一般オープンの女子クリテリウム、マスターズ(一般)のクリテリウムと個人タイムトライアル(TT)、小中学生の個人TTが争われた。

国立競技場が取り壊され、コースからは新宿の高層ビル群が見える Photo: Naoi Hirasawa国立競技場が取り壊され、コースからは新宿の高層ビル群が見える Photo: Naoi Hirasawa
各大学の応援団やチアリーダー、ブラスバンドの応援も見どころ Photo: Naoi Hirasawa各大学の応援団やチアリーダー、ブラスバンドの応援も見どころ Photo: Naoi Hirasawa

高校からのチームメートで1位&3位

 グループ1では、日大の森口寛己が序盤から逃げに乗り、吸収されたあとも岡本と交互にカウンターアタックを仕掛けるなど先頭集団で積極的なレースを展開した。終盤、16周目で森口のいる先頭集団に岡本がブリッジをかけて合流。岡本、森口を含む4人の先頭集団が形成され、逃げ切りを決定付けると、最終ストレートで岡本がゴールスプリントを制し、森口も3位で表彰台に立った。

いちょう並木でUターンする選手たち Photo: Naoi Hirasawaいちょう並木でUターンする選手たち Photo: Naoi Hirasawa
終盤に生まれた4人の逃げ集団 Photo: Naoi Hirasawa終盤に生まれた4人の逃げ集団 Photo: Naoi Hirasawa
岡本隼(日本大学)がゴールスプリントを制した Photo: Naoi Hirasawa岡本隼(日本大学)がゴールスプリントを制した Photo: Naoi Hirasawa

 岡本はレース後、「本当に勝ててよかった」と感想を述べた。森口とは同じ高校で育ち、今でも一緒に走っている仲だという。逃げが決定的になってからも、どちらが優勝を狙いにいくか打ち合わせていなかったが、「最終周の途中から森口が引いてくれたので、ここで自分がいくしかないと思った」という阿吽の呼吸で勝利をつかんだ。

女子優勝は高校生の岡本 「来年は学連で」

(左から)女子クリテリウムで2位の齋藤望(日本体育大学)、優勝した岡本二菜(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)、3位の江藤里佳子(鹿屋体育大学) Photo: Naoi Hirasawa(左から)女子クリテリウムで2位の齋藤望(日本体育大学)、優勝した岡本二菜(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)、3位の江藤里佳子(鹿屋体育大学) Photo: Naoi Hirasawa

 2015年度全日本学生ロードレースカップシリーズ最終ランキングでは、リーダージャージを着てこのレースに臨んだ小林和希(明治大学)が、首位の座を守り抜いた。次年度については「年間ランキングは後輩に託すので、そのサポートをしたい」と語った。女子クリテリウムは、高校生の岡本二菜(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)が優勝を飾り、表彰式では「(来年から)大学に入り、学連で走っていきます」と宣言し、応援を呼び掛けた。

年間ランキング1位を守り抜いた小林和希(明治大学) Photo: Naoi Hirasawa年間ランキング1位を守り抜いた小林和希(明治大学) Photo: Naoi Hirasawa
大学対抗の表彰式。(左から)2位のオランダ・アムステルダム大学、優勝の日本大学、3位の早稲田大学 Photo: Naoi Hirasawa大学対抗の表彰式。(左から)2位のオランダ・アムステルダム大学、優勝の日本大学、3位の早稲田大学 Photo: Naoi Hirasawa

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