パリ~ニース2016 第6ステージザカリンが頂上ゴールのスプリント勝負を制す 総合首位はゲラント・トーマスへ

by 松尾修作 / Shusaku MATSUO
  • 一覧

 UCI(国際自転車競技連合)ワールドツアー「パリ~ニース」の第6ステージが3月12日、フランスのニースからラ・マドーヌ・デュテルの177kmで争われ、イルヌール・ザカリン(ロシア、チーム カチューシャ)がゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ)との頂上ゴールでのスプリント争いに競り勝ち、優勝を果たした。個人総合の首位は上りで大きく遅れたマイケル・マシューズ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)から、トーマスに移っている。別府史之(トレック・セガフレード)はトップから25分35秒遅れの93位でゴールした。

ゴールスプリントで競り勝ったイルヌール・ザカリン(ロシア、チーム カチューシャ)  © ASO/G.Demouveauxゴールスプリントで競り勝ったイルヌール・ザカリン(ロシア、チーム カチューシャ)  © ASO/G.Demouveaux

 コースは序盤からアップダウンが連続するレイアウトで、2級山岳が5つ、1級山岳が2つ登場。標高が1165m、平均斜度5.7%の頂上ゴールステージとなり、山岳を得意とする総合系ライダーが個人総合上位に浮上するチャンスとなった。

 アントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、ディレクトエナルジー)を含む6人が逃げ、テクニカルなコースでリスクを嫌うティンコフ勢がメーングループをコントロールする状況が続いた。逃げグループ内では山岳賞争いが展開され、デュシェーヌがこのステージだけで32ポイントを獲得。2位のトマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)に21ポイントの差をつけて山岳賞トップに躍り出た。

2日連続の逃げをみせたアントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、ディレクトエナルジー) © ASO/G.Demouveaux2日連続の逃げをみせたアントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、ディレクトエナルジー) © ASO/G.Demouveaux

 メーン集団は、逃げていた選手を残り20km地点までに吸収。チーム スカイが牽引し、人数を減らしたメーン集団はアルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)やザカリンなど、各チームのエースクラスが顔を揃えた。残り5kmを切ると、コンタドールが積極的にペースアップ。リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム)やザカリンはカウンターアタックで応戦した。残り1kmの急勾配区間でコンタドールがアタックをかけるも、それに続いたトーマスとザカリンが抜け出してスプリント勝負へ。ゴールライン寸前でザカリンがトーマスをかわし、優勝を果たした。

 ザカリンはレース後のインタビューで「チームメイトの働きで、最後の上りでは自身のベストで挑むことができた」とコメント。ザカリンは総合3位まで順位を上げている。総合首位に立ったのはステージ2位のトーマス。「ゴールライン手前でかわされて残念だが、チームメイトの素晴らしい働きでリーダージャージを獲得できた」と喜び、次のステージに備えたいと語った。

第6ステージ結果
1 イルヌール・ザカリン(ロシア、チーム カチューシャ) 4時間45分11秒
2 ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ)+0秒
3 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)+1秒
4 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +7秒
5 セルジオルイス・エナオ(コロンビア、チーム スカイ) +10秒
6 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ) +20秒
7 ルイ・コスタ(ポルトガル、ランプレ・メリダ) +31秒
8 ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル) +31秒
9 ヨン・イサギレ(スペイン、モビスター チーム) +31秒
10 トニー・ガロパン(フランス、ロット・ソウダル) +25分35秒
93 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +29分40秒

個人総合(マイヨジョーヌ)
1 ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) 24時間10分26秒
2 アルベルト・コンタドール(スペイン、ティンコフ)+15秒
3 イルヌール・ザカリン(ロシア、チーム カチューシャ)+20秒
4 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +21秒
5 トム・デュムラン(オランダ、チーム ジャイアント・アルペシン) +32秒
6 ヨン・イサギレ(スペイン、モビスター チーム) +37秒
7 セルジオルイス・エナオ(コロンビア、チーム スカイ) +39秒
8 サイモン・イェーツ(イギリス、オリカ・グリーンエッジ)+44秒
9 トニー・ガロパン(フランス、ロット・ソウダル) +51秒
10 ロマン・バルデ(フランス、アージェードゥーゼール ラモンディアル)+1分
136 別府史之(日本、トレック・セガフレード)+59分38秒

ポイント賞(マイヨヴェール)
1 マイケル・マシューズ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 53 pts
2 アレクサンドル・クリストフ(ノルウェー、チーム カチューシャ) 26 pts
3 ベン・スイフト(イギリス、チーム スカイ) 22 pts

山岳賞(マイヨアポワ)
1 アントワーヌ・デュシェーヌ(カナダ、ディレクトエナルジー)56 pts
2 トマス・デヘント(ベルギー、ロット・ソウダル)35 pts
3 ヘスス・エラダ(スペイン、モビスター チーム)33 pts

チーム総合
1 チーム スカイ  72時間33分15秒
2 アスタナ プロチーム +5分37秒
3 モビスター チーム +7分30秒

関連記事

この記事のタグ

UCIワールドツアー パリ~ニース2016

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載