バイクインプレッション2016「GUSTO RCR2.2」 T-800カーボン採用の好バランス・高コストパフォーマンスな1台

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 「GUSTO」(グスト)は、設立当初はOEMで多くのバイクブランドの製品を製造してきたが、現在はオランダで設計とテストを繰り返しながら、台湾の自社工場で、高品質かつ低価格な「GUSTO」のフレームを生産するブランドだ。さらにはコンチネンタルチームも運営し、2015年シーズンは日本のレースにも参戦し好成績を収めた。今回試乗したのは、東レT-800カーボンを素材に採用したRCR2シリーズフレームに、自社のカーボンホイールと、スラムのエントリーコンポを組み合わせた1台だ。

GUSTO RCR2.2(グスト RCR2.2) Photo: Masami SATOUGUSTO RCR2.2(グスト RCR2.2) Photo: Masami SATOU

GUSTO RCR2.2(グスト RCR2.2)
価格:280,000円(完成車、税抜)
サイズ:46、48、50、52、54
カラー:レッド、イエロー
問い合わせ先:アクションスポーツ http://www.actionsports.co.jp/gusto.php

スペック

フレーム:GUSTO RCR2 カーボン 東レT-800
フォーク:GUSTO RCR2 カーボン/カーボンコラム
変速機:SRAM・APEX(F)&(R)
ギヤ:SRAM・C2.2 50×34T、11-32T(10s)
ホイール:GUSTO・50T
重量:6.8kg(完成車)

東レT-800カーボンを採用した台湾製のフレームのBB周りは、ダウンチューブからチェーンステーまで一連で繋がるデザインになっている Photo: Masami SATOU東レT-800カーボンを採用した台湾製のフレームのBB周りは、ダウンチューブからチェーンステーまで一連で繋がるデザインになっている Photo: Masami SATOU
GUSTOのカーボンハンドルバーが、軽量性と低価格化に貢献する。コンポーネントにはスラムのエントリーグレード、APEXを採用 Photo: Masami SATOUGUSTOのカーボンハンドルバーが、軽量性と低価格化に貢献する。コンポーネントにはスラムのエントリーグレード、APEXを採用 Photo: Masami SATOU
BB規格はBB386を採用し大きく、ダウンチューブとの接合面積も大きいので剛性感は高い Photo: Masami SATOUBB規格はBB386を採用し大きく、ダウンチューブとの接合面積も大きいので剛性感は高い Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 日本に入ってきてまだ日が浅いブランドなので、試乗するのは初めてだった。見た目は堅実というか、数年前のトップモデルという風情。そしてスペックを見ていくと、この組み合わせで完成車28万円(税別)というのは、耳を疑うコストパフォーマンスの高さだよ。

松尾 ホントですね。カーボンハンドルやリムハイトの高いカーボンホイールが付属しています。スラムのAPEXという10段変速ということ(11速にする場合は変速関係のパーツは総取っ換え)、練習には不向きなチューブラータイヤで、低グレードのビットリアのラリーであることを考慮し、検討してもらえれば良いと思います。

米山 うん。重量面でも想像以上に軽量で驚きだったけど、実際乗ってみてはどうだった?

松尾 バランスのとれた一台で、しっかりした推進力がありました。メジャーブランドのトップエンドのような超高剛性なタイプではありませんが、必要十分なレベルで、伸びも感じられるので走りを楽しめます。ハンドリングもニュートラルで不満はありません。

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 ボクは想像以上にマイルドな乗り味が印象的だった。縦方向はマイルドだけど、横にしっかりしていて、加速感などは良かった。

松尾 振動吸収性は思ってたより高かったですね。それと、やはりバランスがとても良いんですよね。ちょっと古臭い感じもまた良し。シビアなレベルでのスタビリティはタイヤ次第というところですが、下りのカーブもニュートラルに曲がれました。

米山 そうだね。上りでは、フロントも軽く、 ダンシングではバイクを振りやすかった。

松尾 はい。ダンシング、シッティングともに、突っ掛かりがなく、スムーズにバイクにパワーを伝えられて軽やかでした。乗り味については優等生タイプで、弱点はとくにありません。あとは、タイヤなどの気になる部分を、今後のパーツ変更の楽しみだと考えれば良いかもしれませんね。

米山 そうだね。レースモデルということだけどトガった印象は少なく、ロングライドなどにも良さそうだ。レースで使うなら、長い距離で勝負どころまで体力を温存できるのではないかな。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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