パリ~ニース2016 第1ステージデマールが元同僚のブアニをスプリントで圧倒 マシューズがマイヨジョーヌ守る

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 UCI(国際自転車競技連合)ワールドツアーのヨーロッパ初戦「パリ~ニース」の第1ステージが3月7日、コンデ=シュル=ヴェグルからヴァンドームまでの198kmで争われ、アルノー・デマール(フランス、エフデジ)がゴールスプリントを制した。マイケル・マシューズ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)は同タイムの5位でゴールし、総合首位のマイヨジョーヌを守った。別府史之(トレック・セガフレード)は3分37秒遅れの104位でゴールした。

パリ~ニース第1ステージでゴールスプリントを制したアルノー・デマール Photo: Yuzuru SUNADAパリ~ニース第1ステージでゴールスプリントを制したアルノー・デマール Photo: Yuzuru SUNADA

 平坦基調のコースレイアウトで、終盤に2つの山岳ポイントと、パリ~ニースとしては珍しい未舗装路が登場した。選手たちのジャージやバイクには、ぬかるんだ泥が巻き上げられて付着し、北のクラシックのような光景が広がった。

 未舗装路区間を抜けた残り3km、上り基調だったこともありマルセル・キッテル(ドイツ、エティックス・クイックステップ)ら複数のスプリンターが遅れ始めた。メーン集団も統制が取れず、先頭ではアタックを狙う選手たちの駆け引きが繰り広げられた。そんななか、残り2kmでエドワード・トゥーンス(ベルギー、トレック・セガフレード)がタイミングを計って単独で飛び出した。

 メーン集団は残り300mでようやくトゥーンスを射程距離に捉えたが、どのチームもトレインを組めていない混戦の状態。集団先頭にいたベン・スイフト(イギリス、チーム スカイ)がスプリントを仕掛けると、好位置につけていたナセル・ブアニ(フランス、コフィディス ソリュシオンクレディ)もそれに続いた。しかし、後方からスプリントを仕掛けたデマールが、一気にブアニの前に出るとその勢いのままスイフトも抜き去った。

第1ステージを制したアルノー・デマール Photo: Yuzuru SUNADA第1ステージを制したアルノー・デマール Photo: Yuzuru SUNADA
マイヨジョーヌを守ったマイケル・マシューズ Photo: Yuzuru SUNADAマイヨジョーヌを守ったマイケル・マシューズ Photo: Yuzuru SUNADA

 デマールにとって、2014年までチームメートだったブアニは、エーススプリンターの座を争ったライバル関係にある。2015年はブアニが移籍したことで単独エースになったが、シーズン2勝という結果に終わっていた。そんななか、パリ~ニースでの大きな勝利は、得意とする北のクラシックに好感触で臨むことにもつながりそうだ。

第1ステージ結果
1 アルノー・デマール(フランス、エフデジ) 4時間29分53秒
2 ベン・スイフト(イギリス、チーム スカイ) +0秒
3 ナセル・ブアニ(フランス、コフィディス ソリュシオンクレディ) +0秒
4 アドリアン・プティ(フランス、ディレクトエネルジー) +0秒
5 マイケル・マシューズ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +0秒
6 トム・ボーネン(ベルギー、エティックス・クイックステップ) +0秒
7 セップ・ヴァンマルク(ベルギー、チーム ロットNL・ユンボ) +0秒
8 シモン・ゲシュケ(ドイツ、チーム ジャイアント・アルペシン) +0秒
9 ヨナス・ヴァンフネヒテン(ベルギー、イアム サイクリング) +0秒
10 ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) +0秒
104 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +3分37秒

個人総合(マイヨジョーヌ)
1 マイケル・マシューズ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 4時間37分30秒
2 トム・デュムラン(オランダ、チーム ジャイアント・アルペシン) +3秒
3 パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、キャノンデール プロサイクリングチーム) +4秒
4 ヨン・イサギレ(スペイン、モビスター チーム) +8秒
5 ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) +8秒
6 リーウ・ウェストラ(オランダ、アスタナ プロチーム) +9秒
7 ドリース・デヴェニンス(ベルギー、イアム サイクリング) +10秒
8 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +12秒
9 アルノー・デマール(フランス、エフデジ) +14秒
10 ウィルコ・ケルデルマン(オランダ、チーム ロットNL・ユンボ) +15秒
119 別府史之(日本、トレック・セガフレード) +4分35秒

ポイント賞(マイヨヴェール)
1 マイケル・マシューズ(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 23 pts
2 アルノー・デマール(フランス、エフデジ) 15 pts
3 トム・デュムラン(オランダ、チーム ジャイアント・アルペシン) 12 pts

山岳賞(マイヨアポワ)
1 ヨン・イサギレ(スペイン、モビスター チーム) 4 pts
2 ピエールリュック・ペリション(フランス、フォルテュネオ・ヴィタルコンセプト) 4 pts
3 ゲラント・トーマス(イギリス、チーム スカイ) 2 pts

チーム総合
1 モビスター チーム 13時間53分2秒
2 オリカ・グリーンエッジ +9秒
3 アスタナ プロチーム +12秒

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