撤去・搬送と駐輪場運営を一括委託駅前スッキリ! 兵庫県尼崎市で放置自転車が激減 対策見直しが奏功

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 兵庫県尼崎市内13駅周辺の放置自転車の台数が、平成27年の市の調査では平日午前で1169台となり、前年比約4割減だったことがわかった。駅周辺の放置自転車は景観上問題になっており、市は27年度に駐輪対策を行う業者の委託方法の見直しや駐輪場の増設などを行った。市はこのような取り組みが、放置自転車の減少につながったとみている。

ピーク時は約1万7000台

 同市内は平らな道が多いため、自転車を利用する市民が多い。このため、各駅周辺では路上駐輪が常態化しており、駐輪マナーが長年、問題視されてきた。

 市は昭和61年から、市内13駅周辺で放置自転車数の統計調査を開始。平成5年には1万6933台とピークに達した。近年は2000~3000台で推移。26年は2045台と、2000台をなかなか下回ることはできなかった。

放置自転車が並んでいた阪急武庫之荘駅前 =平成27年3月(尼崎市提供)放置自転車が並んでいた阪急武庫之荘駅前 =平成27年3月(尼崎市提供)

 同市の放置自転車対策は、駅前駐輪場の運営▽放置自転車の整理・指導▽自転車の撤去・搬送▽撤去後の自転車の保管・返還―の4つの業務について、それぞれ違う業者に委託していた。

市民を駐輪場へ誘導

 市は、27年度から市内を3つの地域に分け、エリアごとに4業務を一括して業者に委託するよう変更。その結果、駅前に立つ整理指導員が近くの駐輪場の空き状況を把握し、市民を駐輪場へ誘導できるようになった。午前中の駐輪場の利用率は同年4月から10月の半年間で5ポイントアップし、路上駐輪の防止につながったという。

放置自転車がなくなった現在の阪急武庫之荘駅前 =平成28年2月29日放置自転車がなくなった現在の阪急武庫之荘駅前 =平成28年2月29日

 また、市は民間企業が駅前に駐輪場を整備する場合、費用を一部補助する制度を26年度から始めており、全体の収容台数は300台増加した。

 ただ、放置自転車は各駅の半径150mの範囲で減ったものの、200~300m離れた路上では増えた地域もあるといい、市の担当者は「このような地域は個別に対策を考えていく」としている。

産経WESTより)

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