ポイントレースで集団を2回ラップ男子オムニアムで窪木一茂が16位、リオ五輪の日本出場枠を確実に トラック世界選手権

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 ロンドンで開催されているUCI(国際自転車競技連盟)トラック世界選手権の大会3、4日目となる3月4、5日に、複合種目の男子オムニアムが行われ、日本代表として出場した窪木一茂(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)は全種目を終えて16位となり、今大会後に決まる日本のリオ五輪出場枠をより確実なものとした。(NIPPOレーシングプロジェクト)

3つ目の種目、エリミネーションを走る窪木一茂(中央)。このレースを12位で終えた =3月4日 Photo: NIPPO Racing Project3つ目の種目、エリミネーションを走る窪木一茂(中央)。このレースを12位で終えた =3月4日 Photo: NIPPO Racing Project

後半種目の善戦及ばず

 2012年よりオリンピックの正式種目となったオムニアムは、2日間の日程で、短距離のタイム計測種目やゲーム性の高い中距離のポイントレースなど6種目で争われる。スクラッチレース、4km個人追い抜き、エリミネーションレース、1kmタイムトライアル、フライングラップの5種目までの合計ポイントを持ち点とし、最終種目のポイントレースで勝者が決まる。

男子オムニアムの最初の種目、スクラッチレースで、緊張した面持ちでスタートラインに立つ窪木一茂 =3月4日、ロンドンのリーバレーヴェロドローム Photo: NIPPO Racing Project男子オムニアムの最初の種目、スクラッチレースで、緊張した面持ちでスタートラインに立つ窪木一茂 =3月4日、ロンドンのリーバレーヴェロドローム Photo: NIPPO Racing Project
男子オムニアムの2つ目の種目、4km個人追い抜きを走る窪木一茂 Photo: NIPPO Racing Project男子オムニアムの2つ目の種目、4km個人追い抜きを走る窪木一茂 Photo: NIPPO Racing Project

 窪木は短距離のタイム計測種目で伸び悩み、初日を暫定17位で終えた。2日目は最初の種目・1kmタイムトライアルで順位を16位に上げ、その順位のまま最終種目となるポイントレースに挑んだ。

 得意のポイントレースでは、終始積極的に走り、集団を2回ラップすることに成功。多くのポイントを獲得したが、15位とのポイント差は大きく、最終的に16位でレースを終えた。優勝争いは、コロンビアのフェルナンド・ガヴィリアが、上位3選手まで同ポイントという白熱した勝負を制した。

男子オムニアム 結果
1位 GAVIRIA RENDON Fernando(コロンビア) 191pt
2位 KLUGE Roger(ドイツ) 191pt
3位 O’SHEA Glenn(オーストラリア) 191pt
4位 VIVIANI Elia(イタリア) 189pt
5位 HANSEN Lasse Norman(デンマーク) 181pt
6位 CAVENDISH Mark(イギリス) 161pt
16位 窪木一茂(日本) 93pt

五輪代表は「窪木か橋本英也」

 男子オムニアムにおけるリオ五輪出場枠は、UCIの正式発表を待つ必要はあるが、今大会に日本よりもランキング下位の国が出場しなかったため、日本の1枠獲得が確実となった。オムニアム種目での日本のオリンピック出場は初めて。

引き続きリオ五輪出場を目指す窪木一茂 Photo: NIPPO Racing Project引き続きリオ五輪出場を目指す窪木一茂 Photo: NIPPO Racing Project

 五輪代表選手の選考について、日本代表チームを指揮するトラック中距離の飯島誠ヘッドコーチは「候補は窪木と橋本英也(鹿屋体育大学・NIPPO)の2人に絞られている」と明言。これまでの成績や、8月のリオ五輪までに期待される伸び幅などを考慮して選考されるという。

 橋本英也は3月4日の男子ポイントレースで5位に入ったものの、落車して右鎖骨を骨折し、5日の飛行機で帰国の途についた。日本で手術し、治療を受けながら、早期のレース復帰をめざす。

 一方、窪木は今大会後にイタリアへ渡り、所属するロードレースチームのNIPPO・ヴィーニファンティーニと合流。ヨーロッパでの本格的なロードシーズンをスタートさせる。

●「目標の10位に届かず残念」 窪木一茂のコメント

窪木一茂 Photo: NIPPO Racing Project窪木一茂 Photo: NIPPO Racing Project

 「目標にしていた10位に届かず、16位という結果を残念に思っている。オリンピックの(日本代表選手の)セレクションを考えていたので、その意味でも悔いの残る結果だ。スクラッチやエリミネーションでひと桁の成績を出して、上位との点差が大きく開いていなければ、ポイントレースでひと桁の成績を残せたと感じている。タイム種目では、体重がやや落ちていたこともあり、スピードに乗れず、パワーも少し落ちてしまったと思う。気持ちを切り替えて最後のポイントレースに臨んだ結果、積極的な走りができて良かった。オリンピックの選考を含めて、今後のスケジュールは未定だが、まずはイタリア語を覚えて、ヨーロッパでのロードレースに挑みたい」

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