UCI女子ワールドツアー初戦“白い道”は過酷な未舗装路 萩原麻由子がイタリアの「ストラーデ・ビアンケ」出場へ

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 ロードレースの本場ヨーロッパの女子トップチーム「ウィグル・ハイファイブ」に所属する萩原麻由子が2月27日、ベルギー・フランドル地方のクラシックレース、オンループ・ヘット・ニュースブラッド(UCI1.1)に出場し、トップから8分56秒差の68位でゴールした。次戦は3月2日のル・サミン(ベルギー、UCI1.2)を予定していたが、レーススケジュールが急きょ変更になり、3月5日にイタリアのトスカーナ地方で開催されるUCI(国際自転車競技連合)女子ワールドツアー初戦、ストラーデ・ビアンケへの出場が決まった。

オンループ・ヘット・ニュースブラッドで石畳の急坂、最難関のパテルベルグを越える萩原麻由子 Photo: Bart Hazen / Wiggle HIGH5オンループ・ヘット・ニュースブラッドで石畳の急坂、最難関のパテルベルグを越える萩原麻由子 Photo: Bart Hazen / Wiggle HIGH5
オンループ・ヘット・ニュースブラッドで68位でゴールした萩原麻由子 Photo: Ken HASHIKAWAオンループ・ヘット・ニュースブラッドで68位でゴールした萩原麻由子 Photo: Ken HASHIKAWA

 萩原にとって2016シーズンの欧州初戦となるオンループ・ヘット・ニュースブラッドは、同日開催の男子のレースと同様に、いくつもの石畳区間や急坂を越える厳しいレースだ。萩原には苦手なコースで、思うような走りができなかった。チームの最高位はクロエ・ホースキング(オーストラリア)の7位で、チーム全体の結果としても悔しさが残るレースとなった。

 萩原はその後、ベルギーに残る予定だったが、レーススケジュールが変更されたため、2日に空路でイタリアに向かう。

 ストラーデ・ビアンケはイタリア語で“白い道”を意味し、未舗装路がコースに組み込まれる。世界的にも人気のレースで、美しいトスカーナ地方の風景のなか、選手たちが白い砂煙をあげて走る姿は圧巻。女子のストラーデ・ビアンケは、シエナをスタート・フィニッシュ地点とする121kmで、途中7カ所の未舗装区間を越えていく。男子のレースも同日に開催される。

 ストラーデ・ビアンケは、今年からUCIが導入した女子ワールドツアーの初戦にあたる。年間17戦がこのシリーズに組み込まれる。

「これが五輪イヤーなのか」 萩原麻由子のコメント

 急な変更で、女子ワールドツアー初戦のストラーデ・ビアンケへの参戦が決まりました。チーム全体でレース予定の変更が相次ぐなか、私の予定も当初とは異なっていますが、良い方向に進んでいます。

 先日のオンループ・ヘット・ニュースブラッドは、内容、結果ともに悪く、久々に走る欧州のレースの洗礼を受けました。終日、位置取り争いに苦しみ、レースに苦しみ、自分の調子の悪さに苦しみ、とにかく苦しい一日でした。チームのエーススプリンターも機材トラブルに見舞われ、チームとしても苦い初戦となりました。

 また今年は五輪イヤー、そして春のクラシック初戦とあり、例年とは違う集団の雰囲気を感じました。レース後にチームメイトとも話しましたが、例年よりも集団全体がナーバスで殺気立っている。そしてこの時期にして仕上がってきている選手が例年より多いため、レースの感じがいつもよりタイトで難しい、と皆が口を揃えて言っていました。これが五輪イヤーなのか、と肌で感じつつも、レースの重要なところはいつもと同じで、そこを「逃してしまった」と気づけるようになっただけでも、進歩したと自分を納得させて次戦へ向かいます。

 ダートの上りを含むストラーデ・ビアンケは、さらに難しいレースとなります。去年も出場しましたが、ダート区間で遅れ、ダートの上りで時々車輪をを滑らせながら、「石畳の方がまだましだ」と思ったのが記憶に新しい。

 今年はさらにコースのタフさと難易度が増し、当日は雨風の予報。地獄絵図が簡単に目に浮かびます。この中で、よく集中し、チームから与えられた自分の役割を全うできるよう頑張ります。チームとしても欧州開幕戦からまだ軌道に乗れていない感があるので、チームとしても結果を出せるよう全力投球したいと思っています。

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