バイクインプレッション2016「SARTO LAMPO」 高剛性かつ直進安定性が高いハイクオリティなレースマシン

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 1950年創業のイタリアメーカー「SARTO」(サルト)。OEMによる製品供給を専門としてきたが、2014年に、満を持して自社ブランドのバイクフレーム販売をスタートさせた。イタリアの自社工場内で、フレームのデザインから、チューブの切断や積層といったフレーム成形行程、手作業による塗装から強度試験まで、一貫して手がけているため、サイズオーダーや仕様、グラフィックやカラーリングなどの要望に柔軟に対応できることが同社の強みだ。

SARTO LAMPO(サルト ランポ) Photo: Masami SATOUSARTO LAMPO(サルト ランポ) Photo: Masami SATOU

SARTO LAMPO(サルト ランポ)
価格:570,000円(フレーム、税抜)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL、XXL
カラー:ブラック、ブルー、ホワイト *カラーオーダーは別途3万円(税抜)
問い合わせ先:コリドーレ http://jp.sartoantonio.com/

スペック

フレーム:M46J+3K
フォーク:M46J+3K
変速機:カンパニョーロ・コーラス(F)&(R)
ギヤ:カンパニョーロ・コーラス 52×36T、 11-25T(11s)
ホイール:フルクラム・レーシングスピード
重量:7.15kg(Sサイズ完成車実測値)

シートクランプ部はフレームに内蔵される。リヤブレーキのブリッジが特徴的でデザイン性が高い Photo: Masami SATOUシートクランプ部はフレームに内蔵される。リヤブレーキのブリッジが特徴的でデザイン性が高い Photo: Masami SATOU
メーンフレームに一体となる、エアロダイナミクスに優れたフロントフォーク形状 Photo: Masami SATOUメーンフレームに一体となる、エアロダイナミクスに優れたフロントフォーク形状 Photo: Masami SATOU
艶めくカーボン地が見えるフレームは、塗装も含めてイタリアでハンドメードされている Photo: Masami SATOU艶めくカーボン地が見えるフレームは、塗装も含めてイタリアでハンドメードされている Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 「LAMPO」はボリュームのあるエアロフォルムが戦闘的で、見た目に「硬そうだな」と思わされる外観。実際に硬いんだけど、パワー、ステアリングともにフィードバックが速く、心地よい硬さとでも言う感じだった。

松尾 剛性が高いというよりは、バイク全体の造りがしっかりして質が高い乗り味でした。軽量ではありながら、中身が詰まっているという感覚が強い。縦横方向どちらに対してもハードだったので、パワフルな選手が乗ってもきっと満足できるでしょう。また直進安定性が非常に高く、スピードが上がるにつれてそれはより顕著になります。タイヤと地面の接地感を感じやすく、地を這うような身のこなしでした。

米山 うん。踏めばどんどん進んでいくし、シッティングでグワッと回した時の進み具合など爽快だったよ。

松尾 レースで生きるバイクですね。フォークも力の入力に対してビクともしない強度を感じました。BB周りの剛性と合わせてしっかりとした造りを感じさせます。下りではとても安定し、相当なスピードを出しても不安感がありませんでした。

米山 でも、振動はダイレクトに感じるので、同じ姿勢でずっと長く乗り続けるのは、若干辛いかもしれない。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 振動減衰性はとても良いわけではないものの、跳ねすぎないのでペダリングへの影響は少ないと思います。加速に関しては、パワー次第。ダンシングでもパワーが必要だと思います。もしパワーがない場合はペダリングのスキルでカバーできます。上りセクションではしっかりとしたフレーム剛性が前面に出るため、とくにペダリングスキルが問われます。

米山 なるほど。ある程度のパワーとペダリングテクニックがあるほうがこのバイクの性能を引き出せるってことだね。本格的なレーサータイプなので、真面目にトレーニングしてる人向けだと思う。乗るのに体力は使うが、走らせていて楽しい自転車だ。

松尾 そうですね。バイクとして美しいので、乗りこなす過程とともに造形美を楽しめる1台としても欲しくなります。塗装が綺麗で細かいカーボン地の表面によく映えています。

米山 細部の作りは見た目にも機能的にも突き詰められたデザインだし、ダイナミックなフォルムは迫力がある。頼もしいね。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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