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まさみんのゆるゆる自転車女子旅<11>やっぱり冬は南国だ! 地元の自転車女子がおススメする「自転車でめぐる沖縄の絶景ルート」

by 龍野雅美 / Masami TATSUNO
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 仕事などで沖縄には何度も足を運んではいたけれど、行ったことのない南部をぜひ自転車で走ってみたい。自転車つながりで仲良くなった沖縄県在住のマキシちゃん(牧志美和子さん)にガイドをお願いして、冬の沖縄ライドを楽しんできました。

ニライ・カナイ橋を渡ったあとの達成感たっぷり笑顔! 左からまさみん、牧志美和子さん、森歩未さん、森美恵子さん Photo: Masami TATSUNOニライ・カナイ橋を渡ったあとの達成感たっぷり笑顔! 左からまさみん、牧志美和子さん、森歩未さん、森美恵子さん Photo: Masami TATSUNO

 今回のコースはこんな感じ。ランチを挟んだ4時間という短い時間でしたが、たっぷり沖縄の魅力を満喫してきました。

馬天港―佐敷干潟―フッチャー石―タコス・タコライスの専門店「うちのやまち」―サンサンロード―知念岬公園―ニライ・カナイ橋―県道86号―(通称:豚小屋坂)―県道137号―大里城址―県道137―馬天港(約25km)

オーシャンビューを半袖ウェアで

まずは最初の絶景ポイントへ!絶景というからにはやはり上る Photo: Masami TATSUNOまずは最初の絶景ポイントへ!絶景というからにはやはり上る Photo: Masami TATSUNO

 沖縄は、もう桜が咲いています。冬のダウンジャケットを脱ぎ捨てて、半袖のウェアで自転車に乗ることだってできます。それだけですでに幸せなのに、今回のコースは絶景だらけ! 海に入れなくても、冬の沖縄はこんなにも海を楽しめます。

 スタートしてすぐにおススメタコスのお店でランチをした後、最初に向かったのが緩やかな坂を延々と上ってたどり着いた知念岬公園。眼下に広がるのは、大きく手を広げても抱えきれないほどのオーシャンビュー。一段下がったところに芝生の広場があり、白い雲と青い海、緑の芝のコントラストが鮮やかですごくキレイでした。広場も海岸線に沿って丸みを帯びた形をしているので、自然に溶け込んで感じられるのもまた魅力の一つ。マキシちゃん情報によると、なんとこの公園の地形を生かしてパラグライダーをする人もいるらしい。運が良ければ、空に飛び立つ人を間近に見ることもできるかもしれません。

フッチャー石には、「手登根大比という人が第一王統時代に明国から持ち帰った」あるいは「手登根大比屋がアカバンターという後方にある丘陵から投げて現在の位置に突き立った」という伝説があるそうですよ Photo: Masami TATSUNOフッチャー石には、「手登根大比という人が第一王統時代に明国から持ち帰った」あるいは「手登根大比屋がアカバンターという後方にある丘陵から投げて現在の位置に突き立った」という伝説があるそうですよ Photo: Masami TATSUNO
佐敷干潟。今後埋め立て地となる計画があるそう。ここが出身地である森さんは「ここでしか見られない生き物もいるそうです。ぜひこの自然を残していきたい」と話してくれました Photo: Masami TATSUNO佐敷干潟。今後埋め立て地となる計画があるそう。ここが出身地である森さんは「ここでしか見られない生き物もいるそうです。ぜひこの自然を残していきたい」と話してくれました Photo: Masami TATSUNO

上りきったあとには格別の景色が

ニライ・カナイ橋。スタートしたときは反り返るほどに高く見上げた橋もあと少し! Photo: Masami TATSUNOニライ・カナイ橋。スタートしたときは反り返るほどに高く見上げた橋もあと少し! Photo: Masami TATSUNO

 知念岬公園から少し走ったところにあるのがニライ・カナイ橋。橋のたもとに立つと、はるか先を見上げた場所にクネクネと建てられているように見えました。「た、高いよ? だ、だいぶ先まで上るように見えるよ?」ガクガク、ブルブル…。そんな私の心配をよそに「いつもの練習コースなの」とスイスイ進むマキシちゃん。一方で、必死に前進するまさみんと歩未ちゃん…。さすがです。

 しかし、こんな絶景スポットが練習コースって幸せすぎる。橋を渡り切るころには視界に遮るものがなくなって、キレイな青の海を見下ろし、まるで空中を走っているような感覚になりました。最初によぎった不安もどこかに置いてきてしまったみたいです。展望台から見た景色は、今も目に焼き付いているほどに感動するものでした。この景色を眺めながら下るものきっと楽しいけど、やっぱりこういう景色は自分の足で上って観るからこそ格別なものになるんじゃないかな。

「うわー!きれーい!」がんばって上って手に入れたこの景色は格別。この景色を目にした時の興奮はまだ忘れられない! Photo: Masami TATSUNO「うわー!きれーい!」がんばって上って手に入れたこの景色は格別。この景色を目にした時の興奮はまだ忘れられない! Photo: Masami TATSUNO

 旅先でよくわからない道をワクワクしながら走るのも楽しいけれど、地元の方にお任せできたら、単純に走ることに夢中になれるし景色もゆったりした気持ちで楽しむことができます。

大里城址にて。坂の後の階段、ちょとツライ…。が、上る! Photo: Masami TATSUNO大里城址にて。坂の後の階段、ちょとツライ…。が、上る! Photo: Masami TATSUNO
タコス・タコライスの専門店「うちのやまち」(南城市)。沖縄の自転車女子はタコス情報も詳しい。ここは、その中でも特に美味しいって! Photo: Masami TATSUNOタコス・タコライスの専門店「うちのやまち」(南城市)。沖縄の自転車女子はタコス情報も詳しい。ここは、その中でも特に美味しいって! Photo: Masami TATSUNO
タコス、タコライス、オニオンフライ、ポテトがセットのランチBはこれで700円。自分専用のタコスソースが2種類も付いてくるのにはビックリ! Photo: Masami TATSUNOタコス、タコライス、オニオンフライ、ポテトがセットのランチBはこれで700円。自分専用のタコスソースが2種類も付いてくるのにはビックリ! Photo: Masami TATSUNO

 地方では目立つ目印が見つけにくくなることも多いため、うっかり曲がる道を見落として美味しいものにたどり着けなかったり、たどり着いても「定休日だった」「混んでいて入れなかった」「ランチタイムが終わってしまった」などがっかりするのはよくある話。でも、ローカルの方が間違いないといえば本当に間違いないものに出会うことができるのです。

 今回はまさに、それを実感できたお店でした。タコス・タコライスの専門店「うちのやまち」。20席弱の小さなお店で、お店の前に着いても「どこ?」と思うような外観です。タコス・タコライス専門店というのも沖縄ならでは。タコスの食べ比べライドも楽しそう♪

サイクリストならではの観光ガイド

知念岬公園。沖縄スイーツでエネルギー補給も楽しい Photo: Masami TATSUNO知念岬公園。沖縄スイーツでエネルギー補給も楽しい Photo: Masami TATSUNO

 サトウキビ畑のなかに突如あらわれた「フッチャー石」に、サンサンロード沿いで見つけた南国フルーツ、変わりつつある沖縄の自然。知らずに走っていたら、立ち止まることのないようなスポットにも目を向けて由縁やそこに住む人の知識や思いに耳を傾けることができました。

 また、マキシちゃんと走っていると「新里坂は激坂だから、下るのは慣れていないと怖いから回避しよう」「この坂は豚小屋坂っていわれてるのよ。理由は…延々と上りが続く両サイドに、臭いがキツイ豚小屋が連なってるから(笑)」などなど、サイクリストならではの情報が次から次へと登場してきました。そんな話で盛り上がれるから、初対面でもあっという間に仲良くなって「また一緒に走ろうね!」って約束までしてしまいました。

 たった4時間のライドだったけど、こんなに濃密で楽しい時間を過ごせたのは、3人のちゅらさんサイクリストのおかげ。ありがとう!

「おススメは山原100kmライド」と話すマキシちゃん…。後ろで余裕の表情 Photo: Masami TATSUNO「おススメは山原100kmライド」と話すマキシちゃん…。後ろで余裕の表情 Photo: Masami TATSUNO
恒例のジャンプ写真!ジャンプのコツを沖縄の自転車女子に伝授してきました♪ Photo: Masami TATSUNO恒例のジャンプ写真!ジャンプのコツを沖縄の自転車女子に伝授してきました♪ Photo: Masami TATSUNO

 なお今回は、沖縄県内で豊富な種類のスポーツバイクのレンタルを行っている「沖縄輪業」で、GIANTのグラベルロード「ANYROAD3」をレンタルしました。1日2400円、ヘルメット1日800円でしたよ。

今回スポーツバイクをレンタルしたのは沖縄輪業さん Photo: Masami TATSUNO今回スポーツバイクをレンタルしたのは沖縄輪業さん Photo: Masami TATSUNO

 沖縄輪業のスタッフにお話を聞いてみたら、レンタルを利用する人の半分は海外からのお客様とのこと。台湾や中国の出身の方が多く、10人単位で何日かかけ沖縄県内をめぐる方も多いそうです。ツアーやガイド、イベントなども企画しているそうなので、沖縄で自転車に乗りたいなと考える人は、ぜひ一度お店をのぞいてみることをおススメします。

龍野雅美龍野雅美(たつの・まさみ)

1984年生まれ、埼玉県在住。平日はふつうの働き女子(アラサー女子)、休日は自転車、ときどきライター。2010年に初参加した四国一周サイクリングイベント「コグウェイ四国」がきっかけで自転車旅に夢中に。以来、日本各地へ自転車とともにでかけ、そろそろ海外での自転車旅も…と夢見ている。自転車の楽しみ方と埼玉の魅力を発信する「ポタガール」としても活動し、ポタガールらが登場するウェブサイト「ポタ日和」で情報発信をしている。ワールドサイクルブログ「ポタガール まさみんです!」でも執筆中。

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