サンケイスポーツ紙コラム【甘口辛口】より後を絶たない自転車の「危険行為」 2カ月で2回摘発の若者も…厳しい対応必要

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 「ギ、ギー」という急ブレーキの音とともに自転車が凄い勢いで飛び出してきた。先日、朝のウオーキングで狭い歩道を歩いていたときのこと。横丁から左折しようとした自転車は曲がり切れず横転し、茶髪の若者が路上に投げ出されてしばし動けなかった。筆者は間一髪かわしたが、一瞬心臓が止まりそうになったほどだ。

 非は100%自転車でも“逆ギレ”が怖い。「大丈夫か」と距離をあけて声をかけると酒の臭いをプンプンさせて「すいません」。聞けば朝まで営業の酒場で客相手に飲んでいたとか。「自転車も酒酔い運転は罰金刑だぞ」と諭すと、よほどこたえたかトボトボと自転車を押して帰っていった。

 こんな自転車の「危険行為」は後を絶たない。昨年6月、イヤホンで音楽を聴きながら自転車で走行中、青信号で横断歩道を歩いていた当時77歳の女性にぶつかって死亡させ重過失致死の罪に問われた千葉市の男子大学生に対し、千葉地裁は2月23日、禁錮2年6月、執行猶予3年の判決を言い渡した。

→自転車で女性はね死なせた大学生に有罪判決 

 「自転車事故でも有罪になる」という一罰百戒の意味もありそうだが、「軽い」という印象は拭えない。自転車のルール違反の罰則は昨年6月から強化され、14項目の危険行為摘発で警察のシステムには12月末までの7カ月で約8000件登録された。3年間で2回繰り返すと義務付けられる有料講習は7カ月で7人が受けた。

 中にはブレーキなしのピスト自転車で、2カ月間で2回摘発された若者もいる。自転車事故をいかに甘く見ているかだ。下手をしたら千葉の女性と同じ目に遭ったかもしれない筆者としては、2回といわず、1回の摘発で即講習といったより厳しい対応を望みたい。 (今村忠)

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