東海地方のシリーズ戦ロードレース中村龍太郎が集団スプリントを差し切り勝ち、今季2連勝 キナンAACAカップ第2戦

by 福光俊介 / Syunsuke FUKUMITSU
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 東海地方のロードレースシリーズ「KINAN COUPE DE AACA」(キナンAACAカップ)が2月27日、2016年シーズンの第2戦を岐阜県の国営木曽三川公園・長良川サービスセンター前特設コースで開催し、トップカテゴリーの1-1クラスでは、2015年の全日本選手権個人タイムトライアル王者の中村龍太郎(スネルシクロクロスチーム)がゴールスプリントを制し優勝。1月23日の第1戦に続き、シリーズ2連勝を果たした。

中村龍太郎(スネルシクロクロスチーム)がゴールスプリントを制し雄たけびをあげる Photo: Syunsuke FUKUMITSU中村龍太郎(スネルシクロクロスチーム)がゴールスプリントを制し雄たけびをあげる Photo: Syunsuke FUKUMITSU
今季第1戦に勝利し、白いシリーズリーダージャージを着る中村龍太郎(スネルシクロクロスチーム) Photo: Syunsuke FUKUMITSU今季第1戦に勝利し、白いシリーズリーダージャージを着る中村龍太郎(スネルシクロクロスチーム) Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 第1戦と会場を同じくして行われた今回。最終種目となった1-1クラスには、ホストチームであるUCIコンチネンタルチーム「KINAN Cycling Team」(キナンサイクリングチーム)が今シーズン初参戦。2月18~21日のツール・ド・フィリピン(UCIアジアツアー2.2)でチームのUCIポイント獲得に大きく貢献した阿曽圭佑、野中竜馬が凱旋出場したほか、国内合宿で調整を続けてきた阿曽光佑、中西重智がエントリーした。東海地方はもとより、関西や関東などからの遠征出場組も多く参戦し、ハイレベルな戦いになった。

 序盤から積極的にアタックを仕掛ける選手が現れるが、逃げグループの形成にはいたらない。コーナーの立ち上がりを利用して加速するなど、各選手工夫を凝らしてチャンスをうかがうものの、長い直線やほぼ無風に近いコンディションが災いしてか、展開に大きな動きがないまま、周回を重ねていった。

川沿いの平坦路を行く集団 Photo: Syunsuke FUKUMITSU川沿いの平坦路を行く集団 Photo: Syunsuke FUKUMITSU
中村も仕掛けを見せるが、決まらない Photo: Syunsuke FUKUMITSU中村も仕掛けを見せるが、決まらない Photo: Syunsuke FUKUMITSU
決定的な逃げができずにレースは進む Photo: Syunsuke FUKUMITSU決定的な逃げができずにレースは進む Photo: Syunsuke FUKUMITSU
アタックする伊藤舜紀(ボンシャンス) Photo: Syunsuke FUKUMITSUアタックする伊藤舜紀(ボンシャンス) Photo: Syunsuke FUKUMITSU
堤防を下って折り返しの急加速 Photo: Syunsuke FUKUMITSU堤防を下って折り返しの急加速 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 第1戦の勝者の中村は、リーダージャージを着用して参戦。普段はチームメートであるイナーメ信濃山形のメンバーを利用してアタックするが、厳しいマークにあい抜け出すことができない。同様に、キナンの選手も先頭付近に顔を覗かせるが、アタックのタイミングを思うようにつかめない。一時は2~3人が協調して先行するも、どれも決定打にいたらないまま終盤を迎えた。

残り1周を通過する集団 Photo: Syunsuke FUKUMITSU残り1周を通過する集団 Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 結局、レースを大きく動かすアタックは生まれず、勝負はゴールスプリントにゆだねられることに。約30人がポジション争いを繰り広げ、最終コーナーで先頭に立ったのはキナンの中西。この動きに合わせるように阿曽光佑も続くが、インコーナーを抜けた中西の勢いが勝った。中西がトップでフィニッシュ前の上りを抜け、勝負あったかに思われた。

 しかし、最後の最後に急加速したのは中村だった。中西との差を一気に縮め、フィニッシュライン上にバイクを投げ出し、次の瞬間には勝利を確信し雄たけびをあげた。目測では判断できないほどの差での勝負となった2人だが、ビデオ判定の結果、軍配は中村に上がった。第1戦に続く2連勝に喜びもひとしおだ。

先頭を切ってゴール前に現れた中西(右)だが、急速に追い込んだ中村(左)と接戦に。互いにハンドルを投げあう Photo: Syunsuke FUKUMITSU先頭を切ってゴール前に現れた中西(右)だが、急速に追い込んだ中村(左)と接戦に。互いにハンドルを投げあう Photo: Syunsuke FUKUMITSU
今季のAACAカップ開幕2連勝を飾った中村龍太郎(スネルシクロクロスチーム) Photo: Syunsuke FUKUMITSU今季のAACAカップ開幕2連勝を飾った中村龍太郎(スネルシクロクロスチーム) Photo: Syunsuke FUKUMITSU

 2連勝の中村はトレードマークの笑顔いっぱいに、「勝てるとは思わなかった。最終コーナー通過は4番手。中西との差があったので、勝つには厳しいかと思った。ただ、上りきったところで中西が失速しているのが見えたので、最後にひと踏ん張りしたら逆転できた」と勝利の弁。逃げ狙いのアタックが決まらない展開で、自身も再三の仕掛けながらも成功につながらなかったことについては、ほぼ無風に近いコンディションが大きく影響していたことを挙げた。

 あと一歩で勝利を逃した中西は、「終始難しいレースだった」と悔しさを隠せない。そして、「今度は勝てるようにしっかりと走りたい」と次戦以降のリベンジを誓った。

 年々人気の高まりを見せる本シリーズ。第3戦は、同会場で3月26日(土)に開催される。周回距離が長くなる予定で、それにともない各カテゴリーのレース距離も伸びる見通しだ。シーズンが本格化する時期とあって、第1戦、第2戦以上の盛り上がりが期待される。

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