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旅サイクリスト昼間岳の地球写真館<19>神々しいヒマラヤ山脈と桃源郷のような村 一生忘れられない銀世界のエベレスト

by 昼間岳 / Gaku HIRUMA
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氷河湖の湖畔に佇むゴーキョという集落 Photo: Gaku HIRUMA氷河湖の湖畔に佇むゴーキョという集落 Photo: Gaku HIRUMA

【2014年10月初旬~下旬】ネパール ゴーキョ

 中央アジアを走り終えた僕は、エベレスト街道トレッキングをするため、シーズンに合わせてネパールへ飛んだ。トレッキングの拠点となるルクラまでセスナで飛び、そこからエベレストベースキャンプまで歩く。最短でも往復2週間近くかかり、ベースキャンプの標高は5364mと高いが、道中の集落の宿に宿泊でき食事も取れるので、高山病に気を付ければ素人でも歩くことができる。

吹雪の前日の夕焼け。信じれないほどきれいだった Photo: Gaku HIRUMA吹雪の前日の夕焼け。信じれないほどきれいだった Photo: Gaku HIRUMA

 シーズン中のヒマラヤ山脈は最高だった。目の前にそびえる雪を抱いた山々は荘厳で神々しく、石造りの村はまさに桃源郷のような美しさだった。山の朝は早く、引き締まった空気のなか歩きだす。通り過ぎる集落のゴンパ(僧院)で、マニ車という仏具を回し、登山の安全を祈る。

 チョウタラと呼ばれる腰掛にバックパックごと乗せて休憩していると、その脇を信じられないくらいの荷物を担いだシェルパや、荷を積んだヤクがフーフーと息を荒げながら、カウベルを響かせ足早に過ぎてゆく。経典が書かれたタルチョという旗が、青と言うよりは藍色に近い空に掲げられ、仏の教えをより遠くまで運ぶ。

経典が書かれたタルチョがはためくヒマラヤの風景 Photo: Gaku HIRUMA経典が書かれたタルチョがはためくヒマラヤの風景 Photo: Gaku HIRUMA
カウベルを心地よく響かせながら荷を運ぶヤク Photo: Gaku HIRUMAカウベルを心地よく響かせながら荷を運ぶヤク Photo: Gaku HIRUMA

 季節外れのモンスーンの影響で、一夜にして銀世界に染まったヒマラヤは、言葉にできないほど美しかった。ヒマラヤにぐるっと囲まれたゴーキョピークでエベレストを見た感動は、一生忘れようもない。

昼間岳昼間岳(ひるま・がく)

小学生の時に自転車で旅する青年を見て、自転車で世界一周するという夢を抱いた。大学時代は国内外を旅し、卒業後は自転車店に勤務。2009年に念願だった自転車世界一周へ出発した。5年8カ月をかけてたくさんの出会いや感動、経験を自転車に載せながら、世界60カ国を走破。2015年4月に帰国した。ブログ「Take it easy!!

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