バイクインプレッション2016「BOMA VIDE PRO」 俊敏で小気味良く加速する、上級者向きのレーシングモデル

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 ASKトレーディングのオリジナルブランド「BOMA」(ボーマ)は、カーボンフレームやカーボンホイールを中心に、台湾、中国の自社工場、提携工場と協力し、品質とコストに自信のある商品を展開している。今回試乗したのは、新機種の 「VIDE PRO」(ヴァイド プロ)。現行のヴァイドでは東レ・T700カーボンを採用しているが、 ヴァイド プロでは日本グラファイトファイバー社のピッチ系炭素繊維「グラノック」を使用し、積層数、積層角度を再考することで、高剛性に進化したプロスペックフレームとなっている。

BOMA VIDE PRO(ボーマ ヴァイド プロ) Photo: Masami SATOUBOMA VIDE PRO(ボーマ ヴァイド プロ) Photo: Masami SATOU

BOMA VIDE PRO(ボーマ ヴァイド プロ)
価格:300,000円(フレーム&フォーク&シートポスト、税抜)
サイズ:S-450、M-480、L-510、XL-540
カラー:カーボンブラック・クリアー
問い合わせ先:BOMA(ASK TRADING) http://boma.jp/

スペック

フレーム:60t/HM 1K仕上げ
フォーク:カーボン
変速機:シマノ・デュラエース(F)&(R)
ギヤ:シマノ・デュラエース 52×36T、 11-28T(11s)
ホイール:BOMA・TH-11CC
重量:6.75kg(完成車実測値)

エアロ化されたオリジナルのシートピラーは、Di2ビルトインに対応し、内部にバッテリーを内蔵できる。BBはBB86プレスフィットを採用 Photo: Masami SATOUエアロ化されたオリジナルのシートピラーは、Di2ビルトインに対応し、内部にバッテリーを内蔵できる。BBはBB86プレスフィットを採用 Photo: Masami SATOU
試乗車のハンドルは、BOMA・GH-02を採用。BOMAにはフレームやホイールのほか、シートポストやハンドルなどのカーボンパーツも揃っている Photo: Masami SATOU試乗車のハンドルは、BOMA・GH-02を採用。BOMAにはフレームやホイールのほか、シートポストやハンドルなどのカーボンパーツも揃っている Photo: Masami SATOU
フレームは、日本グラファイトファイバー社のピッチ系炭素繊維「グラノック」を使用。国際レースで使用するためのUCI認定も取得 Photo: Masami SATOUフレームは、日本グラファイトファイバー社のピッチ系炭素繊維「グラノック」を使用。国際レースで使用するためのUCI認定も取得 Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 元々トライアスロン向けに作られたエアロフレームを、ロードレース向けに素材に変更して、剛性アップさせたもの。国内ロードチームの「那須ブラーゼン」が今季このバイクを使うそうだ。

松尾 日本グラファイトファイバー社の「グラノック」という素材を採用しているそうですね。手に持っても軽量でしたが、踏み込んだ際の微妙なたわみがバネ感となって押し出してくれて、乗ってからの軽さを感じました。軽やかなバネ感は、誰でも踏み切れて気持ちの良い加速ができると思います。

米山 グラフィックが面白いヴァイド プロ自体はワンカラーのフレーム販売なんだけど、試乗車はBOMAのカーボンホイール、ハンドル、ステムなど、同社の軽量パーツを盛り込み、コンポーネントはシマノ・デュラエースで組まれ、7kgを軽々と切っている。

松尾 ヴァイド プロは左右に振りやすい設計なので、体の動きにあわせてダンシングやダッシュを可能としています。とくに上りでは良いリズムを生み出していて重量以上に軽く感じました。ただ、前後バランスが独特なので、合う人とそうでない人に分かれるかもしれません。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 フロントが少々振られる感じがあるので、もう少しガッチリしていてもいいかな。

松尾 ええ。スプリントの際は、リアセクションとフロント周りの一体感が乏しいので、身体で合わせてあげる必要がありました。軽やかなハンドリングですが、クイックで思ったよりも切れ込むので、下りは慣れが必要でしょう。フロントまわりの抜けの速さを俊敏と捉えるか不安定と捉えるかは乗り手次第ではないでしょうか。

米山 全体的にボクは好みのバイクだった。縦方向の剛性が高く、小気味よく加速するし、軽量。このフォルムで持っても乗っても軽い点はアピールポイントだろう。乗り心地はパキパキした乾いた感触だけど、レースバイクとしては振動吸収もなかなか良い。

松尾 そうですね。カーボンハンドルと相まって快適性は悪くなかったです。レーシーな味付けなので、上級者が性能を引き出せるバイクだと思いますよ。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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