ボランティア7年目  茶利坊主さんが伝授初心者にもやさしい大会 4月17日開催「バイシクルライド2016イン東京」の楽しみ方

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 東京都心の名所をゆったりと巡るチャリティ・サイクリングイベント「バイシクルライド2016イン東京」が4月17日、日比谷公園をスタート・ゴールとする約27kmのコースで開催される。今年で14回目を迎え、春の訪れを告げるイベントとしても定着してきた。この大会のコース各所で参加者を誘導する立哨ボランティアを務め、大会実行委員としても活躍する「爆笑!茶利坊主団」の団長、茶利坊主こと金子正夫さんが、イベントの楽しみ方や走行時の注意点をレクチャーしてくれた。

昨年のバイシクルライド2015イン東京で茶利坊主さん(中央)はボランティアと集合写真におさまる(提供写真)昨年のバイシクルライド2015イン東京で茶利坊主さん(中央)はボランティアと集合写真におさまる(提供写真)

新しい見どころは「虎ノ門ヒルズ」と「新大橋」

 今年新たにコースの見どころに加わったのは、日比谷公園をスタートしてすぐに通る「虎ノ門ヒルズ」(港区)や、自転車専用レーンと車道が並走する通称・マッカーサー道路(環状二号)。茶利坊主さんは「おしゃれなカフェもありますし、序盤にここでお茶をしたりするのもオススメです」と、実際にコースを下見しての情報をさっそく教えてくれた。

バイシクルライド2016イン東京の楽しみ方について話す茶利坊主さん Photo: Kenta SAWANOバイシクルライド2016イン東京の楽しみ方について話す茶利坊主さん Photo: Kenta SAWANO
2013年の大会でボランティアの先頭を走る茶利坊主さん(提供写真)2013年の大会でボランティアの先頭を走る茶利坊主さん(提供写真)

 虎ノ門ヒルズが“変わり続ける東京”の象徴なら、“変わらない東京”といえる下町エリアの象徴「新大橋」も初めて通過する。隅田川をまたぐ新大橋は、約320年前の江戸時代に最初に架けられた。松尾芭蕉の歌にも登場する黄色い橋は、記念撮影にうってつけだ。中央大橋もスカイツリーを背景に撮れるフォトスポットだ。

虎ノ門ヒルズ付近のマッカーサー道路には自転車道も整備されている Photo: Kenta SAWANO虎ノ門ヒルズ付近のマッカーサー道路には自転車道も整備されている Photo: Kenta SAWANO
初めて通過する新大橋。浮世絵にも登場する歴史のある橋だ Photo: Kenta SAWANO初めて通過する新大橋。浮世絵にも登場する歴史のある橋だ Photo: Kenta SAWANO

 今年の「バイシクルライド2016イン東京」のテーマは「東京が見える。自転車で見える」。例年人気の東京タワー、銀座、築地を経由して中央大橋、越中島、人形町という東京の名所を巡るが、今年は2020年東京五輪に向けて、変わり続ける東京と、昔と変わらない東京の2つの顔を楽しんでもらおうという趣旨のコースだという。

ボランティアに励まされ、自身もボランティアに

バイシクルライド2016イン東京について熱く語る茶利坊主さん Photo: Kenta SAWANOバイシクルライド2016イン東京について熱く語る茶利坊主さん Photo: Kenta SAWANO

 2005年にロードバイクに乗り始めた茶利坊主さん。2007年から4年連続で出場した「ツール・ド・千葉」では、走っていてくじけそうになったときに大勢のボランティアに励まされて感動したという。2009年に仲間とファンライド・レースに出場するために「爆笑!茶利坊主団」を結成。2010年からバイシクルライド イン東京のボランティアに参加してきた。

 そうした実体験を積み重ねてきたからこそ、「黙って旗を振って誘導するより、笑顔で『おはようございます』とか声をかけるようにしています。皆さんに頑張ってほしいと願ってます」と語り、サイクリストが走りやすい環境づくりを現場で支えている。

昨年開かれた「バイシクルライド2015イン東京」で桜並木の下を笑顔で走る参加者 Photo: Naoi HIRASAWA昨年開かれた「バイシクルライド2015イン東京」で桜並木の下を笑顔で走る参加者 Photo: Naoi HIRASAWA

車道を一列走行、2段階右折…守ってほしい5カ条

 バイシクルライド2016イン東京では、茶利坊主さんが主宰する自転車愛好者グループ「爆笑!茶利坊主団」が、他チームのサイクリストと共に約100人体制で都内130か所の立哨ポイントのうち90か所に立ち、参加者の安全のために誘導を行う。

参加者に笑顔で対応するボランティアの女性 Photo: Masao KANEKO参加者に笑顔で対応するボランティアの女性 Photo: Masao KANEKO
交通量の多い通りでも立哨ボランティアが誘導するので安心だ Photo: Masao KANEKO交通量の多い通りでも立哨ボランティアが誘導するので安心だ Photo: Masao KANEKO

 昨年の参加者は約1200人。初心者や家族連れも多いという。東京の道路を走り慣れていない参加者には、スタート前に安全走行について、警察とグッド・チャリズム宣言プロジェクトから簡単なレクチャーがあるという。茶利坊主さんは、サイクリングイベント初心者に守ってほしいポイントを5点挙げた。

■茶利坊主さんが初心者に守って欲しい5カ条

<1>車道を走る(中央大橋と新大橋だけ歩道走行)
<2>一列走行
<3>赤信号で止まる
<4>2段階右折を守る
<5>基本的な手信号を覚える(止まる、減速、路面の落下物に注意)

 初心者の参加者にはレンタルバイクを勧めている。ドコモ・バイクシェアを利用し、電動自転車を当日会場で借りることができる(1日2160円、100台を予定し現在増車を手配中)。「地方に住んでいる方が手ぶらで東京に来て、自転車で楽しんでほしいですね。ロードバイクを持っている友達と走りたいけど、ママチャリしかない、という人にもオススメです」。

通行止めになった皇居の周りも家族で走れる Photo: Naoi HIRASAWA通行止めになった皇居の周りも家族で走れる Photo: Naoi HIRASAWA
隅田川沿いは毎年人気のコースだ Photo: Naoi Hirasawa隅田川沿いは毎年人気のコースだ Photo: Naoi Hirasawa
自転車を持ってこなくても電動アシストバイクのレンタルできる Photo: Naoi HIRASAWA自転車を持ってこなくても電動アシストバイクのレンタルできる Photo: Naoi HIRASAWA

一緒に盛り上がる大じゃんけん大会

 ボランティアと参加者が楽しく交流できるのも、このイベントの特徴だ。茶利坊主さんたちは、パンク修理などをサポートすることもある。「チューブはあるけど空気入れがないとか、チューブを持っていない人も多いですが、むしろ修理することをきっかけに参加者と交流できるので楽しいですよ」と話す。担当場所の誘導が終わったボランティアは、一般参加者と一緒に走ったり、完走後には賞品をかけて、じゃんけん大会で盛り上がったりするのも楽しみの一つだという。

完走後にはボランティアも交じってのじゃんけん大会で大盛り上がり Photo: Masao KANEKO完走後にはボランティアも交じってのじゃんけん大会で大盛り上がり Photo: Masao KANEKO

 初めて走って、リピーターになる参加者も多い。リピーターがまた初参加の友人を連れてきて、イベントは歴史を重ねている。茶利坊主さんを含め、この大会を支えるボランティアたちは、ほかにも「東京アースデイ自転車ライド2016」(4月24日開催)、「東京夢舞いマラソン・ポタリング」(10月9日開催)などの自転車イベントにボランティアとして参加し、東京全体へと“自転車の輪”を広げている。

 茶利坊主さんは最終的な目標として、「バイシクルライド イン東京が、東京マラソンのように信号も関係なく、ノンストップで走れるイベントになってほしい」と思い描いている。今年も、大会の成功に向けて準備に余念がない。インタビューの最後に、「実際に自転車で走り慣れているサイクリストたちが、皆さんをしっかりサポートします。ぜひ初心者の皆さんにも参加してほしいです」と多くの参加を呼び掛けた。

2013年の大会でエイドステーションとなるスターバックスの店員とポーズを決める茶利坊主さん(提供写真)2013年の大会でエイドステーションとなるスターバックスの店員とポーズを決める茶利坊主さん(提供写真)
産経デジタルのオフィスでポーズを決める茶利坊主さん Photo: Kenta SAWANO産経デジタルのオフィスでポーズを決める茶利坊主さん Photo: Kenta SAWANO


「バイシクルライド2016イン東京」の概要
開催日時:2016年4月17日(日) 午前8時より時差スタート
スタート&ゴール:日比谷公園(東京都千代田区)
参加募集期間:2016年1月20日~3月10日
参加料:大人 5,500円 子供(中学生以下) 1,000円
定員:2000人
大会HP:http://www.crankcrank.com/brt/
参加申込み方法:スポーツエントリーから申し込む

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