バイクインプレッション2012「CANNONDALE CAAD10」歴史を引き継ぐ究極のアルミレーシングバイク

  • 一覧

 キャノンデールのアルミフレームの歴史と実績は、語り継がれる輝かしいもの。その歴史の先端に位置するCAAD10は、世界最高のアルミバイクと評されている。試乗したのはアルテグラ仕様だが、105、アルテグラDi2仕様も用意されている。

CANNONDALE CAAD10 3CANNONDALE CAAD10 3

CANNONDALE CAAD10 3
価格:269,000円(CAAD10 3 ULTEGRA完成車)

参考:399,000円(CAAD10 BLACK INC.完成車)
189,000円(CAAD10 5 105完成車)
サイズ:44、48、50、52、54、56、58
カラー:ジェットブラックW/マグネシウムホワイト&チャコールグレー、ブラッシュアルミW/ジェットブラック&マグネシウムホワイト
問い合わせ先:キャノンデールジャパン http://www.cannondale.com/jpn/

 

スペック

フレーム:CAAD10、スマートフォームド6069アルミ、SPEED SAVE、BB30
フォーク:CAAD10、SPEED SAVEフルカーボン1-1/8″ ー1-1/4″
変速機:シマノ・アルテグラ(F&R)
ギヤ:FSA・SL-K ライトカーボン 53×39T、12-25T(10速)
ホイール(リム):マヴィック・アクシウムWTS
重量:1150g(フレーム重量)

ハンドリングに影響させることなく快適性を実現させた、震動吸収性の高いカーボンフォークハンドリングに影響させることなく快適性を実現させた、震動吸収性の高いカーボンフォーク
ライバルに差を付ける、高い製造技術を組み合わせたアルミフレームは、高剛性と軽量さを両立したライバルに差を付ける、高い製造技術を組み合わせたアルミフレームは、高剛性と軽量さを両立した
ホイールはマヴィックのアクシウム、タイヤは同社のアクシオンを採用しているホイールはマヴィックのアクシウム、タイヤは同社のアクシオンを採用している

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

米山一輝米山一輝
数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサー。現在は国内レースを取材で転戦中
松尾修作松尾修作
VAX RACING所属。Jプロツアーに参戦する現役大学生レーサーで、脚質はオールラウンダー。スイスでのレース活動経験も持つ

米山 僕としては「今のアルミはこうなのか」と、静かな発見というか、うなずきがあったんだけど、現役ライダーからするとどう感じるものなの?

松尾 えーっと、旧モデルのCAAD10にも試乗したことがあって、そのときはリヤのステーが固く、全体のバランスが好みではなかったんです。踏み出しは良いけど伸びが感じにくかった。でも、今回乗った最新CAAD10は、全体が非常にまとまっていて良かったです。扁平形状のSPEED SAVEステーが効いていて、乗り味は向上しています。

米山 横から見るとあまり特徴が際立たないけれど、細部を見ていくとシートステーのそれや、トップチューブのチュービングなど設計のこだわりが感じ取れるよね。僕の世代だと、キャノンデールは極太アルミという印象で、最高峰のレースシーンでの活躍も知っているし、当時の高い評価も知っている。その流れの最新バイクだからワクワクしたよ。すべては何と比べるかというところになってしまうけれど、今どきの同じ価格帯のカーボンバイクに混じっても遜色のない、良い意味で“ふつう”な印象を与えてくれた。

松尾 一体感があって、フォークの先からリヤエンドに至るまで、まとまりがありますからね。直進はどっしりと安定しているし、ホリゾンタルに近いジオメトリーですが、重心が高い感じはない。コーナーワークもキッチリとラインに乗せてくれます。たしかにアルミなんだけど、それを強調することはない乗り心地の良さでした。

米山 “ふつう”と言えるけど、不満がないと言うことだから平均点以上は確実。路面からの震動はそこそこ拾うけど、嫌な感じはない。走りも松尾くんの言ったとおり、直進もコーナーも安定感はどっしりしているからね。

松尾 僕は6年前に、当時のアルテグラ組みのCAAD8を買ってレースを始めたんです。だから同じメーカーのアルミバイクでも進化には驚きます。上りで重たさはなく、バイク全体でグイグイ上れる感じもあり、CAAD10は今まで乗ったアルミバイクの中でイチバン良かったと思います。

米山 そうなんだ。試乗したCAAD10 3はアルテグラの仕様だけど、ブラックとゴールドのカラーを纏った、アルテグラDi2仕様もあるんだよね。趣味性で言えば、持っている人は少なそうだし、そっちを選択するのも面白いよね。それと忘れてはならないのは、105仕様が20万円を切っていることでしょう。

松尾 フレーム自体が良いから、105のアッセンブルでも良いと思いますよ。コンポーネントも当然進化しています。6年前の僕の自転車より間違いなく進化したバイクだから、これほどのバイクをこの価格で買えるのはうらやましいくらいです。

TEXT BY 齋藤むつみ / PHOTO BY 佐藤正巳

この記事のコメント

利用規約順守の上ご投稿ください。

関連記事

この記事のタグ

キャノンデール バイクインプレッション

  • 一覧

新着ニュース

もっと見る

ピックアップ

e-BIKE最新特集

スペシャル

自転車協会バナー

ソーシャルランキング

インプレッション

インプレッション一覧へ

連載