ボルタ・ア・バレンシアナ 第4ステージ難関山岳ステージでプールスが今大会2勝目 キナンのガルシアは15位に食い込む

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 スペインで開催されている5日間のステージレース「ボルタ・ア・バレンシアナ」(UCIヨーロッパツアー2.1)は2月6日、第4ステージが開かれ、今大会最大の難関となる山岳ステージをヴァウテル・プールス(オランダ、チーム スカイ)が制した。プールスは第1ステージの個人TTに続き今大会2勝目。日本から参戦しているキナンサイクリングチームは、マルコス・ガルシア(スペイン)が区間15位に食い込む健闘を見せた。

トップから約1分遅れの15位に入ったマルコス・ガルシア ©Satoru Katoトップから約1分遅れの15位に入ったマルコス・ガルシア ©Satoru Kato

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終盤に最大斜度22%の1級山岳

 第4ステージはオリウエラからゾレ・デ・カティまでの141.3km。コース中盤に3級山岳、2級山岳を2回経たのち、標高1097mの1級山岳を越えてゴールする。とくに終盤の1級山岳は、最大斜度が22%に及ぶほか、15~17%の勾配が頂上まで続く難所だ。

 キナンサイクリングチームも今大会を通じてこのステージを重視し、いかにトップチームの流れについていけるかが焦点となった。

スタート前にサドル高をチェックする伊丹健治 ©Satoru Katoスタート前にサドル高をチェックする伊丹健治 ©Satoru Kato
最大の山場に対応するギアへの交換作業をする中村メカニック ©Satoru Kato最大の山場に対応するギアへの交換作業をする中村メカニック ©Satoru Kato
スタート前は音楽を聴いているジェイ・クロフォード ©Satoru Katoスタート前は音楽を聴いているジェイ・クロフォード ©Satoru Kato
快晴の下、オリウエラの街をスタートしていく ©Satoru Kato快晴の下、オリウエラの街をスタートしていく ©Satoru Kato

 レースは前日までと同様、数名の逃げを容認して始まった。序盤に6人の逃げが発生し、メーン集団との差は約4分に。ロシアチームのロスベロが集団をコントロールし、チームスカイはその後ろに控える形で進んでいった。

レース序盤、メーン集団内のマルコス・ガルシア ©Satoru Katoレース序盤、メーン集団内のマルコス・ガルシア ©Satoru Kato
レース序盤、メーン集団内の阿曽圭佑 ©Satoru Katoレース序盤、メーン集団内の阿曽圭佑 ©Satoru Kato

 逃げ集団とメーン集団との差はそのまましばらく続いたが、残り40kmを切ったあたりからメーン集団がペースアップ。1級山岳の上りに入るまでに逃げは全て吸収され、アスタナ プロチームとチームスカイが主導権争いをしながら山頂へ。残り3kmから、リーダージャージのヴァウテル・プールス(チームスカイ)が自ら抜け出し、独走のままゴールへ飛び込んだ。

ひとつ目の2級山岳をクリアしてメーン集団につける野中竜馬 ©Satoru Katoひとつ目の2級山岳をクリアしてメーン集団につける野中竜馬 ©Satoru Kato
ゴールへ向かう伊丹健治 ©Satoru Katoゴールへ向かう伊丹健治 ©Satoru Kato
ゴールへ向かう中西重智 ©Satoru Katoゴールへ向かう中西重智 ©Satoru Kato
ゴールへ向かう阿曽圭佑 ©Satoru Katoゴールへ向かう阿曽圭佑 ©Satoru Kato

キナン石田監督「最終日にもう一回チャレンジ」

 キナンサイクリングチームは、全員がメーン集団の中でレースを進め、最後の上りで粘ったマルコス・ガルシアがトップから1分5秒遅れの15位、ジャイ・クロフォードが1分47秒遅れの35位に入った。以下、ウェズリー・サルツバーガー、阿曽圭佑、伊丹健治、中西重智、野中竜馬の順に続き、全員が完走して最終日を迎える事になった。

35位でゴールするジャイ・クロフォード ©Satoru Kato35位でゴールするジャイ・クロフォード ©Satoru Kato
67位でゴールするウェズリー・サルツバーガー ©Satoru Kato67位でゴールするウェズリー・サルツバーガー ©Satoru Kato
表彰式が始まる中、ゴールへ向かう野中竜馬 ©Satoru Kato表彰式が始まる中、ゴールへ向かう野中竜馬 ©Satoru Kato

 第4ステージの結果についてキナンの石田哲也監督は、「マルコスが15位に入り、チームでサポートする事も出来た」と評価。「チーム全体が良いレベルになっていて、今後のアジアツアーを控えてコンディションが上がってきている。明日(7日)は最終日なので、もう一回チャレンジしていきたい」とコメントした。
(レポート 加藤智)

第4ステージ結果
1 ヴァウテル・プールス(オランダ、チーム スカイ) 3時間26分32秒
2 ベナト・インチャウスティ(スペイン、チームスカイ) +23秒
3 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター チーム)
4 ファビオ ・アール(イタリア、アスタナ プロチーム) +25秒
5 ダニエル・ナバロ(スペイン、チーム コフィディス) 
6 ルイス・レオン・サンチェス(スペイン、アスタナ プロチーム) +31秒
15 マルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム) +1分5秒
35 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナンサイクリングチーム) +1分47秒
67 ウェズリー・サルツバーガー(オーストラリア、キナンサイクリングチーム) +3分52秒
158 阿曽圭佑(キナンサイクリングチーム) +14分18秒
174 伊丹健治(キナンサイクリングチーム) +16分35秒
179 中西重智(キナンサイクリングチーム) +19分5秒
182 野中竜馬(キナンサイクリングチーム) +27分6秒

個人総合成績
1 ヴァウテル・プールス(オランダ、チーム スカイ) 12時間3分26秒
2 ルイス・レオン・サンチェス(スペイン、アスタナ プロチーム) +46秒
3 ベナト・インチャウスティ(スペイン、チームスカイ) +56秒
4 ヨン・イサギーレ(スペイン、モビスター チーム) +1分1秒
5 ハビエル・モレノ(スペイン、モビスター チーム) +1分10秒
6 フファビオ ・アール(イタリア、アスタナ プロチーム) +1分26秒
49 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナンサイクリングチーム) +5分12秒
68 マルコス・ガルシア(スペイン、キナンサイクリングチーム) +9分3秒
109 ウェズリー・サルツバーガー(オーストラリア、キナンサイクリングチーム) +19分6秒
157 阿曽圭佑(キナンサイクリングチーム) +29分42秒
177 中西重智(キナンサイクリングチーム) +37分54秒
180 伊丹健治(キナンサイクリングチーム) +42分15秒
181 野中竜馬(キナンサイクリングチーム) +43分8秒

→【第5テージ】プールスが初日から首位を譲らず総合優勝

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