ボルタ・ア・バレンシアナ 第1ステージスペインのステージレースにキナンが参戦 初日の個人TTはスカイのプールスが制す

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2016年「ボルタ・ア・バレンシアナ」第1ステージの個人タイムトライアルのスタートを待つジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナンサイクリングチーム) ©Satoru Kato2016年「ボルタ・ア・バレンシアナ」第1ステージの個人タイムトライアルのスタートを待つジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナンサイクリングチーム) ©Satoru Kato

 スペイン南部のバレンシア州を舞台とする5日間のステージレース「ボルタ・ア・バレンシアナ」(Volta a la Comunitat Valenciana 2016、UCI Europe Tour 2.1)が2月3日に開幕した。日本からは「キナンサイクリングチーム」のジャイ・クロフォード、ウェズリー・ザルツバーガー(ともにオーストラリア)、マルコス・ガルシア(スペイン)、阿曽圭佑、伊丹健治、野中竜馬、中西重智の7人が参戦。第1ステージは個人タイムトライアル(TT)で、ベニカシムからオルペサ・オロペサ・デル・マールまでの16.25kmを疾走した。

 初日の個人TTのコースは、地中海に面した海岸沿いに設定され、前半は平坦基調、後半はアップダウンが続くレイアウト。後半部分は、3級山岳に指定されるほど急な上りを含む難コースだ。

地中海を望む海岸沿いを走るマルコス・ガルシア(スペイン)。キナンサイクリングチーム最高位の115位でレースを終えた ©Satoru Kato地中海を望む海岸沿いを走るマルコス・ガルシア(スペイン)。キナンサイクリングチーム最高位の115位でレースを終えた ©Satoru Kato
アップするるキナンサイクリングチームのウェズリー・ザルツバーガー(オーストラリア) ©Satoru Katoアップするるキナンサイクリングチームのウェズリー・ザルツバーガー(オーストラリア) ©Satoru Kato
スタートする中西重智(キナンサイクリングチーム)。レース結果は日本人トップで180位 ©Satoru Katoスタートする中西重智(キナンサイクリングチーム)。レース結果は日本人トップで180位 ©Satoru Kato

 朝から晴れて日差しは強かったものの、冷たい強めの風が吹きつけた。スタートは午後0時30分。192人が1分間隔で出走し、最終走者がゴールする午後4時過ぎまでレースが続いた。

鋭角のコーナーをクリアしていく野中竜馬(キナンサイクリングチーム) ©Satoru Kato鋭角のコーナーをクリアしていく野中竜馬(キナンサイクリングチーム) ©Satoru Kato

 キナンサイクリングチームは、午後1時過ぎにクロフォードがスタート。その後、中西、阿曽、ザルツバーガー、伊丹、野中と続き、最後はガルシアが午後3時半過ぎに走り始めた。

 結果は、ガルシアがトップから2分15秒遅れの115位でチーム最高位。「タイムトライアルバイクを使えなかった割にはいい順位になった」と自身の走りを振り返った。また日本人トップの中西は180位。「前日に試走してペース配分も考えて走ったが、上りがやはりきつく感じた。第2ステージはかなりハードになると思うけれど、ヨーロッパのレースに慣れるように頑張りたい」とコメントした。

スタートするキナンサイクリングチームのウェズリー・ザルツバーガー(オーストラリア) ©Satoru Katoスタートするキナンサイクリングチームのウェズリー・ザルツバーガー(オーストラリア) ©Satoru Kato
スタートする阿曽圭佑(キナンサイクリングチーム) ©Satoru Katoスタートする阿曽圭佑(キナンサイクリングチーム) ©Satoru Kato
海岸沿いを走る伊丹健治(キナンサイクリングチーム) ©Satoru Kato海岸沿いを走る伊丹健治(キナンサイクリングチーム) ©Satoru Kato

 第1ステージを制したのは、チーム・スカイのヴァウテル・プールス。チームメートで個人TT世界チャンピオン、ヴァシル・キリエンカや、TTを得意とする地元スペインのルイス・レオン・サンチェス(アスタナ)らを抑えてステージ優勝を果たした。なお伊丹は落車したものの、レース続行に支障はない。

 第1ステージを終えたキナンの選手たちは、次のようにコメントした。

■マルコス・ガルシア 色々あって練習不足を感じていたし、タイムトライアルバイクを使えなかった割にはいい順位になったと思う。明日のステージで総合順位もある程度決まってくると思うので、出来る限りの事をしていきたい。
■伊丹健治 砂が浮いているようなところで滑って落車してしまった。擦過傷だけで済んだのが幸い。明日のレースに向けて気持ちを切り替えます。
■中西重智 前日に試走してペース配分も考えて走ったが、登りがやはりきつく感じた。コーナーで滑る感じがあったので、攻めすぎないように注意して走った。明日はかなりハードになると思うけれど、ヨーロッパのレースに慣れるように頑張りたい。
■野中竜馬 早い段階で次走のカチューシャの選手に抜かれてしまい、タイム的に不安に思っていたけれど、タイムオーバーになる事もなく終われました。明日はかなり厳しいレースになると思う。
■ジャイ・クロフォード 今日の第1ステージはあまり重要ではないと考えている。明日の第2ステージが重要。厳しいコースだけれど、コンディションは良いので、良い結果を出せるようにしたい。
■ウェズリー・ザルツバーガー TTは得意ではないので、今日は安全を第一に走った。明日は厳しいステージになるだろうけど、それより自分は第4ステージで逃げを決めて山岳ポイントを稼ぐことを考えている。
■阿曽圭佑 TTは得意ではないので、走り込んで今日のレースに臨んだが結果に結びつかなかった。
明日から自分に何が出来るのか考えて、チームのためにやっていきたい。


第1ステージ結果

1 ヴァウテル・プールス(オランダ、チーム スカイ) 22分34秒
2 ルイスレオン・サンチェス(スペイン、アスタナ プロチーム) +15秒
3 ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ、チーム スカイ) +21秒
4 ディエゴ・ローザ(イタリア、アスタナ プロチーム) +22秒
5 ヘスス・エラダ(スペイン、モビスター チーム) +26秒
6 ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー、チーム ロットNL・ユンボ) +27秒
115 マルコス・ガルシア(スペイン、キナン サイクリングチーム) +2分15秒
153 ジャイ・クロフォード(オーストラリア、キナン サイクリングチーム) +2分52秒
180 中西重智(キナン サイクリングチーム) +3分54秒
181 ウェズリー・ザルツバーガー(オーストラリア、キナン サイクリングチーム) +3分57秒
184 野中竜馬(キナン サイクリングチーム) +4分13秒
183 阿曽圭佑(キナン サイクリングチーム) +4分14秒
187 伊丹健治(キナン サイクリングチーム) +4分31秒

(レポート 加藤智)

→【第2ステージ】山岳ゴールをマーティンが制す

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