バイクインプレッション2016「BH AR 105」 トップモデルに通じる、走りの質にこだわったアルミ製の準エアロロード

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 複数の事業を有するグローバルなBHグループの自転車部門は、スペイン本社を中心にアメリカやヨーロッパのほか、オーストラリア、中国、台湾に現地法人を設立し、2014年にはBH BIKES JAPANも設立された。100年以上の歴史を誇るBHから、今回試乗したのは、ダウンチューブをエアロ化した、セミエアロタイプのアルミフレームをシマノ・105で組み上げた「AR 105」だ。トップモデルと共通のフロントフォークをセットした、アルミのハイエンド機となっている。

BH AR 105(ビーエイチ エーアール 105) Photo: Masami SATOUBH AR 105(ビーエイチ エーアール 105) Photo: Masami SATOU

BH AR 105(ビーエイチ エーアール 105)
価格:250,000円(完成車、税抜)
160,000円(フレーム、税抜)
サイズ:XXS、XS、SM、MD
カラー:GLOSSY YELLOW GREY、MATTE BLACK YELLOW
問い合わせ先:BH BIKES JAPAN http://www.bhbikesjapan.co.jp/

スペック

フレーム:AR
フォーク:G6 カーボン
変速機:シマノ・105(F)&(R)
ギヤ:シマノ・105 52×36T、11-28T(11s)
ホイール:シマノ・RS-010
重量:8.65kg(完成車実測値)

細身でストレートなシートステーは、25Cのタイヤの側面ギリギリに張り出しを抑えられている。コンポはブレーキまでフル105装備 Photo: Masami SATOU細身でストレートなシートステーは、25Cのタイヤの側面ギリギリに張り出しを抑えられている。コンポはブレーキまでフル105装備 Photo: Masami SATOU
幅広なダウンチューブに立体的にBHのロゴが入る。電動式と機械式の両コンポーネントに対応 Photo: Masami SATOU幅広なダウンチューブに立体的にBHのロゴが入る。電動式と機械式の両コンポーネントに対応 Photo: Masami SATOU
BB規格はBB386を採用し大きく、ダウンチューブとの接合面積も大きいので剛性感は高い Photo: Masami SATOUBB規格はBB386を採用し大きく、ダウンチューブとの接合面積も大きいので剛性感は高い Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 これまたメーンのロゴの目立たないカラーだね。あまりバイクのブランドを主張したくないライダーには逆に嬉しいポイントかも。ちなみに別カラーの「GLOSSY YELLOW GREY」もあって、こちらはロゴがはっきり主張したカラーリングになっている。乗り味はどうだった?

松尾 BHは伸びやかな加速感が魅力的なイメージを持っていますが、ARは、ダウンチューブがエアロ形状になっていて、空気の“抜け”を効果的に感じることができたと思います。アルミということで踏みごたえがありますが、ある程度スピードに乗ってからの伸びが豊かでした。

米山 同社トップモデルの「G6 PRO」と、素材は異なるが大口径のダウンチューブやボリュームのあるBBまわりなどデザインの共通点は多く、フォークもG6 PROと同じものが奢られている。ハイクラスのアルミバイクだ。

松尾 最初はハンドリングがクイックに感じましたが、スピードに乗ると、車体の振りの軽さにつながる機敏さがありましたので、メーンフレームとフォークの相性は良かったと思います。アルミ製のエアロタイプのロードということで、パイプが縦方向に長いためコンフォート性能は良くはないですが、素材特性を考えたら悪くないかもしれません。

米山 うん。全体的に走りの質にこだわったバイクという印象だった。数字上は決して軽量な部類のロードバイクではないけれど、走らせてみると軽快。ダンシングもしやすいし、スピードを上げてもスムーズに加速していく。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

松尾 平地では確かに気持ち良く走ることができましたが、上りではさすがに重さを感じました。重量はそこそこあるのでパワーがある人に向いていますかね。とはいえ、もう少し軽ければいいなぁと感じながらも、伸びがある進み方をするので、ホイールやタイヤといった足元をグレードアップさせれば、印象は激変しそうです。そこは完成車を買ったあとの楽しみの一つだと思います。

米山 うんうん。ホイールはエントリーグレードなので、ここをグレードアップすれば、走りもそのまま良くなる。コンポーネントは105をフル装備していて、堅実で信頼性の高いパッケージになっている。

松尾 ええ。それに、アルミフレームには珍しく、ラインナップにはフレームセット販売があるので、このフレームに対するメーカーの自信の表れなのかなと感じました。実際に素性はいいので、上位グレードのコンポーネントやホイールなどで組んでも引けを取りませんよ。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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