死者の9割に信号無視などの法令違反大阪府内の自転車事故死者が全国最多 5年ぶり50人台、府警は取り締まり強化へ

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 大阪府内で昨年発生した自転車関連事故の死者が前年と比べて約1.5倍の50人となり、2010年(51人)以来5年ぶりに50人台に達し、全国最多だったことが1月26日、府警への取材で分かった。信号無視などの法令違反が目立っており、府警は事故抑止のための対策を強化している。(産経新聞大阪社会部・大森貴弘)

大阪府内の自転車事故死者数の推移大阪府内の自転車事故死者数の推移

 大阪府警交通総務課によると、昨年中に府内で起きたすべての交通事故のうち、自転車が絡む事故は前年比1006件減の1万2222件。自転車に乗っていて事故に遭い、死亡したのは前年(34人)から約1.5倍増の50人で、事故件数、死者数ともに全国最多だった。

 死者の9割(45人)に何らかの法令違反があった。安全確認不十分(17人)や前方不注意(4人)などの安全運転義務違反も目立つが、中でも3割弱にのぼる信号無視(13人)は全国の死者数(46人)の約4分の1を占め、2年連続ワースト1となっている。

イヤホンをつけて自転車に乗っていた男性に注意する警察官=2015年6月1日午前、大阪市北区(村本聡撮影)イヤホンをつけて自転車に乗っていた男性に注意する警察官=2015年6月1日午前、大阪市北区(村本聡撮影)

 こうした状況を打開しようと、府警は取り締まりなどに力を入れている。

 昨年6月から始まった、信号無視や酒酔い運転などを2回以上繰り返した場合に講習を受けさせる制度に基づく悪質運転者への指導を、半年間で全国最多の2673件実施。今月22日には自転車を対象とした一斉取り締まりを行い、信号無視や遮断踏切の立ち入りなどで54件を摘発した。

 自転車の事故が起きやすい朝や夕方に制服姿の警察官が街頭に立ち、安全運転を呼びかける取り組みも昨年から継続しており、府警自転車対策室は「自転車の法令違反は死亡事故につながりやすいという認識を持ってほしい」と呼びかけている。

産経WESTより)

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