2015年大会の出走者増が好影響「ツール・ド・東北」2年連続黒字、基金へ1013万円寄付 経済波及効果は8億6900万円

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「ツール・ド・東北 2015」の経済波及効果は8億6900万円「ツール・ド・東北 2015」の経済波及効果は8億6900万円(2015年大会より)

 宮城県三陸沿岸で2015年9月12、13日に開催された「ツール・ド・東北2015」の経済波及効果が、前回大会から18%増の約8億6900万円にのぼったことが、大会を主催した河北新報社とヤフーによる調査で明らかになった。事業収支は約865万円の黒字となった。大会は2015年で3回目の開催となり、募集枠を500人増やした結果、3478人が出走。収支は2回目(2014年)から2年連続で黒字を確保した。

地元に好影響、「10年継続開催」へ弾み

 経済波及効果は、参加者へのアンケート調査で把握した消費支出や、大会運営にともなう支出に基づいて大和総研が算出した。それによると、消費支出・大会運営支出に伴う直接効果は前回比21%増の約3億6800万円、それに誘発された生産額(間接1次効果)が同9%増の約2億79000万円、そして間接1次効果による雇用者所得が消費を生んだ生産額(間接2次効果)が同27%増の約2億2200万円となった。出走者数の増加や、大会運営費の増大などが要因とみられる。

 全体の波及効果は前回(7億3600万円)から1億3300万円もアップするなど、地元に好影響をもたらしており、主催者が目指す「10年間の継続開催」に向けてさらに弾みがつく大会となった。

エイドステーションではさまざなまご当地グルメが振る舞われた(2015年大会より)エイドステーションではさまざなまご当地グルメが振る舞われた(2015年大会より)
地元の方々との触れ合いもイベントの醍醐味のひとつだ(2015年大会)地元の方々との触れ合いもイベントの醍醐味のひとつだ(2015年大会より)

寄付金は復興支援活動へ

 2015年大会の事業収支は、収入が約1億3044万円、支出が約1億2179万円。収益の約865万円のうち、600万円を次回大会への事業繰越金とし、残りの約265万円が「ツール・ド・東北基金」への寄付に充てられる。

 大会公式グッズ販売による収益や、寄付を前提に抽選なしで出走枠を得られる「チャリティーライダープログラム」、チャリティーオークションなどの寄付充当分を合わせると、同基金への寄付は総額1013万6880円にのぼる。これらは基金を通じて、自転車を活用した東北地方の観光振興やサイクリングロード整備助成など、東日本大震災の被災地域復興支援活動に充てられる。

美しい三陸沿岸を走るコース(2015年大会より)美しい三陸沿岸を走るコース(2015年大会より)

 「ツール・ド・東北」は、宮城県三陸沿岸を舞台に2013年から行われている復興支援サイクリングイベント。2015年大会は2市2町(石巻市、女川町、南三陸町、気仙沼市)を舞台とし、石巻専修大学をスタート・ゴール地点とする既存の4コースに加えて、気仙沼をスタートし同大学をゴールとする「気仙沼ワンウェイフォンド」を新設。ライダーたちはエイドステーションで提供される美味しい料理や軽食に舌鼓を打ちながら、三陸沿岸の雄大な自然の中を駆け抜けた。

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