ツアー・ダウンアンダー2016 第5ステージポートが頂上ゴールを制して移籍後初勝利 ゲランスが4度目の総合優勝に王手

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 UCI(国際自転車競技連合)ワールドツアー「サントス ツアー・ダウンアンダー」の第5ステージが1月23日、オーストラリア・アデレードのマクラーレン・ベールからウィランガ・ヒルまでの151.5kmで争われ、上り頂上ゴールの残り1kmからアタックしたリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム)が、ライバルたちを振り切って優勝した。総合リーダージャージはサイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)が守り、同大会4度目の総合優勝に王手をかけた。

上りでのアタックを成功させたリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)が区間優勝 Photo: Yuzuru SUNADA上りでのアタックを成功させたリッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシング)が区間優勝 Photo: Yuzuru SUNADA

 アデレードの南端で行われたこの日のレースは、ウィランガ・ビーチを通る約40kmの周回コースを3周したあと、ウィランガ・ヒルを上る約22kmの周回を1周し、さらにウィランガ・ヒルを上りきってゴールとなる。毎年、この大会の勝負所に位置付けられるステージだ。

 レースは序盤から4人の選手が先行し、メーン集団に最大で5分以上の差をつけたが、最後のウィランガ・ヒルの上り口を目前に、全員が集団に吸収された。残り3.5km、総合1位のゲランスと同2位のジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ)が集団前方でにらみ合うなか、ハイペースのバトルが始まった。

 残り2kmを前にサイモン・クラーク(オーストラリア、キャノンデール プロサイクリングチーム)がアタックし、これに前年総合優勝で今大会ここまで総合3位のローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)が反応。ところがデニスは急に失速し、集団にも戻れずに脱落してしまう。

ポートは昨年までのチーム スカイから、今年BMCレーシングに移籍。早くも初勝利を挙げた Photo: Yuzuru SUNADAポートは昨年までのチーム スカイから、今年BMCレーシングに移籍。早くも初勝利を挙げた Photo: Yuzuru SUNADA

 代わって19歳のルーカス・ハミルトン(オーストラリア、ユニSA-オーストラリア)が集団から抜け出し、しばらく独走するが、これも残り1.2kmで吸収される。そ瞬間、強烈な加速でポートが飛び出した。これに反応できたのは、山岳賞ジャージを着るセルジオルイス・エナオ(コロンビア、チーム スカイ)と、総合8位のマイケル・ウッズ(カナダ、キャノンデール プロサイクリングチーム)の2人のみだ。

 ダンシングでハイペースを維持するポートに、ウッズは追いつけず、辛うじてエナオが食らいつく。攻撃を止めないポートは加速を続け、残り300mでついにエナオを振り切ることに成功。大会最大の山場のゴールに独走で飛び込み、今年新チームに移籍しての初勝利を飾った。エナオ、ウッズが続き、ゲランスを含む集団は17秒差でゴール。大会最終日を前に、ゲランスは9秒差で総合首位の座を守ることに成功した。

第5ステージ結果
1 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) 3時間34分16秒
2 セルジオルイス・エナオ(コロンビア、チーム スカイ) +6秒
3 マイケル・ウッズ(カナダ、キャノンデール プロサイクリングチーム) +9秒
4 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ) +17秒
5 ラファエル・バルス(スペイン、ロット・ソウダル)
6 ルーベン・フェルナンデス(スペイン、モビスター チーム)
7 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、アージェードゥーゼール ラモンディアル)
8 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)
9 ハリンソン・パンタノ(コロンビア、イアム サイクリング)
10 パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、キャノンデール プロサイクリングチーム)

個人総合
1 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) 17時間16分31秒
2 リッチー・ポート(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +9秒
3 セルジオルイス・エナオ(コロンビア、チーム スカイ) +11秒
4 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ)+20秒
5 マイケル・ウッズ(カナダ、キャノンデール プロサイクリングチーム) +20秒
6 ルーベン・フェルナンデス(スペイン、モビスター チーム) +28秒
7 ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、アージェードゥーゼール ラモンディアル) +28秒
8 ラファエル・バルス(スペイン、ロット・ソウダル) +36秒
9 スティーヴ・モラビト(スイス、エフデジ) +49秒
10 パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、キャノンデール プロサイクリングチーム) +50秒

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