ツアー・ダウンアンダー2016 第2ステージマッカーシーがスプリントを制しワールドツアー初勝利 総合リーダージャージも獲得

by 平澤尚威 / Naoi HIRASAWA
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 UCI(国際自転車競技連合)ワールドツアー「サントス ツアー・ダウンアンダー」の第2ステージが1月20日、オーストラリアのアンリーからスターリングまでの132kmで争われ、ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ)が上り基調のゴールスプリントを制した。ワールドツアー初勝利を飾った23歳のマッカーシーは、オークル(黄土色)の総合リーダージャージも獲得した。

上りスプリント勝負になったツアー・ダウンアンダー2016第2ステージは、ジェイ・マッカーシー(右)がディエゴ・ウリッシに競り勝った Photo: Yuzuru SUNADA上りスプリント勝負になったツアー・ダウンアンダー2016第2ステージは、ジェイ・マッカーシー(右)がディエゴ・ウリッシに競り勝った Photo: Yuzuru SUNADA

 コースはアデレード市街から丘陵地へ向かい、約22kmの周回コースを5周するレイアウト。ゴール前は2kmにわたって上り勾配が続き、パンチャーが勝利を狙えるステージだ。

 レース開始からすぐに生まれた逃げ集団が1周目で吸収されると、今度はグランツール13大会連続完走中の“鉄人”アダム・ハンセン(オーストラリア、ロット・ソウダル)が集団から飛び出した。ハンセンは最終周回まで単独で逃げ続けたが、残り19kmで吸収。そこからは総合リーダージャージのカレブ・イーウェン(オーストラリア)を擁するオリカ・グリーンエッジや、2年前にこのステージで勝利したディエゴ・ウリッシ(イタリア)のいるランプレ・メリダ、さらにティンコフなど複数のチームが集団前方でレースを展開した。

 残り1kmでイギリスナショナルチャンピオンのピーター・ケノー(チーム スカイ)がアタックするが、集団はこれをすかさず潰した。その直後、オリカ・グリーンエッジとアスタナ プロチームの選手が接触し、3人が落車して集団が分裂。先頭は20人ほどに絞られ、ここでマッカーシーらティンコフの3選手が先頭に立った。

総合リーダージャージを獲得したジェイ・マッカーシー Photo: Yuzuru SUNADA総合リーダージャージを獲得したジェイ・マッカーシー Photo: Yuzuru SUNADA

 残り300mからマッカーシーがスプリントを開始。ウリッシは他チームの選手に前方を塞がれ一瞬出遅れたものの、回りこみながら加速し、すぐに差を詰めた。そのまま並んだウリッシが優位に見えたが、最後に粘りのひと伸びを見せたマッカーシーが、数cmの差で競り勝った。

 1位から3位まで10秒、6秒、4秒のボーナスタイムが与えられ、マッカーシーは総合首位に浮上。総合2位にウリッシ、同3位には前回総合優勝のローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシングチーム)が続いている。

第2ステージ結果
1 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ) 3時間26分40秒
2 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ) +0秒
3 ローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +0秒
4 ダニロ・ヴィス(スイス、BMCレーシングチーム) +0秒
5 ペトル・ヴァコッチ(チェコ、エティックス・クイックステップ) +0秒
6 パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、キャノンデール プロサイクリングチーム) +0秒
7 フアンホセ・ロバト(スペイン、モビスターチーム) +0秒
8 セルジオルイス・エナオ(コロンビア、チーム スカイ) +0秒
9 アントニー・ルー(フランス、エフデジ) +0秒
10 エンリーコ・バッタリーン(イタリア、チーム ロットNL・ユンボ) +0秒

個人総合
1 ジェイ・マッカーシー(オーストラリア、ティンコフ) 6時間50分43秒
2 ディエゴ・ウリッシ(イタリア、ランプレ・メリダ) +4秒
3 サイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ) +5秒
4 ローハン・デニス(オーストラリア、BMCレーシングチーム) +6秒
5 レイナールト・イャンスファンレンスブルフ(南アフリカ、ディメンションデータ) +9秒
6 パトリック・ベヴィン(ニュージーランド、キャノンデール プロサイクリングチーム) +10秒
7 エンリーコ・バッタリーン(イタリア、チーム ロットNL・ユンボ) +10秒
8 フアンホセ・ロバト(スペイン、モビスターチーム) +10秒
9 アントニー・ルー(フランス、エフデジ) +10秒
10 トビアス・ルドヴィグソン(スウェーデン、チーム ジャイアント・アルペシン) +10秒

※記事掲載時、国際映像による速報をリザルトとしてお伝えしましたが、その後、ゴール前の落車に救済措置が適用され、正式リザルトは異なる結果となりました。それに伴い、上記リザルトのうち個人総合の内容を修正しました。3位にサイモン・ゲランス(オーストラリア、オリカ・グリーンエッジ)、5位にレイナールト・イャンスファンレンスブルフ(南アフリカ、ディメンションデータ)が入っています。

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