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日本人選手にも出場のチャンスNIPPO・ヴィーニファンティーニが2年連続でジロ・デ・イタリア出場決定

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 日本とイタリアの2つの母国を持つUCI(国際自転車競技連合)プロコンチネンタルチーム「NIPPO・ヴィーニファンティーニ」が、2016年のジロ・デ・イタリアへワイルドカード(主催者推薦)により出場することが決定した。1月18日に大会主催者のRCSスポルト社が発表したもので、ほかにイタリア籍のプロコンチネンタルチームであるバルディアーニ・CSF、サウスイースト・ベネズエラ、そしてロシア籍のガズプロム・ルスヴェロが選出された。(NIPPO・ヴィーニファンティーニ)

昨年、ジロ・デ・イタリアに初出場を果たし、第1ステージのチームタイムトライアルに臨むNIPPO・ヴィーニファンティーニ =2015年5月9日 Photo: NIPPO Vini Fantini昨年、ジロ・デ・イタリアに初出場を果たし、第1ステージのチームタイムトライアルに臨むNIPPO・ヴィーニファンティーニ =2015年5月9日 Photo: NIPPO Vini Fantini

 UCIにはイタリア籍として登録しているNIPPO・ヴィーニファンティーニにとって、シーズン最高の目標であるジロ出場は2015年に続き2回目となる。前大会では、区間3位やフェアプレー賞を獲得。チームのキャプテンであり、2004年のジロ・デ・イタリア総合優勝者でもあるイタリアの英雄、ダミアーノ・クネゴを中心としたフレッシュなチームは、最後までチーム一丸となって戦い、主催者やファンに好印象を残した。またチーム内の日本人選手で唯一出場した石橋学は、残念ながら途中リタイアとなったが、日本人最年少となる22歳でのグランツール初出場を果たした。

 第99回目の開催となる今年のジロ・デ・イタリアは5月6日、オランダのアペルドールンにおいて、個人タイムトライアル(TT)で開幕する。第4ステージからイタリア本土へと渡り、3週間かけて熱戦を繰り広げ、5月29日にイタリア北部の大都市・トリノでゴールを迎える。

「みんなをワッと驚かせる」と意気込むクネゴ

ジロ・デ・イタリア2015の第1ステージ、チームタイムトライアルを疾走するNIPPO・ヴィーニファンティーニ =2015年5月9日 Photo: NIPPO Vini Fantiniジロ・デ・イタリア2015の第1ステージ、チームタイムトライアルを疾走するNIPPO・ヴィーニファンティーニ =2015年5月9日 Photo: NIPPO Vini Fantini

 2度目のジロ出場決定について、NIPPO・ヴィーニファンティーニのフランチェスコ・ペロージGM(ゼネラルマネジャー)は、「主催者に感謝するとともに、ワイルドカード獲得を誇りに思う。イタリアと日本の共同運営という自分たちのチーム理念は、主催者たちにとって魅力的なものであったと信じている。大会では、昨年よりも格段と成長したチームをお見せできるように、最高の状態でレースに挑み、フェアに、勝利を求めて戦いたい」とコメントした。

 またキャプテンのクネゴは、「ワイルドカード獲得をとても嬉しく思っている。自分たちを選んでくれた主催者に感謝している。高いモチベーションをもって、イタリア最高峰の大会に挑みたい。そして、みんなをワッと驚かせるために、今から準備をしているんだ」と、自身11回目のジロ出場に向けて喜びを語った。

2度目のジロ・デ・イタリアを目指すNIPPO・ヴィーニファンティーニの2016年のメンバー Photo: NIPPO Vini Fantini2度目のジロ・デ・イタリアを目指すNIPPO・ヴィーニファンティーニの2016年のメンバー Photo: NIPPO Vini Fantini

「チームの成長をアピールしたい」 大門宏監督コメント

 チーム運営のトップであるGMのペロージ、ワインのマーケティングを重視するショッティ氏(ファルネーゼヴィー二社CEO)にとって、今年もジロへの出場は悲願だったので、まずは参加が叶い、彼らのパートナーの1人としてとホッとしている。そして、デローザ氏(デローザ社CEO)からも昨年以上の成績を強く求められているので、気を引き締めて臨みたい。

 現体制のチームが発足して2年目を迎え、ジロにも2回目の参加となるため、チームが成長してることをハッキリとアピールできる大会にしたい。エースは必然的に、実績の豊富なクネゴとグレガ・ボーレ(スロベニア)になる。アシストの要はジャコーモ・ベルラート(イタリア)と、登りの力を期待されてアンドローニから移籍加入したジャンフランコ・ジリオーリ(イタリア)になる。残りのメンバーについては、同時期に参加する他の主要レースの詳細や重要度を分析し、より適材適所にメンバーを分散し、昨年以上に成績を重視するべき選考を考えている。

ジロ・デ・イタリア2015の第4ステージを走る石橋学 =2015年5月12日 Photo: NIPPO Vini Fantiniジロ・デ・イタリア2015の第4ステージを走る石橋学 =2015年5月12日 Photo: NIPPO Vini Fantini

 日本人選手エントリーの可能性については、未だ白紙だが、昨年と同様に3月から4月中盤までの成績、およびチームへの貢献度が選考の第一条件になってくる。基本的には、所属する4人の日本人選手はジロを走る前に、まだまだ経験すべきレースや、やるべきミッションが多いと思っている。そういう意味では、あえてジロには誰も選ばない可能性もあり得る。

 それでも誰か名前を挙げるとすれば、昨年すでにジロを走っている石橋にアドバンテージがある。あと、山本元喜も昨シーズン中盤から後半に掛けて著しく成長を遂げてきたので、今シーズンの序盤からチーム内で力強くアピールできれば、可能性は見えてくると思う。

◇         ◇

 NIPPO・ヴィーニファンティーニは1月18日から、2016年シーズの開幕戦として、南米アルゼンチンで開催されているツール・ド・サンルイス(UCI2.1)に出場している。

 また1月16、17日に香港で開催されたUCIトラック・ワールドカップ第3戦に窪木一茂が出場し、オムニアムで12位という成績を残した。窪木は1月26日から伊豆ベロドローム(静岡県伊豆市)で開催されるアジア自転車競技選手権・トラックレースに出場する予定だ。

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