初戦はスペインのステージレースキナンサイクリングチームが2016年体制を発表 TOJ区間優勝のサルツバーガーらが加入

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 日本籍のUCI(国際自転車競技連合)コンチネンタルチーム「キナンサイクリングチーム」が12月27日、愛知県長久手市の愛・地球博記念公園で開かれたサイクリングイベント「ヴェロフェスタinモリコロパーク」で、2016年のチーム体制を発表した。ツアー・オブ・ジャパン(TOJ)のステージ優勝経験があるウェズリー・サルツバーガー(29、オーストラリア)ら3人が新加入し、チーム最大の目標である「ツール・ド・熊野」に向け、日本人5人・外国人4人の選手9人体制で臨む。

愛知県長久手市で開かれたサイクリングイベント「ヴェロフェスタinモリコロパーク」で、キナンサイクリングチームの2016年体制が発表され、日本人選手が紹介された。(右から)伊丹健治、野中竜馬、阿曽圭佑、中西重智、阿曽光佑 =2015年12月27日 Photo: Kinan Cycling Team愛知県長久手市で開かれたサイクリングイベント「ヴェロフェスタinモリコロパーク」で、キナンサイクリングチームの2016年体制が発表され、日本人選手が紹介された。(右から)伊丹健治、野中竜馬、阿曽圭佑、中西重智、阿曽光佑 =2015年12月27日 Photo: Kinan Cycling Team

 キャプテンはジャイ・クロフォード(32、オーストラリア)が務め、このほか伊丹健治(27)、野中竜馬(26)、中西重智(25)、阿曽圭佑(23)、リカルド・ガルシア(27、スペイン)が2015年から継続して所属する。新加入はサルツバーガーと、マルコス・ガルシア(29、スペイン)、阿曽光佑(23)。

ウェズリー・サルツバーガーウェズリー・サルツバーガー

 サルツバーガーは、キャプテンのクロフォードとオーストラリアのプロコンチネンタルチーム「ドラパック」時代にチームメートだった仲で、クロフォードの信頼も厚い。2005年のTOJ奈良ステージを制し、リーダージャージに袖を通した経験があり、ツール・ド・フランス、ブエルタ・ア・エスパーニャといったビッグレースに出場したこともあるライダーだ。

 マルコス・ガルシアは、3度のブエルタ・ア・エスパーニャ完走経験をもつクライマー。阿曽光佑は下部チームのキナンAACAからの昇格で、阿曽圭佑の双子の弟だ。

マルコス・ガルシアマルコス・ガルシア
阿曽光佑阿曽光佑

「ツール・ド・熊野」を目標に1月から始動

 チーム設立1年目の2015年シーズンは、国内最高峰のシリーズ戦「Jプロツアー」で1勝を挙げたほか、ヨーロッパとアジアのUCIレースにも積極的に参戦した。またホストチームとして開催する東海地方のシリーズ戦「AACAカップ」は、選手発掘と育成の場として定着している。

 2016年シーズンも、チームは国内外のUCIレースおよびJプロツアーに参戦する。クロフォードとサルツバーガーは、1月10日のオーストラリア選手権が初戦となる。チーム全体としては1月12日から国内で全員の顔合わせや写真撮影、記者発表を行い、その後スペインに渡ってキャンプを行ったあと、スペインで2月3~7日に行われるUCI1クラスのステージレース「ボルタ・ア・ラ・コムニタ・バレンシアナ(バレンシア一周)」に出場する予定だ。

 メーンスポンサーである「キナン」の地元で開催され、チーム最大の目標となる「ツール・ド・熊野」は6月16~19日に熊野地方(和歌山県・三重県)行われる。

キナンサイクリングチーム 2016年選手体制

ジャイ・クロフォード(オーストラリア)
ウェズリー・サルツバーガー(オーストラリア)★
リカルド・ガルシア(スペイン)
マルコス・ガルシア(スペイン)★
伊丹健治
野中竜馬
中西重智
阿曽圭佑
阿曽光佑★

退団選手:山本雅道、グレゴー・ガズボダ、ロイック・デリアック、水野恭兵

日本人各選手・監督のコメント

●伊丹健治
「1レース1レース大事に走りたい。特にUCIレースでは、UCIポイント獲得にこだわって貪欲に走りたい。(選手が)多国籍で、なかなかコミュニケーションをとるのが大変だが、現在英語を勉強中なので、スキルアップしながら、チーム一丸となって戦っていきたい」

●野中竜馬
「今年(2015年)はチーム初年度ながら本当に素晴らしい活動をさせてもらった。出るレースや生活環境を最大限に良くしてくれたチームに感謝している。多くの事を学べた年になった。2016年はさらに成長してチームに貢献出来る選手になりたい」

●中西重智
「アシストとして走れる力、技術を身につけ、チームで1つでも多く勝利を目指す。チャンスがあれば自ら狙っていきたい。経験豊富な選手が多いので、トレーニング、レースから多くを学んで成績につなげていきたい」

●阿曽圭佑
「来シーズンは自分のなかで勝負の年だと思う。自分の走りを確立し、チームに貢献できるよう努力していく。また来シーズンも挑戦し続けたい」

●阿曽光佑
「研修生から来季より選手として走ることになり、自分に与えられた仕事の一つひとつを大切にして頑張っていきたい。チームには尊敬する選手ばかりなので、多くを吸収してチームの成績に貢献していきたい」

●石田哲也監督
「チーム発足2年目のシーズンがいよいよ始まる。初年度の1年間はトライアンドエラーを繰り返し、経験を積んできた。2年目は成績にこだわり、強いキナンサイクリングチームを目指す。ファンの皆さまに応援していただけるようなチーム作りを心がけていきたい」

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