バイクインプレッション2015「TIME IZON AKTIV」 ダンパー内蔵のフォークを搭載した万能型カーボンロード

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 革新的なカーボンフレームを発表してきたタイムが振動減衰システムを搭載した「AKTIV(アクティブ)フォーク」を2015年モデルから発売を開始した。これはライダーにとって最も不快な低周波数帯の振動を抑える効果をもたらしているという。2016年モデルにおいても、ロードバイク3機種すべてにその設定を用意。ノーマルフォークとの価格差は8万円だ。今回はオールラウンダータイプのIZONの、アクティブフォーク仕様に試乗した。

TIME IZON AKTIV(タイム アイゾン アクティブ) Photo: Masami SATOUTIME IZON AKTIV(タイム アイゾン アクティブ) Photo: Masami SATOU

TIME IZON AKTIV(タイム アイゾン アクティブ)
価格:540,000円(フレーム、税抜)
600,000円(オプションカラーフレーム、税抜)
サイズ:XXS、XS、S、M、L、XL
カラー:GRAPHITE – GLOSS、BLANC – GLOSS、ROUGE – GLOSS
問い合わせ先:ポディウム  http://www.podium.co.jp/time/

スペック

フレーム:カーボン
フォーク:IZON用AKTIVフォーク、CMTフロントドロップアウト
変速機:カンパニョーロ・スーパーレコード(F)&(R)
ギヤ:カンパニョーロ・スーパーレコード 50×34T、12-27T(11s)
ホイール:カンパニョーロ・ボーラウルトラ35
重量:6.6kg(完成車実測値)

2015年モデルから投入された「AKTIVフォーク」は、内部にチューンド・マス・ダンパー(同調質量ダンパー)を内蔵。IZONフレームにアジャストされ、振動減衰性能を高めている Photo: Masami SATOU2015年モデルから投入された「AKTIVフォーク」は、内部にチューンド・マス・ダンパー(同調質量ダンパー)を内蔵。IZONフレームにアジャストされ、振動減衰性能を高めている Photo: Masami SATOU
ゆるかにベントしたシートステーと左右非対称のチェーンステーは、カーボンの利点を生かし、自由なデザインで最適な形状を導いた Photo: Masami SATOUゆるかにベントしたシートステーと左右非対称のチェーンステーは、カーボンの利点を生かし、自由なデザインで最適な形状を導いた Photo: Masami SATOU
付属品ではないが、ハンドルの「エルゴドライブ」(4万6000円)と「モノリンク アルティウム ステム」(4万9500円)がベストマッチ Photo: Masami SATOU付属品ではないが、ハンドルの「エルゴドライブ」(4万6000円)と「モノリンク アルティウム ステム」(4万9500円)がベストマッチ Photo: Masami SATOU

インプレッション BY 松尾修作・米山一輝

松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU松尾修作 NAUTS代表兼選手。元プロロードレーサーでヨーロッパをはじめ、アジアツアーやJプロツアーのレースを転戦した。脚質はオールラウンダーで、剛性が高いバイクよりはしなやかでも伸びのあるバイクを好む。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 画期的な振動減衰システムを搭載したアクティブフォークが2016年モデルにも継続して、アイゾン、スカイロン、フルイディティと、すべてのロードに設定されている。異彩を放つ存在感のある容姿だけど、乗ってみた感想はどう?

松尾 強烈な見た目のアクティブフォークですが、実際に乗っても存在感十分で、ノーマルのフォークとはまったく別のフィーリングでしたよ。

米山 アクティブフォークのカットモデルを見たけれど、フォーク先端部からスプリングブレードを介して同調質量ダンパーが取り付けられるので、構造上は当然ながら重くなるよね。乗ってもやはりその重さは想像以上だった感はある。

松尾 ひと漕ぎ目のバイクを振った瞬間からフォークの質量を感じて、軽やかという感じではなかったですね。でも、フレームはしなやかで、ラグの気持ち良い加速感が魅力だと思います。フォークがしっかりしている分、もがいてもヨレずに真っ直ぐ進みます。

米山 さすがに機敏に振るようなダンシングは苦手という印象。

松尾 重さや存在感が上りでは脚を引っ張るかもしれませんが、ヒルクライムだけでなく、様々なシチュエーションを繰り返すロードレースでは、恩恵を感じる場面が多いのではないでしょうか。フレームがもう少しガシッとした剛性感であれば、バランスは取れたかもしれませんが、フラッグシップ機のスカイロンよりも、アイゾンのほうがフレームが細身でしなやかなバイクな分、よりアクティブフォークの恩恵を感じやすいと思います。

米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU米山一輝 サイクリスト編集部のエースライダー。数多くのトップ選手を輩出した東京の名門クラブチームで15年の選手経歴を持つ元レーサーで、現在は国内レースを取材で転戦中。身長175cm Photo: Masami SATOU

米山 下りや平坦は安定していて良かったよね。フォークを中心に高い安定性があって、路面から受ける振動をいなして、常に真っ直ぐ走らせてくれる。

松尾 そうですね。フレーム自体も比較的しなやかなので、もともと細かい振動に対しては得意だと思います。体重が軽く、小柄なライダーであれば、ノーマルフォークをお勧めしますが、スプリントなどでパワーをかけても全くヨレず、まっすぐに進んでくれる特性がボクにとっては必要なのでこっちが好きです。

米山 走り方や体格に合わせて選べるのは良いよね。

松尾 フォークが異なるだけで、明らかに性格の違うバイクになりますが、選択ができるというのは魅力ですし、そこがタイムというブランド力ですね。

(編集 齋藤むつみ)

Photo: Masami SATOUPhoto: Masami SATOU

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